レボメプロマジン
ナビゲーションに移動
検索に移動
|
| |
| IUPAC命名法による物質名 | |
|---|---|
|
(2R)-3-(2-Methoxyphenothiazine-10-yl-)-N,N,2-trimethylpropanamine | |
| 臨床データ | |
| 投与方法 | 経口、まれに筋肉注射 |
| 薬物動態データ | |
| 生物学的利用能 | 約 50 - 60% |
| 代謝 | 肝臓 |
| 半減期 | 15 - 30時間 |
| 排泄 |
糞便および尿 (代謝産物)、 未代謝1% |
| 識別 | |
| CAS番号 | 60-99-1 (7104-38-3 [マレイン酸塩], 1236-99-3 [塩酸塩]) |
| ATCコード | N05AA02 (WHO) |
| PubChem | CID: 72287 |
| KEGG | D00403 |
| 化学的データ | |
| 化学式 | C19H24N2OS |
| 分子量 | 328.473 g/mol |
レボメプロマジン(Levomepromazine)とは、フェノチアジン系の抗精神病薬である[1]。抗精神病作用、制吐作用、鎮静作用を示す。ノルアドレナリン系の遮断が強い。日本では、先発品の商品名にヒルナミン、レボトミンがある。処方箋医薬品である。
日本の精神科治療薬のうち過剰摂取時に致死性の高い薬の4位である[1]。
薬理[編集]
脳内のD2受容体(ドーパミン2受容体)を遮断することにより、不安、興奮、イライラ、不眠などの症状を改善する。力価が低いため、D2受容体への選択性は低く、幻覚、妄想などを抑える効果は低いが、ノルアドレナリン神経系への作用が強く、思考を抑制し、強力な鎮静作用を発揮する。α受容体の遮断や抗ヒスタミン作用などが強く、その分、血圧降下やめまい・眠気・判断力の低下が強く出ることがある。
適応[編集]
適応は、躁病、統合失調症、うつ病における不安・緊張である[2]。
副作用[編集]
抗コリン作用などが強く起こることがある。主に、眠気、だるさ、口の渇き、便秘、かすみ目、性機能障害、起立性低血圧などが起こることがある。抗アレルギー効果(ヒスタミン受容体遮断)があるため、鼻づまりなどの症状が起きることがある。
臨床試験の期間内では、まれに錐体外路症状、悪性症候群、パーキンソン病症状(パーキンソニズム)が発生することがある。
致死性[編集]
日本のデータから、精神科治療薬110種類の中で、過剰摂取時の致死性は4位である[1]。コリン作用やQT延長作用から心臓死のリスクが高い[1]。