ブガッティ・シロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
ブガッティ・シロン
ブガッティ・シロン
2016-03-01 Geneva Motor Show 0858.JPG
販売期間 2016年
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン 8.0L W16 クワッドターボ
駆動方式 4WD
最高出力 1,103kW(≒1,500PS)/6700rpm
最大トルク 1,600 N·m(163.2kg・m)/2,000-6,000rpm
変速機 7速セミAT(DSG)
全長 4,544mm
全幅 2,038mm
全高 1,212mm
ホイールベース 2,711mm
車両重量 1,996kg
最高速度 420km/h(リミッター作動)
先代 ブガッティ・ヴェイロン
-自動車のスペック表-

シロンChiron)とは、ブガッティ・オトモビルが2016年から全世界500台限定で製造しているスーパーカーである。

「シロン」という車名はかつてブガッティに乗り活躍したレーシング・ドライバーのルイ・シロンLouis Chiron )から採られている。

2016年ジュネーブ・モーターショー開幕の前日、2月29日におこなわれ、価格はヴェイロンの倍となる260万USドル、240万ユーロとされた。

概要[編集]

パワートレイン[編集]

  • エンジン形式(パワートレイン)はヴェイロンと同じだが、出力、トルク共に大幅に向上。
  • ブガッティ・ヴェイロンの1200馬力に対してシロンは1500馬力に到達。
  • ルマンのLMP1レースカーと同性能のねじれ剛性と曲げ剛性を発揮するフルカーボン構造シャシー採用により、軽量化が図られているものの、車両重量はヴェイロンより155kgも重くなり1995kgにも及ぶ。
ブガッティ・シロン

デザイン[編集]

  • シロンのエクステリアは、戦前のブガッティのアイコンを現代風にアレンジしながらも、空力や1500psのエンジンが発する熱を効果的に逃がすための技術に裏付けされたデザインが施されている。
  • ブガッティ・オトモビルのステファン・ブルングスは、デザインの説明に際し、開口一番に「ブガッティにとってデザインは非常に重要だ」と述べた。これは現在のブガッティだけでなく戦前のモデルをも含めての言葉で、実際、当時のブガッティには創業者エットーレ・ブガッティの息子である、ジャン・ブガッティのデザインによるアイコン的モデルが数多く存在した。
  • 今回のシロンでは、伝統の馬てい形フロントグリルに加え、タイプ57 クーペ・アトランティークのデザインモチーフが取り入れられた。そのモチーフとは、ルーフからリアエンドにかけて流れるセンターラインである。アトランティークでは軽量化のために外板にマグネシウムが使われており、その溶接ができなかったことから、ボディーは左右のパネルがボルト止めされていた。その結果、アトランティックにはボディーの中心にヒレのようなセンターラインが生まれた。
  • 後ろから
    一方で、シロンのセンターラインは直進安定性の向上に寄与する機能を果たしている。単に過去のモチーフを取り入れたデザインのためのデザインではなく、技術的な目的を持ったデザインとなっている。
  • またW16エンジンが発する熱量はすさまじく、馬蹄形のグリルも大量の空気を取り入れるためにデザインされているほか、キャビンを囲むようにデザインされた「Cライン」の後端にも大きなエアインテークが設けられている[1]

性能[編集]

  • 公称の最高速は420km/hとされているが、実際にはそれを上回るスピードを出すことも難しくないとされる。理論上は480km/hを超えることも可能とされるが、そのスピードに耐えうるタイヤがないため現在は実現できないと言われている[2]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

Bugatti Chiron(英語)