ユニットコム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
株式会社ユニットコム
UNIT.COM INC.
Melonbooks Osaka Nipponbashi 2009.JPG
正面のビルがユニットコム本社ビル[1]
左に「パソコン工房」の看板の見えるビルがユニットコムの登記上の所在地
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 556-0005
大阪市浪速区日本橋四丁目16番1号
設立 1990年9月28日
(アロシステム株式会社)
業種 小売業
事業内容 パソコン専門店及びECサイトの運営等
代表者 高島 勇二(代表取締役)
資本金 98百万円
売上高 313億81百万円(2015年3月期)
純利益 1億15百万円(2015年3月期)
純資産 24億4百万円(2015年3月31日現在)
総資産 135億80百万円
(2015年3月31日現在)
従業員数 713名(2016年3月末現在)
決算期 3月末日
主要株主 MCJ 99.9%
(2015年3月31日現在)
関係する人物 前谷正弘
外部リンク http://www.unitcom.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社ユニットコム(英文名称:UNIT.COM INC.)は、パソコンショップチェーン展開している、日本のパソコン小売業者。ショップ展開の他にも、独自ブランドのパソコンの製造・販売等を行っている。

概要[編集]

パソコン周辺機器メーカーである株式会社アイシーエムの100%出資子会社として、「アロシステム株式会社」として設立し、パソコン工房を展開した。 後年、「TWO TOP」を展開する株式会社フリーウェイ(並びに子会社の株式会社ツートップ)、「フェイス」を展開する株式会社フェイスを合併などで、「パソコン工房、グッドウィル、TWOTOP、FAITH、FreeT、BUY MORE (バイモア)、SELL MORE(セルモア)」とショップを拡大した。[2]

沿革[編集]

フリーウェイ/フェイス→(旧)ユニットコム[編集]

1988年
株式会社フリーウェイ設立。
1993年
フリーウェイが「TWO TOP」を展開する子会社として株式会社ツートップを設立。
1996年
フリーウェイが、子会社株式会社ツートップを吸収合併。
1998年
10月 株式会社フェイス設立。フリーウェイの当時の専務、TWO TOP秋葉原本店店長らによる独立。
2000年
6月 フリーウェイが民事再生法の適用を申請し事実上倒産。その後間もなくキョウデンの傘下に入る。
2002年
11月 キョウデンがフリーウェイ(ツートップ)を清算し、新設のツートップ株式会社に売却。
同月 キョウデンがフェイスにツートップ株式会社を売却(フェイスがツートップを吸収合併)。
2003年
8月 株式会社フェイスが「株式会社ユニットコム」に商号変更。

アロシステム→ユニットコム[編集]

1990年
パソコン周辺機器メーカーの株式会社アイシーエムの子会社としてアロシステム株式会社が設立(当初はコンピューターソフトウェア開発会社)。
1995年
11月 アロシステムが「パソコン工房」の展開を開始。
1996年
6月 アロシステム、アイシーエムから独立(のちにアイシーエムは自己破産)。
2003年
10月 アロシステム、株式会社ユニットコムを傘下に収める。
2004年
10月 アロシステムがユニットコムを吸収合併[3]
2005年
8月 PCジャパン(仮)設立発表 (株式会社MCJ、アロシステム株式会社、株式会社シネックス)
2007年
5月 株式会社MCJの完全子会社になる。
9月 関連通販サイト「パソコン工房」より、2,935人分の顧客の個人情報等を流出[4]
10月 社名の「システム」が現状の業務実態にそぐわないことからアロシステム株式会社が「株式会社ユニットコム」に商号変更[5]
2010年
9月 関連通販サイト「フェイスインターネットショップ」・「ツートップインターネットショップ」より、顧客のクレジットカード情報 74,048件及び個人情報180,074件を流出。
2012年
4月 グッドウィル子会社が運営してきたパーツショップ「PC DIY SHOP FreeT」の事業を社員・スタッフを含めて継承し運営を開始。
6月 グッドウィルの株式を取得し、子会社化。
同月 パソコン製造子会社のアイシーエムカスタマーサービスを吸収合併。
10月 グッドウィルを吸収合併。
2013年
3月 秋葉原地区店舗のブランドを「BUY MORE」へ統合。
5月 中古製品の販売・買取専門の通販サイト「SELL MORE」を開設[6]
10月 有限会社デジタルドラゴンの中古パソコンネット通販事業を事業譲渡により買収。
同月 パソコン製品のプライベートブランド「iiyama PC」の展開を開始[7]
2014年
11月 アニメ専門チャンネルのアニマックスと声優プロダクションの81プロデュースと共同でコンセプトカフェ「アニマックスCAFE」の運営を開始。翌12月に1号店を秋葉原にオープン[8][9]
2015年
1月 ゲームソフト・DVD専門の通販サイト「コムショップ通販」を運営する株式会社コムコーポレーションの株式を取得し、子会社化[10]
2月 ファッション通販サイトを運営するティアクラッセ株式会社の株式を取得し、子会社化。
4月 Microsoft Authorized Refurbisherによる再生中古パソコンの取扱いにおいて日本一を達成し、「Microsoft Authorized Refurbisher JAPAN Award FY15」を受賞[11]

ショップブランド・ECサイト[編集]

パソコンショップ[編集]

パソコン工房 広島商工センター店

カフェ[編集]

  • アニマックスCAFE

ECサイト[編集]

  • デジタルドラゴン
  • SELL MORE
  • コムショップ
  • ティアクラッセ

iiyama PC[編集]

ユニットコムが展開しているパソコン製品のプライベートブランド

かつてはLesance(レサンセ)というブランドがあったが[12]、同ブランドの立ち上げ及び製品の販売拡大に伴い、事実上終息する形となった[13]。ブランド名は同じMCJ傘下であるマウスコンピューターの液晶モニターブランドiiyamaから受け継いでいるが、ブランドロゴは別デザインのものを採用している(ロゴはiiyamaの「ii」の上段部分が∞(無限大)のマークになっており、現在はモニターブランドのものに近いデザインに一新されている)。

なお、製品の生産は長野県で行われている[14]

主な製品[編集]

2015年より製品ラインアップを一新する目的で展開されたブランド群「∞シリーズ」を現在の主力商品としている。

※以下の製品一覧は2017年5月現在のもの。

  • 一般ユーザー向け製品(STYLE∞)
    • デスクトップパソコン
      • I-Class
      • S-Class
      • M-Class
      • E-Class
      • R-Class
      • Q-Class
    • ノートパソコン
      • Pシリーズ
      • Hシリーズ
      • Xシリーズ
      • XRシリーズ
      • XGシリーズ
  • ゲーマー向け製品(LEVEL∞)
    • C-Class
    • F-Class
    • M-Class
    • R-Class
    • G-Class
    • N-Class
  • クリエイター向け製品(SENSE∞)
  • ビジネス向け製品(SOLUTION∞)
    • bz S
    • bz M
    • bz T
    • bz C
    • bz N5
    • VR開発向けモデル
  • タブレットパソコン
  • コンセプトPC製品

かつて販売していた製品[編集]

  • 一般向け製品
    • デスクトップパソコン
      • MD7
      • MN7
      • SL5
      • ML5
    • スティック型パソコン
      • Picoretta
  • ゲーマー向け製品(LEVEL∞)
    • S-Class
  • クリエイター向け製品(SENSE∞)
    • RAW現像・写真編集向けモデル
  • ビジネス向け製品(iiyamaBiz)
  • ワークステーション
    • bz T

∞(インフィニティ)シリーズ[編集]

iiyama PCにおいて展開されている製品ブランド群の総称。一般ユーザー向けのSTYLE∞(スタイル インフィニティ)を中核に据え、ゲーマー向けのLEVEL∞(レベル インフィニティ)、クリエイター向けのSENSE∞(センス インフィニティ)、ビジネス向けのSOLUTION∞(ソリューション インフィニティ)が用意されている。LEVEL∞は、同シリーズの第1弾として他のブランドよりも先に、2015年6月25日[15]に誕生した。

[編集]

2014年12月に発売された製品シリーズ。和をコンセプトにしており、日本の伝統的な建築工法の一つである鎧張りをデザインに取り入れている[16]

Picoretta[編集]

2015年3月に発売されたスティック型パソコン。テレビのHDMI端子に接続して使用する。

iiyamaBiz[編集]

かつて存在していた法人用パソコンのブランド。現在は上記のSOLUTION∞に置き換わる形で消滅している。

直営店舗[編集]

秋葉原、大阪、名古屋の3拠点にiiyama PCの直営店舗がある[17]。秋葉原店はゲーマー向け製品LEVEL∞の専門店「LEVEL∞HUB」に併設されており、同店舗にはかつてマウスコンピューターのゲーム用製品ブランドG-Tuneの専門店である「G-Tune:Garage」が入っていた[18]

戦国戦隊イイヤマン[編集]

iiyama PCの広報キャラクター。「上杉謙信の密命により結成された秘密戦隊」という設定で、男性3人・女性2人+ロボットの構成。2014年5月の発表時点ではレッドとイエロー以外のメンバーが公開されず、消息不明とされていたが、6月にブルー、11月にグリーンとピンクが加わったことで全メンバーが揃った[19][20]。現在は公式サイトにてショートコミックが不定期で掲載されている。

メンバー
  • イイヤマンレッド - イイヤマンのリーダー。性別:男。熱血漢で、イエローと共にBUY MOREでアルバイトをしながら、離ればなれになってしまったメンバーを探していた。
  • イイヤマンイエロー - イイヤマンの一員。性別:男。レッドの従者的存在で、レッドをサポートする役割。パソコンパーツに精通しており、新技術に目がない。
  • イイヤマンブルー - イイヤマンの一員。性別:男。新社会人として研修中、強制的にメンバーとして加えられた。冷静沈着でナルシストな堅物。
  • イイヤマングリーン - イイヤマンの一員。性別:女。コスプレカフェでアルバイトをしていた時にスカウトされ、メンバーに加えられる。気が弱く控えめな性格で、異性が苦手。
  • イイヤマンピンク - イイヤマンの一員。性別:女。ユニットコムの東京本社に勤務しており、自らイイヤマンに加わってきた。高飛車で気が強い性格。
  • めしやま - Windowsベースで動いているスーパーロボット。普段は小さく可愛らしい姿をしているが、体に付いている電源ボタンを押すことで巨大化して戦うことができる。2015年8月に第6回ゆるキャラグランプリにエントリーされたが、受賞には至らなかった[21]

セキュリティ事故[編集]

大規模なセキュリティ事故を2007年9月と2010年9月の二度発生させている。特に2010年9月の事故はほぼ全会員のクレジットカードを含む個人情報を流出させる大事故となった[22]

CM[編集]

2015年7月より、ゲーム用製品ブランドLEVEL∞のテレビCMがTOKYO MXなどで放映。同CMではAV女優の紗倉まながLEVEL∞製品の擬人化役として登場し、ゲームプレイヤーに語りかけるという内容になっている。マウスコンピューターでもゲーム用製品ブランドG-TuneのウェブCMを同じ内容で製作しており、こちらはグラビアアイドルの倉持由香が出演している[注釈 1][23][24]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ テレビCMは「天使編」と「悪魔編」の2バージョンが製作されている。

出典[編集]

  1. ^ 旧アロシステム本社ビル
  2. ^ 合併の結果、歴史が非常に複雑となっている。なお株式会社ツートップとツートップ株式会社は別の会社。また、千葉で登記した「株式会社ユニットコム」という会社は2001年4月から2004年12月までにも存在しているが、2004年12月から「株式会社グランドユニット」へ商号変更した。
  3. ^ アロシステム、ユニットコムを吸収合併”. PC Watch (2004年10月5日). 2016年2月17日閲覧。
  4. ^ アロシステムの情報流出は「パソコン工房」の通販顧客など2,935人分”. INTERNET Watch (2007年9月20日). 2017年7月22日閲覧。
  5. ^ アロシステム、商号を「ユニットコム」に変更”. PC Watch (2007年10月2日). 2016年2月17日閲覧。
  6. ^ ユニットコムの中古販売・買取サイト「SELL MORE」オープン! (PDF) (2013年5月20日、ユニットコム:プレスリリース)
  7. ^ 2013年10月18日(金)モニター・ディスプレイで40年の歴史と技術力を持つ「iiyama」がユニットコムにて新たに『iiyama PC』ブランドの展開を開始致します。(2013年10月11日、ユニットコム:プレスリリース) (PDF)
  8. ^ ユニットコムとアニマックが秋葉原に「アニマックス CAFE」開店”. Livedoor ニュース (2014年11月18日). 2016年1月27日閲覧。
  9. ^ ユニットコム、アニマックスとコラボした声優カフェをアキバにオープン”. PC Watch (2014年12月11日). 2016年1月27日閲覧。
  10. ^ [https:// www.unitcom.co.jp/info/press/2015022703.pdf ユニットコム、グループに中古ゲーム通販店「コムショップ」運営会社を加え、ネット買取・通販を強化] (PDF) (2015年2月27日、ユニットコム:プレスリリース)
  11. ^ 『Microsoft Authorized Refurbisher JAPAN Award FY15』を受賞! (PDF) (2015年4月24日、株式会社MCJ:プレスリリース)
  12. ^ レサンセ(Lesance):リーズナブルで抜群の高性能パソコン”. 2016年1月23日閲覧。
  13. ^ iiyama PC復活の狙いとは?:アキバのBUY MORE内に“オサレ”な「iiyama PC」ショールーム誕生――「幅広いユーザー層にアピールしたい」”. ITmedia (2013年10月18日). 2016年1月23日閲覧。
  14. ^ iiyama PCについて”. iiyama PC. 2016年1月23日閲覧。
  15. ^ 世界のiiyamaが放つ、新ゲーミングPCブランド「LEVEL∞(レベル インフィニティ)」誕生 (PDF) (2015年6月25日、ユニットコム:プレスリリース)
  16. ^ 「パソコンに日本のエッセンスを」iiyama PC 新シリーズ「雅 Miyabi project」の新デスクトップパソコンを発表 (PDF) (2014年12月5日、ユニットコム:プレスリリース )
  17. ^ 秋葉原・大阪日本橋をはじめとする店舗・ショールームのご案内:iiyama PC”. 2016年1月24日閲覧。
  18. ^ 紗倉まなさんも登場:アキバにPCゲーム専門店「レベル インフィニティ ハブ」――iiyama PCが新ブランドを設立”. ITmedia (2015年6月25日). 2016年1月24日閲覧。
  19. ^ iiyama PC、「戦国戦隊 イイヤマン」が広報活動を開始”. PC Watch (2014年5月16日). 2016年1月26日閲覧。
  20. ^ iiyama PCの広報キャラ「戦国戦隊 イイヤマン」が出揃う ~店舗とTwitterの連動キャンペーンも”. PC Watch (2014年11月14日). 2016年1月26日閲覧。
  21. ^ 『ゆるキャラ® グランプリ2015』に、iiyama PC 広報キャラクター『めしやま』がエントリーしました。 (PDF) (2015年8月28日、ユニットコム:プレスリリース)
  22. ^ 弊社通販サイト「フェイスインターネットショップ」「ツートップインターネットショップ」への不正アクセス発生のご報告とお詫び
  23. ^ AV女優・紗倉出演CM 刺激強すぎ”. web R25 (2015年7月2日). 2016年1月24日閲覧。
  24. ^ 紗倉まながiiyama PCの発表会で文字通り一肌脱いだ ~秋葉原にゲーマーのための新たな旗艦店「LEVEL ∞ HUB」が誕生~”. PC Watch (2015年6月25日). 2016年1月24日閲覧。

外部リンク[編集]