品川区立品川歴史館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Japanese Map symbol (Museum) w.svg 品川歴史館
Shinagawa historical museum 2009.JPG
外観写真
施設情報
正式名称 品川区立品川歴史館
管理運営 品川区
開館 1985年(昭和60年)
所在地 140-0014
東京都品川区大井6-11-1
外部リンク 公式サイト
プロジェクト:GLAM

品川区立品川歴史館(しながわくりつしながわれきしかん)は、東京都品川区大井6にある歴史博物館

概要[編集]

品川区が1985年に設立し運営する区立の歴史博物館。原始からの品川の歴史、生活文化に関する資料を展示。史料の収集、保存や行政資料の保存も行う。地域史等の歴史を学ぶ場としての機能もあり、企画展や講演会、子供向けの講座、親子体験講座を随時開催している。伝統的文化活動の場として、庭園茶室書院を併設し利用ができる。

元々建設地には昭和初期に安田財閥系の安田善助の邸宅として建てられ、その後電通の出捐で設立された財団法人吉田秀雄記念事業財団が譲り受けて1966年に吉田記念館として開館した書院造の屋敷が建っており、歴史館の建設に際しては離れで建てられていた茶室と庭園の大部分をそのままの形で残している。

建設中には、「大井鹿島遺跡」が発見され、26軒に上る竪穴式住居跡群や土器砥石などの生活用品が見つかっている。

歴史館から徒歩5分ほどの場所には、大森貝塚遺跡庭園がある。

開館情報[編集]

開館時間[編集]

午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日[編集]

月曜日、国民の祝日(日曜日と重なった場合は開館)、国民の祝日が月曜日となった場合その翌日も。

施設[編集]

本館[編集]

常設展示 - 「大森貝塚とモース博士」、「東海道品川宿」の2つを柱とし、原始古代から現在までを展示。ロビーのパソコンでは所蔵する「浮世絵」の検索が可能。

  • 第1展示室 - 原始古代から江戸時代まで。縄文土器弥生土器、人物埴輪の展示。また、江戸時代農業漁業の解説や器具等の展示、品川用水の模型、品川宿の賑わいなどを模型にて紹介。
  • 第2展示室 - 明治以降からの資料や出土した花瓶や戦時下の暮らしの様子、空襲で溶けたガラスなどを展示。また、沢庵宗彭の茶碗、大硯、筆、印章といった、東海寺の寺宝も展示されている。

図書資料室・児童図書コーナー - 歴史の本や資料、約1万9千冊を保存。椅子とテーブルもあり閲覧も可能。

モースコーナー - 大森貝塚の出土品(複製)の展示やエドワード・S・モースに関するパネル展示。

庭園[編集]

渓流を模した流れが2本と、四季折々の草木が配された芝生庭園。歴史館建設中に敷地内で発見された水琴窟が修復・再現されている。

書院[編集]

元の建築物の材料をできるだけ再利用し、同じ形で復元された。10畳、12畳半、水屋2間、32畳の回廊

茶室[編集]

当時のままの姿で建てられている。名称を「松滴庵(しょうてきあん)」という。2畳中板、3畳、4畳半、水屋。

講堂[編集]

定員100名の講堂と24名の小講堂がある。

文化財[編集]

品川区指定文化財が所蔵されている。

  • 金赤色被桜文硝子花瓶(きんあかしょくひさくらがらすかびん) - 有形文化財(工芸品)
  • 典籍「南浦地名考」(てんせき なんぽちめいこう) - 有形文化財(典籍)
  • 宮川家文書 - 有形文化財(古文書)
  • 大島家文書 - 有形文化財(古文書)
  • 品川歩行新宿加宿裁許状(しながわかちしんしゅくかしゅくさいきょじょう) - 有形文化財(古文書)
  • 品川区出土玦状耳飾(~けつじょうみみかざり) - 有形文化財(考古資料)
  • 添浦高札(そえうらこうさつ) - 有形文化財(歴史資料)
  • 文亀三年銘一石五輪塔 - 有形民俗文化財
  • 品川海苔生産用具 - 有形民俗文化財

刊行物[編集]

図録や風景図、絵葉書などの出版販売も行う。中でも「品川歴史館紀要」は1986年から毎年発行されている。

アクセス[編集]

JR京浜東北線大森駅山王北口徒歩10分。 京急本線立会川駅徒歩13分。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]