ヨースト・レーシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ヨースト・レーシングがIMSA GTチャンピオンシップで使用したポルシェ962

ヨースト・レーシング (Joest-racing ) はドイツのレーシングチームである。日本のメディアではイェストとする表記もある[1]スポーツカーレースの強豪チームのひとつであり、自動車メーカーのワークス活動を代行することもある。

概要[編集]

1978年に元ポルシェのワークスドライバーであったラインホルト・ヨースト英語版によってヴァルト=ミヒェルバッハに設立された。以降耐久レースをメインに活動。

1985年のル・マン24時間レースには独自にモトロニックのセッティングを施したポルシェ・956Bを使用してポルシェワークスに打ち勝つ[2]などル・マン24時間レースで12勝を挙げており、ル・マンに参戦するチームの中でも有力な存在である。

また1988年のル・マン24時間レースにはワークスシャシーのポルシェ・962Cであったシリアルナンバー962-004を譲り受けて参戦[3]したり、1989年のル・マン24時間レースには準ワークスとして参戦[4]するなどポルシェから深い信頼を得ていった。この時期にはブルン・モータースポーツクレマー・レーシング英語版と並んでポルシェの三強と並び称される事もあった。

1998年アウディと契約して以後はアウディの事実上のセミワークスチームとなり、アウディのプロトタイプレーシングカーの開発やレースオペレーションに深く関わり、R8でル・マンを連覇するなど耐久レースにおいての強さを見せつけていた。2003年にはベントレーのスピード8(ベースはR8ではあるが)でル・マンを制覇するなど使用車両に関係なく強さを発揮するなど「耐久王」の名にふさわしい活躍をしていたが、2016年にアウディが同年度を持ってプロトタイプレーシング活動からの撤退を発表し、およそ20年近くに渡る両者の関係に終止符が打たれた。

2017年中盤に、それまでユナイテッド・スポーツカー選手権のPクラスにDPi車両で参戦していた北米マツダは、2018年からは従来のスピードソースに代わり、ヨーストにオペレーションを委託する旨を発表した。これによりヨーストは、約2年ぶりにプロトタイプレーシングの世界に復帰することになった。マシンはライリー・マルティマティック製LMP2をベースにしたRT24-Pで[5]、心臓部には英国AER製直4ターボを収める[6]

歴史[編集]

ル・マン24時間レースで2000年から三連勝したアウディR8

脚注[編集]

  1. ^ "日本の名レース100選バックナンバー". オートスポーツweb. 2017年3月30日閲覧。
  2. ^ 『Gr.Cとル・マン』p.63。
  3. ^ 『Gr.Cとル・マン』p.71。
  4. ^ 『ルマン 伝統と日本チームの戦い』p.112。
  5. ^ 新プロトタイプ「マツダRT24-P」、LAオートショーでアンベイル
  6. ^ MZracingさんのツイート

参考文献[編集]

外部リンク[編集]