ベール雲

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中央に横に広がる、薄い雲がベール雲
中央に横に広がる、薄い雲がベール雲
略記号 vel
雲形記号 CL4CM1CM2CH1またはCH2
副変種 ベール雲
高度 地上付近~約16,000 m
特徴 ベール状、ドーナツ状
降水の有無 あり(地上に達しない尾流雲
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ベール雲(ベールぐも、Velum)とは雲頂の上部に水平に薄く広がる。ヴェール雲とも呼ぶ。層積雲高層雲、または巻雲に見られる雲の副変種。

ベール雲

"Velum"はラテン語で「船の帆、テントのフラップ」といった意味があり、これが転じて現在の「ベール」の意味となった。雲の名前もこれに由来する。

積雲の雲頂高度付近に薄い湿った安定層があると、積雲の発達による上昇気流で押し上げられて、積雲の上部に頭巾をかぶったような雲ができる。規模の小さなものは頭巾雲、規模の大きなものをベール雲と呼ぶ。雲頂とは密着していることもあり、離れていることもある。上から見るとドーナツ状で、横から見るとベール状に見えるのでこの名がつけられた。このようなときには、積雲はあまり発達しない。

時々、ベール雲を積雲が突き抜けることがあり、この場合はその形状から、俗に襟巻(えりまき)雲とも呼ぶ。

雲形分類では、主要な雲形に付随する雲として「副変種」と位置付けられる。

関連項目[編集]