ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード

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ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード
ビートルズ楽曲
収録アルバム ザ・ビートルズ
英語名 Why Don't We Do lt in the Road?
リリース 1968年11月22日 (1968-11-22)
録音
ジャンル ブルース
時間 1分42秒
レーベル アップル・レコード
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン

ザ・ビートルズ 収録曲
ドント・パス・ミー・バイ
(B-6)
ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード
(B-7)
アイ・ウィル
(B-8)
ミュージックビデオ
「Why Don't We Do It In The Road? (2018 Mix) 」 - YouTube

ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード」(英語: Why Don't We Do It in the Road?)は、ビートルズの楽曲である。1968年に発表された9作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ザ・ビートルズ』に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ポール・マッカートニーによって書かれた楽曲[2][3]で、リード・ボーカルもマッカートニーが担当している[4]。演奏時間は1分24秒と短いブルース調の楽曲で、ドラムスアコースティック・ギターのボディを叩く音、さらにハンドクラップの3種類のパーカッションと、マッカートニーの荒々しいボーカルが特徴[5]。歌詞も、「道路でやろうじゃないか」を数回繰り返しその後「誰も見ていないさ、だから道路でやろうぜ」を2回繰り返すというシンプルなものとなっている[6]。この曲は同じく歌詞の短い「ワイルド・ハニー・パイ」とは違い、歌詞が掲載されているが、楽曲中のリフレインは反映されていない[6]

マッカートニーは、インドリシケーシュにてマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのもとで瞑想修行をしていた時に見たサルの交尾をモチーフに本作を書いた[2]。後にマッカートニーは本作について、「セックスというより自由に関する原始的な声明」とコメントしている[1]

レコーディング[編集]

「ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード」のレコーディングは、1968年10月9日にEMIスタジオの第1スタジオで開始され、マッカートニーによるアコースティック・ギターボーカルのみのアレンジで5テイク録音された。この時のアレンジは静かに歌唱するパートと荒々しく歌唱するパートを交互に演奏するというものだった[7]。この時のアレンジは、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録された。

10月10日[注釈 1]にマッカートニーのボーカル、ベースリードギターリンゴ・スタードラムスとハンドクラップが追加されて完成となった[8]

ジョン・レノンの反応[編集]

本作のレコーディング当時、ジョン・レノンジョージ・ハリスンは別の楽曲に取り組んでいたため、不参加となっている[8]

1980年のインタビューでレノンは、本作を褒める一方で「僕が歌っていたら、今よりももっといい歌になっていたはずだ」とコメントしている[3][9]。同年に発表したソロ曲「スターティング・オーヴァー」では、本作のコードに似た「Why don't we take off alone?」というフレーズが登場する。

リリース[編集]

「ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード」は、1968年11月22日に発売されたオリジナル・アルバム『ザ・ビートルズ』のB面7曲目に収録されていて、本作の次曲には同じくマッカートニー作のアコースティック・ナンバー「アイ・ウィル」が収録されている。この配置についてマッカートニーは「『ホワイ・ドント・ウィー・ドゥー・イット・イン・ザ・ロード』があったら、今度はロマンティックな『アイ・ウィル』がある。それは僕という同じ男の感情であり、その両方の曲を書いたのも僕なんだ」とコメントしている[1]

1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』と2018年に発売された『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) 〈50周年記念アニバーサリー・エディション〉』には、本作のテイク5が収録された。

演奏[編集]

※出典[4][1]

収録アルバム[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 同日に「ピッギーズ」と「グラス・オニオン」へのストリングスのオーバー・ダビング・セッションも行なわれた[8]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e White Album 2018, p. 21.
  2. ^ a b Miles 1997, p. 498-499.
  3. ^ a b Sheff 2000, p. 189.
  4. ^ a b MacDonald 2005, p. 325.
  5. ^ Pollack 2010.
  6. ^ a b Aldridge 1990, p. 69.
  7. ^ Lewisohn 1996, p. 69.
  8. ^ a b c Lewisohn 1988, p. 160-161.
  9. ^ 『ジョン・レノンPlayboyインタビュー』集英社、1981年。ASIN B000J80BKM

参考文献[編集]

  • Aldridge, Alan (1990). The Beatles Illustrated Lyrics. Boston: Houghton Mifflin / Seymour Lawrence. ISBN 0-395-59426-X 
  • ハウレット, ケヴィン (2018年). ビートルズザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム)〈スーパー・デラックス・エディション〉』のアルバム・ノーツ [楽曲解説]. アップル・レコード.
  • Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1 
  • Lewisohn, Mark (1996年). The BeatlesAnthology 3』のアルバム・ノーツ [booklet]. London: Apple Records.
  • MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-84413-828-3 
  • Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. ISBN 0-8050-5249-6 
  • Pollack, Alan W (2010年). “Notes on "Why Don't We Do It in the Road?"”. Notes on ... Series. 2019年11月16日閲覧。
  • Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. ISBN 0-312-25464-4. https://archive.org/details/allwearesayingla00lenn 

外部リンク[編集]