ライアン・マシューズ (アメリカンフットボール)
Ryan Matthews | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基本情報 | |||||||||||||||
ポジション | ランニングバック | ||||||||||||||
生年月日 | 1987年10月10日(37歳) | ||||||||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州リバーサイド | ||||||||||||||
身長: | 6' 0" =約182.9cm | ||||||||||||||
体重: | 218 lb =約98.9kg | ||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||
大学 | カリフォルニア州立大学フレズノ校 | ||||||||||||||
NFLドラフト | 2010年 / 1巡目全体12位 | ||||||||||||||
初出場年 | 2010年 | ||||||||||||||
初出場チーム | サンディエゴ・チャージャーズ | ||||||||||||||
所属歴 | |||||||||||||||
| |||||||||||||||
NFL 通算成績 | |||||||||||||||
| |||||||||||||||
Player stats at PFR |
ライアン・マシューズ(Ryan Matthews 1987年10月10日- )はカリフォルニア州リバーサイド出身のアメリカンフットボール選手。現在フリーエージェント。ポジションはランニングバック。
経歴
[編集]プロ入りまで
[編集]黒人の父親と白人の母親の間に生まれた。彼が生まれたとき、母親はまだ16歳であった。父親とは数回しか会うことがなく、彼と母親は最初の4ヶ月を1969年式のオールズモビルで過ごした。彼が子どもの時、母親と共にベイカーズフィールドから南東に35マイルのテハチャッピに引っ越した。そして母親は生活のため、複数の仕事を掛け持ちで行った。5歳の時からライアンはフットボールを始めた。彼女の母親は必ず試合を見に行った。
中学を卒業するとともに、彼はベイカーズフィールドの高校に入学、そこでランニングバック、クォーターバック、ラインバッカーとしてプレーした。2年の時、オフェンスでは1,104ヤードを走って18TD、ディフェンスでは97タックル、16サックをあげた[1]。3年の時には3,396ヤード(平均9.97ヤード)を走り44TD、QBとしても851ヤードのパスを投げて11TDをあげた[1]。この年彼は州のファーストチーム、オールアメリカンのセカンドチームに選ばれた[1]。
アリゾナ州立大学、コロラド大学、ネバダ大学、ワシントン大学、UCLAからのリクルーティングもあったが、彼はカリフォルニア州立大学フレズノ校を選んだ[1]。
大学1年次には145回のキャリーで866ヤードを走り、14TDをあげた。平均獲得ヤードとTD数はこの年の全米の1年生トップの数字であった。2年次には開幕から4試合経過したところで、ラン獲得ヤード、TD数で全米のトップ10に入った。開幕から4試合目のUCLA戦では166ヤードを走り2TDをあげたが、この試合でひざを負傷してしまった。その後3試合での出場機会はほとんど無く、最後の5試合は欠場、113回のキャリーで606ヤード、8TDでシーズンを終えた[1]。
3年次の2009年には、12試合に出場し、全米トップの1,808ヤード(平均150.67ヤード)[2]、19TDをあげた[3]。なお1試合を脳震盪のため欠場している[4]。この年、CBSスポーツ[5]、スポーツ・イラストレイテッド[6]、AP通信よりオールアメリカンセカンドチームに選ばれた[7]。
12月に大学4年次には進まず、ドラフトにアーリーエントリーすることを表明した[8]。
ドラフト前のスカウティング・コンバインの40ヤード走では4秒45の記録を出している[9][10]。
NFL
[編集]2010年のNFLドラフトではラダニアン・トムリンソンの後継者を探すサンディエゴ・チャージャーズがトレードアップを行い、1巡12位で彼は指名された[11]。フレズノからドラフトで指名された選手としては2002年全体1位指名のデビッド・カー、1994年全体6位氏名のトレント・ディルファーに次ぐ史上3番目の早さであった。
チームとの契約は遅れて、トレーニングキャンプをホールドアウトし[12]、8月1日に5年間2,665万ドル(1,500万ドルの保障)で契約を結んだ[13]。
第2週のジャクソンビル・ジャガーズ戦で足首を痛めて、翌週の試合に欠場した[14]。
2011年、第3週のカンザスシティ・チーフス戦では19回のランで94ヤード、2TDをあげて勝利に貢献した[15]。11月27日のデンバー・ブロンコス戦では22回のランで137ヤードを獲得したが、チームは6連敗を喫した[16]。
この年14試合に出場し、1,091ヤード、6TD、[17]、レシーブ50回で455ヤードを獲得した。
この年、レイ・ライスの代わりにプロボウルに選ばれた[18]。
2012年、7月30日に交通事故を起こし、軽傷を負った[19][20]。8月のプレシーズンゲームで鎖骨を骨折[21]、復帰は10月頃の見込となっている[22]。
2013年、キャリアで初めて全16試合に出場、この年NFLトップとなる6試合で100ヤード以上を走り、合計1255ヤードを走った[23]。オーバータイムにもつれた第17週のカンザスシティ・チーフス戦では24回のランで自己ベストの144ヤードを走り、27-24での勝利に貢献した[24]。デンバー・ブロンコスとのディビジョナルプレーオフでは5回のランで26ヤードの獲得にとどまり、チームは17-24で敗れた[25]。
2014年、第2週のシアトル・シーホークス戦でMCLを痛めて7試合に欠場[26]、第14週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦で足首を負傷し、シーズン残り試合を欠場した[27]。
2015年3月12日、フィラデルフィア・イーグルスと契約を結んだ[28]。
人物
[編集]子どもの頃、サンディエゴ・チャージャーズのファンであり、ラダニアン・トムリンソンのランニングスタイルに憧れていた。彼は大学で、トムリンソンの背番号と同じ21番を着けた[29]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “Profile”. gobulldogs.com. 2012年9月16日閲覧。
- ^ Rob Rang (2010年2月22日). “Overlooked Mathews ready to claim respect he deserves”. CBSスポーツ. 2012年9月16日閲覧。
- ^ “憧れの“L・T”後継者に、新人RBマシューズ”. NFL JAPAN (2010年8月31日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “Mathews out vs. Louisiana Tech”. ESPN (2009年11月17日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “CBSSports.com 2009 All-America Team”. CBSスポーツ (2009年12月8日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “SI.com's 2009 All-Americas”. スポーツ・イラストレイテッド (2009年12月15日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “2009 Associated Press All-America Team”. AP通信 (2009年12月15日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ Joe Schad (2009年12月21日). “Sources: Fresno State tailback to go pro”. ESPN. 2012年9月16日閲覧。
- ^ “2010 NFL Combine Results”. ESPN (2010年). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “ドラフトまで1カ月、現時点での1巡指名予想 -後編-”. NFL JAPAN (2010年3月21日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “2010年ドラフト通信簿 -AFC西地区-”. NFL JAPAN (2010年4月27日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “チャージャース、ドラ1新人RBもホールドアウト”. NFL JAPAN (2010年7月27日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “Chargers sign 12th overall pick RB Ryan Mathews”. USAトゥデイ (2010年8月1日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “チャージャース、TマクニールとRBマシューズが練習復帰”. NFL JAPAN (2010年9月30日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “RBマシューズ2TDラン、チャージャースを勝利に導く”. NFL JAPAN (2011年9月26日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “ブロンコス4連勝で貯金1、OT終了間際で勝利つかむ”. NFL JAPAN (2011年11月28日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “チャージャース、エースRBマシューズが開幕戦欠場”. NFL JAPAN (2012年9月9日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ Bill Williamson (2012年1月23日). “Two Chargers added to Pro Bowl team”. ESPN. 2012年9月16日閲覧。
- ^ “Chargers' Mathews suffers minor injuries in crash”. Yahoo! (2012年8月1日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “チャージャース、RBマシューズが交通事故で軽傷”. NFL JAPAN (2012年8月1日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “プレシーズン第1週で起きた悪い出来事”. NFL JAPAN (2012年8月14日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ “鎖骨骨折のRBマシューズ、復帰は10月以降か”. NFL JAPAN (2012年8月17日). 2012年9月16日閲覧。
- ^ David White (2014年1月11日). “Ryan Mathews' body keeps cutting into building of his NFL body of work”. The Fresno Bee. 2015年3月14日閲覧。
- ^ Michael Gehlken (2013年12月30日). “MATHEWS’ STELLAR SEASON CONTINUES”. utsandiego.com. 2015年3月14日閲覧。
- ^ Kevin Acee (2014年1月12日). “Mathews finishes season on sideline”. utsandiego.com. 2015年3月14日閲覧。
- ^ Gregg Rosenthal (2014年9月15日). “Injury roundup: Ryan Mathews out 4-5 weeks”. nfl.com. 2015年3月14日閲覧。
- ^ Tom Krasovic (2014年12月26日). “Ryan Mathews: will return 'as fast as I can'”. utsandiego.com. 2015年3月14日閲覧。
- ^ “RB Ryan Mathews Signs Three-Year Deal”. philadelphiaeagles.com (2015年3月12日). 2015年3月14日閲覧。
- ^ “Countdown to Kickoff: 4 Days”. gobulldogs.com (2008年8月28日). 2012年9月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference
- Fresno State Bulldogs bio
- San Diego Chargers bio
|