ランボルギーニ・ウラカン

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ランボルギーニ・ウラカン
LP610-4
2014-03-04 Geneva Motor Show 1375.JPG
Salon de l'auto de Genève 2014 - 20140305 - Lamborghini Huracan 4.jpg
製造国 イタリアの旗 イタリア
販売期間 2014年 -
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
2ドアオープン
エンジン 5.2L V10 DOHC
駆動方式 4WDミッドシップ
最高出力 448kW(610PS)/8,250rpm
最大トルク 57.1kgm/6,500rpm
変速機 7速DCT
サスペンション 前後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,459mm
全幅 1,924mm
全高 1,165mm
ホイールベース 2,620mm
車両重量 1,422kg
先代 ガヤルド
-自動車のスペック表-

ウラカン (Huracán) は、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニで製造されているスポーツカーである。車名はスペイン語で「ハリケーン」を意味し、直接的な由来は1879年8月アリカンテで行われた試合で活躍したスペインの闘牛から名付けられたもの。アウディ・R8兄弟車である。

概要[編集]

約10年間におよび生産され、2013年に生産を終了したランボルギーニ最大のヒット作となったガヤルドの後継車種として、ランボルギーニのサイトで正式発表された[1]2014年3月より開催されていたジュネーヴショー2014にて正式に発表された。デザイナーは、フィリッポ・ペリーニ。特徴的なルーフのラインは、日本の折り紙から着想を受けたものである[2]

エンジンはV型10気筒NAエンジン、駆動方式は4WDとウラカンでも踏襲。変速機は、ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネ(LDF)と呼ばれるDCTをランボルギーニで初めて採用した。ANIMA「アニマ」(Adaptive Network Intelligent Management)アダプティブ・インテリジェント・マネージメントと呼ばれる走行モード統合制御機構を搭載させた。ちなみにANIMAはイタリア語で“魂”という意味である。

全長4,459mm、全幅1,924mm、全高1,165mmと、全高は先代ガヤルドと変わらないものの、ガヤルド比で全長159mm、全幅24mmとわずかに延ばされている。

日本では2014年7月17日に発表された[3]

モデルとバリエーション[編集]

LP610-4(2014年~)
ベースグレード・モデル。
LP610-4 アヴィオ(2016年)
2016年のジュネーブ・モーターショーにおいて発表された。「LP610-4」をベースに、航空機から着想を得たという特別仕様が内外装に施されている。限定250台のみが生産される[4]
LP610-4 スパイダー(2016年~)
2015年8月に発表されたオープンモデル。車重は「LP610-4」より120kg増しの1,542kgとなっている。
LP580-2(2016年~)
2WDモデル。出力は「LP610-4」から引き下げされ580馬力となる。4WDからRWDに変更されたことにより、重量配分が40:60となった。また、日本市場では「LP610-4」よりリーズナブルな2,280万円に設定されている。
LP580-2 スパイダー(2016年~)
RWDのオープンモデル。RWDクーペとの違いは、前後バンパーの意匠が多少変更されたくらいであるが、重量は120kg増加した。
LP 640-4 ペルフォルマンテ(2017年~)
2017年3月に行われたジュネーブショーにおいて発表された。ペルフォルマンテはイタリア語でパフォーマンスを意味する。カーボン製のリアウイングを装備するなど、カーボン多用することによって標準車より40kg軽量化を図った。最高出力は30馬力引き上げて640馬力とした。専用に開発されたエアロダイナミクス・システム「ALA(エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ)」を搭載。これは、内部に空気の流れを切り替えるフラップをもつ、フォージド・コンポジット製のフロントスポイラーおよびリアウイングからなるメカニズムであり、走行状況に応じてフラップを制御することにより、車両の空力特性を変化させて走行性能を高めるものである。「LP 640-4 ペルフォルマンテ」は2016年10月5日にニュルブルクリンク・サーキットの北コースにおいて 6分52秒01のラップタイムを記録した[5]
LP 640-4 ペルフォルマンテ・スパイダー(2018年~)
2018年のジュネーブモーターショーにおいて発表された。電子作動式のアクティブ・エアロダイナミクス機能(LPI:Lamborghini Piattaforma Inerziale、ランボルギーニ・ピアッタフォルマ・イネルツィアーレ)を搭載している[6]
特別仕様車
LP 610-4 ポリツィア・ストラダーレ
2004年以来、イタリア国家警察のローマ警察とボローニャ警察で使用されてきたパトカー仕様のガヤルド・ポリツィア・ストラダーレの後継車として、2014年5月ローマ警察に納入された。以前のガヤルド・ポリツィアで用いられたGPS、車載カメラと連動したビデオデータ転送システム、救急救命用AED、ファーストレスキューキット、移植用臓器搬送システムを継続して搭載。2017年仕様では、アルミニウムと炭素繊維の複合素材を用いたシャシーのほか、車載式のタブレット端末などが搭載されている[7]。2017年にガヤルドからの置き換えが終了した。
LP 580-2 ローマ教皇フランシスコ
2017年11月15日、ランボルギーニは「LP 580-2」の特別仕様車をフランシスコ法王に贈呈した。バチカン市国の国旗に用いられている白に塗装され黄色のストライプが施されている[8]

レース用車両[編集]

LP620-2 スーパートロフェオ
LP620-2 スーパートロフェオ
2014年発表のランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオの規定に合わせて作られたサーキット専用モデル。車重は1,270kg[9]
スーパートロフェオ EVO
2017年9月に発表された「LP620-2 スーパートロフェオ」の後継モデル。カーボン・ファイバー製のボディ・キットの多くの部品はエアロ・ダイナミクスの観点から再設計された[10]
GT3
2015年1月に本社で発表された。開発は長年パートナーであったライターエンジニアリングではなく、ダラーラとなった。同年のブランパン耐久シリーズに参戦。デビュー戦となったモンツァではデビューウィンを果たしたが、規定違反で失格となった(後に失格裁定は取り消された)。2016年度からJLOCとディレクションレーシングからSUPER GTに参戦することが発表された[11]。2018年8月に開催された鈴鹿10時間耐久レースにJLOCから2台が出走し[12]、15位と17位で完走した[13]

出典[編集]

  1. ^ ランボルギーニ ニュース (2013年12月20日). “The new Lamborghini Huracán LP 610-4: A new dimension in Luxury Super Sports Cars” (English). 2013年12月23日閲覧。
  2. ^ “ランボルギーニ ウラカン、デザインモチーフとなった日本の伝統芸とは?”. レスポンス (レスポンス). (2014年3月13日). http://response.jp/article/2014/03/13/219065.html 2014年3月16日閲覧。 
  3. ^ “ランボルギーニウラカンを発表”. Web CG (Web CG). http://www.webcg.net/articles/-/31034 2014年7月17日閲覧。 
  4. ^ Hirokazu Kusakabe (2016年3月6日). “【ジュネーブ・モーターショー】ランボルギーニ、戦闘機から着想を得た限定モデル「ウラカン LP610-4 アヴィオ」を発表”. autoblog. 2018年10月20日閲覧。
  5. ^ 最速のランボルギーニ、「ウラカン ペルフォルマンテ」上陸”. webCG (2017年6月8日). 2019年1月18日閲覧。
  6. ^ ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー」のディテールを写真で紹介”. Autoblog (2018年12月17日). 2019年1月17日閲覧。
  7. ^ ランボルギーニ、最速325キロの警察車両を引き渡し CNN(2017年4月1日)2017年4月1日閲覧
  8. ^ 伊ランボルギーニ、限定特別仕様の「ウラカン RWD」をフランシスコ法王に贈呈開”. Car Watch. Impress (2017年11月20日). 2019年1月17日閲覧。
  9. ^ サーキット専用モデル「ウラカン LP620-2」を発表”. OPENERS. OPENERS (2014年8月26日). 2018年10月7日閲覧。
  10. ^ 伊ランボルギーニ、レース用車両「ウラカン スーパートロフェオ EVO」世界初公開”. Car Watch. Impress (2017年9月20日). 2019年1月17日閲覧。
  11. ^ ランボルギーニ、2016年のSUPER GT 300に4台の「ウラカンGT3」投入!!”. Car watch. Impress (2015年11月23日). 2018年10月7日閲覧。
  12. ^ エヴァンゲリオンレーシング、初号機と弐号機をイメージした「ウラカンGT3」2台で「鈴鹿10時間耐久レース」に参戦”. Car watch. Impress (2018年3月20日). 2018年10月7日閲覧。
  13. ^ 【順位結果】鈴鹿10時間耐久レース 決勝結果”. auto sport Web. SAN`s (2018年8月26日). 2018年10月7日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1962-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代
4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール アヴェンタドールS
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa