マブソン青眼

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マブソン青眼( - せいがん、1968年 - )は、フランス出身の俳人比較文学者、エッセイスト、翻訳家、「檻の俳句館」館主。本名はMabesoone Laurent(マブソン ローラン)。

略歴[編集]

1968年、フランス生まれ。パリ大学大学院日本文学研究科博士課程修了、早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(学術)(早大)。十文字学園女子大学信州大学非常勤講師。専門は小林一茶研究、俳文学、比較文学。

10歳の時、ボードレールの「旅への誘い」を読み、詩人になることを決心。16歳の時、交換留学中に栃木県立宇都宮高等学校の図書館で松尾芭蕉句の英訳と出会い、志を「詩人」から「俳人」に改める。のちにパリ大学で日本文学を学び、25歳の頃から句作がフランス語から日本語に変わる。その後再来日し、1996年から長野市に居を構え、信州の俳人・小林一茶の研究と執筆活動に専念する。1998年に、国際交流員として「長野オリンピック・俳句でおもてなし」という、オリンピック組織員会の公式文化プログラムを提案・担当する(作品[1]。1998年に、白馬村の渡辺俊夫と共に長野日仏協会を創立(現在、同協会顧問)。平成23年度、平成25年度NHK全国俳句大会ジュニアの部選者、第17回俳句甲子園審査委員長。2000年から俳句結社「海程」(金子兜太主宰)同人、2004年から「青眼句会」主宰。

「俳句弾圧不忘の碑」(上田市「無言館」近く、金子兜太揮毫、筆頭呼びかけ人:金子兜太、窪島誠一郎、マブソン青眼)

脱原発アピール・黄色いリボンイエローリボン)の提案者であり、旧・長野市立後町小学校樹木保存請求民事調停の申立人代表(2014年に合意)でもある。2017年、金子兜太窪島誠一郎と共に「昭和俳句弾圧事件記念碑の」(「俳句弾圧不忘の碑」建立計画)の筆頭呼びかけ人となり、同会の事務局代表を務める。2018月2月25に、「俳句弾圧不忘の碑」(金子兜太揮毫)が長野県上田市の「無言館」近くに建立され(除幕式のビデオ)、その横に「檻の俳句館」が開館され、以来マブソン青眼が館主を務めている。

著書[編集]

研究書[編集]

  • 『詩としての俳諧、俳諧としての詩 ― 一茶・クローデル・国際ハイク』(博士学位論文の単行本化、永田書房、2004年)
  • 『『おくのほそ道』解釈事典 - 諸説一覧』(共著、東京堂出版、2003年)
  • エッセー
  • 『一茶とワイン - ふらんす流俳諧の楽しみ』(「青眼句日記」「ノルマンディーの夏」所収、角川書店、2006年)
  • 『江戸のエコロジスト一茶』(角川書店、2010年)
  • 『参月庵ニッポン日記』(本阿弥書店「俳壇」誌、2013/1~2014/12連載)

訳書[編集]

  • 『一茶と句碑 Haiku graves dans la pierre - Inventaire des steles poetiques dediees a Kobayashi Issa』(一茶句碑の目録、仏語訳、里文出版, 2003年)
  • 『Journal des derniers jours de mon père』(一茶著『父の終焉日記』仏訳、Pippa Editions, 2014年)
  • 『反骨の俳人一茶 Haikus satiriques de Kobayashi Issa』(一茶の反権力の風刺句、日仏二ヶ国語出版、解説付、Pippa Editions, 2015年)
  • 『一茶と猫 Haikus sur les chats de Kobayashi Issa』(日仏二ヶ国語出版、解説付、Pippa Editions, 2016年)
  • 『日本レジスタンス俳句撰 HAÏKUS DE LA RÉSISTANCE JAPONAISE (1929-1945)』(日仏二ヶ国語出版、序文「弾圧された俳人の名誉回復と弾圧に協力した俳人の責任追及を」、Pippa Editions, 2016年)
  • 金子兜太著『あの夏、兵士だった私』(フランス語部分訳、序文、解説、40句訳付)Tōta Kaneko, Cet été-là, j’étais soldat... - Mémoires de guerre d’un maître de haïku, suivi d’une sélection de quarante haïkus récents, traduction, notes et préface (Pippa Editions, 2018) (ISBN 978-2-37679-010-5)

句集[編集]

  • 『空青すぎて』(第3回雪梁舎俳句大賞受賞)
  • 『天女節』
  • 『アラビア夜話』
  • 『渡り鳥日記』(いずれも参月庵出版)
  • 合同句集(編集)に
  • 『フクシマ以後 APRES FUKUSHIMA 』(Editions Golias、2012)
  • 『反原発俳句三十人集 TRENTE HAIJINS CONTRE LE NUCLEAIRE』(日仏2ヶ国語編集、序文、翻訳、Pippa Editions, 2015年)等がある。

出演番組[編集]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]