ヘパリーゼ

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ヘパリーゼ (Hepalyse) は、ゼリア新薬工業が製造・販売する一般用医薬品清涼飲料水などのシリーズブランド。商標登録されている。

解説[編集]

一般用医薬品はドリンク剤と錠剤が発売されている。薬効分類は「ビタミン含有保健薬(ビタミン剤等)」であり、効能・効用は「滋養強壮,胃腸障害・栄養障害・病中病後・肉体疲労・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期などの場合の栄養補給、虚弱体質」である[1]

二日酔いの予防・回復や悪酔いを防ぐなどの目的で服用され、その効用を暗示させる宣伝がされている[2]

「ヘパリーゼ」という名称は、主要成分である「肝臓水解物」から、「肝臓」を意味するギリシャ語「Hepar」と、英語で「分解する」という意味の「Lise」を組み合わせた造語である[1]

2011年11月、「ヘパリーゼW」を新たに発売。シリーズ初の清涼飲料水であり、販路も新たなルートとなるコンビニエンスストアでの発売となった。

2015年10月、「ヘパリーゼW」と同じく清涼飲料水である「ヘパリーゼスーパー」を発売。同商品は「ヘパリーゼW」シリーズとは販路が異なり、スーパーマーケット飲食店カラオケ店などでの発売となる[3]

なお、「ヘパリーゼW」「ヘパリーゼWハイパー」「ヘパリーゼスーパー」「ヘパリーゼW粒」には発売当初「飲む人のための」という表記が入っていたが、2016年3月発売の「ヘパリーゼWプレミアム」からこの表記が無くなり、前出の4商品も2016年にデザインの小変更を順次行ったことで、この表記は消滅した。

製品ラインナップ[編集]

  • ミニドリンク剤
    • ヘパリーゼドリンクII【第3類医薬品】 - 2017年3月発売。「新ヘパリーゼドリンク」の処方をベースに、ジオウ乾燥エキスを省く代わりに、クコシ流エキスとオウギ流エキスを配合。さらに、コンドロイチン硫酸エステルナトリウムの含有量を減らし(200mg→150mg)、ビタミンB2リン酸エステル・ビタミンB6・ニコチン酸アミドの含有量を増量した(ビタミンB2リン酸エステル:3mg→5mg、ビタミンB6:5mg→10mg、ニコチン酸アミド:12mg→20mg)。
    • ヘパリーゼHiプラス【第2類医薬品】 - 2017年3月発売。「ヘパリーゼHi」の処方をベースに、オウギ流エキス、サンシュユ流エキス、ビャクジュツエキスを省く代わりに、トシシエキス、セイヨウサンザシエキス、イカリ草流エキス、ローヤルゼリーを配合した処方。また、リスク区分が【第2類医薬品】となる。
    • ヘパリーゼキング【第2類医薬品】 - 2008年10月発売。「ヘパリーゼキングプラス」・「ヘパリーゼキングEX」の発売に伴い、2016年10月にこれら2製品と統一したパッケージデザインにリニューアルしている。
    • ヘパリーゼキングプラス【第2類医薬品】 - 2016年10月発売
    • ヘパリーゼキングEX【第2類医薬品】 - 2016年10月発売
    • ヘパリーゼアミノ【指定医薬部外品】 - 「ヘパリーゼ」ブランドのミニドリンク剤では初の指定医薬部外品規格で、2014年7月から沖縄県で先行発売されていたが、2015年4月に全国発売された。コンビニエンスストア向け製品。2021年にパッケージデザインが変更され、指定医薬部外品栄養ドリンク剤(ビタミン含有保健剤)の承認基準改正に伴う新効能表示へ変更された。
  • 錠剤タイプ
  • 清涼飲料水/炭酸飲料
    • ヘパリーゼW - 2011年11月発売
    • ヘパリーゼWハイパー - 2013年11月発売
    • ヘパリーゼWプレミアム - 2016年3月発売
    • ヘパリーゼWスパークリング - 2015年6月発売。炭酸飲料
    • ヘパリーゼスーパー - 2015年10月発売
  • 栄養補助食品
    • ヘパリーゼW 粒タイプ - 2013年3月発売。粒タイプ。

CM出演者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ヘパリーゼとは?”. ゼリア新薬工業. 2010年1月11日閲覧。
  2. ^ 新ヘパリーゼドリンクTVCM”. ゼリア新薬工業. 2010年1月11日閲覧。
  3. ^ ゼリア新薬「ヘパリーゼ スーパー」肝臓エキス・ウコンエキス配合の健康サポートドリンク”. J-CASTトレンド (2015年10月14日). 2016年12月5日閲覧。
  4. ^ 小池里奈 CMで8変化! 工事現場作業員にも変身「楽しんで撮影」”. スポニチ (2015年7月2日). 2015年7月3日閲覧。

外部リンク[編集]