ピットファイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ピットファイター
ジャンル 2D対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード
開発元 アタリゲームズ
発売元
プロデューサー ジェリー・モモダ
ディレクター ゲイリー・スターク
マーク・ステファン・ピース
デザイナー ゲイリー・スターク
マーク・ステファン・ピース
プログラマー ゲイリー・スターク
ポール・クィン
音楽 ジョン・ポール
美術 ニコラス・スターン
人数 1 - 2人(対戦プレイ)
メディア 業務用基板(2.94メガバイト
稼働時期
  • アメリカ合衆国 1990年8月 (1990-08)
デバイス 8方向レバー
3ボタン
システム基板 Atari G1
CPU MC68000 (@ 14.318 MHz)
MOS 6502 (@ 1.790 MHz)
サウンド YM2151 (@ 3.579 MHz)
OKI6295 (@ 1.193 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
336×240ピクセル
59.92Hz
パレット1280色
テンプレートを表示

ピットファイター』 (Pit Fighter) は、アタリから発売されたアメリカゲームソフト

1990年業務用対戦型格闘ゲームとして稼働された。日本ではコナミから稼働され、1992年テンゲンによってメガドライブに移植された。

また、2006年9月21日発売のPlayStation 2用ソフト『ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ』に収録された。

概要[編集]

プレイヤーはプロレスラーの「バズ」、キックボクサーの「タイ」、空手家の「カトー」を操り、ある時は協力してCPU側のプレイヤーと、ある時は互いに戦いながら、ラスボスの「マスクド・ウォリアー」への挑戦権を目指す。

キャラクターは実写取り込み技術を導入。翌年に発売され、一大旋風を巻き起こした『ストリートファイターII』(1991年)がドット絵アニメーションだった事を考えると、最先端の技術を誇ったアタリゲームズ製らしかった。ちなみに、『ストリートファイターII』開発当時のカプコン本社は、日本では未発売だったピットファイター海外版の新品アップライト筐体を購入している。

業務用はアップライト筐体に3個のコントローラーが据えられ、3人同時プレイが可能になっていた。メガドライブ版は2人プレイのみとなっている。SNES版はカトーが削除され、ゲームも内容もより大味になっている。

海外では、ジェネシス(メガドライブ)のほか、MS-DOSコモドール64AmigaSNES (スーパーファミコン)ゲームボーイマスターシステムLynxに移植されている。

キャラクター[編集]

バズ
  • 演 - ビル・チェイス
タイ
  • 演 - マーク・ウィリアムス
カトー
  • 演 - グレン・フラッティセリ
処刑人
  • 演 - ジョン・アギーレ
サウスサイド・ジム
  • 演 - ジェームス・トンプソン
チェーンマン
  • 演 - エディー・ベナンシオ
マッド・マイルス
  • 演 - マイルス・マクゴワン
ヘビー・メタル
  • 演 - キム・ローデス
C.C.ライダー
  • 演 - リッチ・バーガス
エンジェル
  • 演 - アンジェリア・ステラト
マスクド・ウォリアー
  • 演 - ビル・マクアリーナン
ナイフウーマン
  • 演 - ディアニー・ベルトゥッチ
ナイフマン
  • 演 - ミルト・ローパー
フィメール・ウーマン
  • 演 - ティナ・シレーター、マリア・レニツキー

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 Pit-Fighter
  • ヨーロッパ 1991年 (1991)
Amiga
Amstrad CPC
Atari ST
コモドール64
PC/AT互換機
ZX Spectrum
Teque Software Domark Software フロッピーディスク
カセットテープ
- -
日本国内未発売
2 ピットファイター
  • 日本 1992年3月27日
  • アメリカ合衆国 1991年11月 (1991-11)
  • ヨーロッパ 1992年
メガドライブ テンゲン テンゲン 8メガビットロムカセット[1]
  • 日本 T-48033
  • アメリカ合衆国 301027-0150
  • ヨーロッパ 301027-0170
-
3 Pit-Fighter
  • ヨーロッパ 1991年 (1991)
セガ・マスターシステム アタリ
The Kremlin
Domark Software ロムカセット
  • ヨーロッパ MK 29009-50
-
日本国内未発売
4 Pit-Fighter
  • アメリカ合衆国 1992年3月 (1992-03)
  • ヨーロッパ 1992年
SNES テンゲン THQ ロムカセット
  • アメリカ合衆国 SNS-PF-USA
  • ヨーロッパ SNSP-PF-EUR
-
日本国内未発売
5 Pit-Fighter
  • アメリカ合衆国 1992年6月 (1992-06)
  • ヨーロッパ 1992年
ゲームボーイ テンゲン THQ ロムカセット
  • アメリカ合衆国 DMG-QF-USA
  • ヨーロッパ DMG-QF-UKV
-
日本国内未発売
6 Pit-Fighter
  • アメリカ合衆国 1992年 (1992)
Atari Lynx アタリ テンゲン ロムカセット PA2070 -
日本国内未発売
7 MIDWAY ARCADE TREASURES 2
  • 日本 2006年9月21日
  • アメリカ合衆国 2004年10月11日 (2004-10-11)
  • ヨーロッパ 2004年10月29日
PlayStation 2
Xbox
Digital Eclipse
DVD-ROM
GC:8センチ光ディスク
PS2:
  • 日本 SLPM-66467
  • アメリカ合衆国 SLUS-20997
  • ヨーロッパ SLES-52844
GC:DOL-GAYE-USA
-
アーケード版の移植
8 Midway Arcade Treasures Deluxe Edition
  • アメリカ合衆国 2006年2月17日 (2006-02-17)
  • ヨーロッパ 2006年3月17日
Windows ミッドウェイゲームズ
CD-ROM - -
アーケード版の移植、日本国内未発売
9 MIDWAY ARCADE ORIGINS
  • アメリカ合衆国 2012年11月6日 (2012-11-06)
  • PAL 2012年11月6日
  • ヨーロッパ 2012年11月15日
PlayStation 3
Xbox 360
Backbone Entertainment
ミッドウェイゲームズ
WBIE PS2:Blu-ray Disc
XB360:DVD-ROM
PS3:
  • アメリカ合衆国 BLUS-31083
  • ヨーロッパ BLES-01768
-
アーケード版の移植、日本国内未発売
10 MIDWAY ARCADE ORIGINS
  • アメリカ合衆国 2013年8月13日 (2013-08-13)
  • ヨーロッパ 2013年8月13日
Xbox 360
(ゲームオンデマンド)
Backbone Entertainment
ミッドウェイゲームズ
WBIE ダウンロード - -
アーケード版の移植、日本国内未発売

スタッフ[編集]

  • プロジェクト・リーダー:ゲイリー・スターク、マーク・ステファン・ピース
  • プロジェクト・デザイナー:ゲイリー・スターク、マーク・ステファン・ピース
  • プログラマー:ゲイリー・スターク、ポール・クィン
  • デジタル・イメージング:ロブ・ロウェ
  • エンジニア:サム・リー、ダグ・スナイダー
  • リード・アニメーター:ニコラス・スターン
  • アニメーター:チャック・エイラー、マーク・ウエスト、シャロン・プロトキン
  • オーディオ:ジョン・ポール
  • テクニシャン:グレン・マクナマラ
  • プロジェクト・スーパーバイザー:ジョン・レイ
  • プロジェクト・マネージャー:ジェリー・モモダ
  • サポート・プログラマー:デニス・ハーパー、デヴィッド・トイラー、マイク・アルバフ
  • アディショナル・サンクス:ジェームス・ペトリック、クリス・ドロブニー、デイヴ・クック、リッチ・モーア、ブライアン・デツ、スーザン・G・マクブライド、マット・アラリオ、カレン・スターク、ベケット・グラドニー、レベッカ・ロウェ、LDCP

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 26/40点 (MD)[2]
MegaTech 80% (MD)[3]
メガドライブFAN 20.10/30点 (MD)[1]
メガドライブ版
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)になっている[2]
  • ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.10点(満30点)となっている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.74 3.08 3.04 3.42 3.18 3.64 20.10

バカゲーとしての評価[編集]

本作は業務用ゲームにおける対戦型格闘ゲームの先駆の一つであると共に、バカゲーとしても名を刻んでいる。その理由は、ゲーム中に表示される日本語の説明文にある。

例えば、1面のタイトル"Show No Mercy"を『なさけ むよう』、ボーナス"Brutality Bonus"の名前が『残虐行為手当』と、余りにも直訳な日本語がごく一部の間で大受けし、流行語にまでなった。メガドライブ版では、テンゲン日本法人の手によるマニュアルがさらにバカゲーぶりを煽っていた。

本作のローカライズはアタリゲームズの手で行われた。なお、メガドライブ版マニュアルには、"Power Pill"を日本語版で『パワードラッグ』とした事に「我ながら名訳だな」等、説明文をアーケード版の訳者自身が書いたと匂わせる記載もある。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」、『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店1993年7月15日、 26頁。
  2. ^ a b ピットファイター まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年2月27日閲覧。
  3. ^ MegaTech rating, EMAP, issue 5, page 78, May 1992