ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア

「I'm Alive」
『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』
ノラ・ジョーンズのスタジオ・アルバム
リリース	2020年6月12日
録音	2019年、エレクトリック・レディ・スタジオ（NYC）、ブルックリン・レコーディング（ブルックリン）、リザボア・スタジオ（NYC）; レインボー・スター（ブルックリン）
ジャンル	オーケストラル・ジャズ; ジャズ・ポップ; ジャズ・フォーク; ブルース;
時間	45:25
レーベル	ブルーノート/キャピトル
プロデュース	ノラ・ジョーンズ、ジェフ・トウィーディ
ノラ・ジョーンズアルバム年表
ノラ・ジョーンズのスタジオ・アルバム年表
『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』収録のシングル
	「I'm Alive」; リリース: 2020年3月13日; 「How I Weep」; リリース: 2020年4月14日; 「Tryin' to Keep It Together」; リリース: 2020年4月29日; 「Were You Watching?」; リリース: 2020年5月12日; 「Flame Twin」; リリース: 2020年7月7日;
ミュージックビデオ
	「アイム・アライヴ」 - YouTube
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『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』（Pick Me Up Off the Floor）は、アメリカのシンガー＝ソングライター、ノラ・ジョーンズの7枚目のスタジオアルバム^[6]。2020年6月12日にブルーノート・レコードからリリースされた^[7]^[8]。過去のジョーンズのラウンジ・ミュージックから離れて、『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』は主にジャズ・ポップ、オーケストラル・ジャズ、ブルース、ジャズ・フォークのレコードであり、ゴスペル、ソウル、カントリー、ファンク、ヒップホップなどの要素が取り込まれている^[9]^[10]。

評論家の反応[編集]

専門評論家によるレビュー
総スコア
出典	評価
Metacritic	83/100^[11]
レビュー・スコア
出典	評価
オールミュージック	^[12]
American Songwriter	^[13]
インデペンデント	^[9]
musicOMH	^[14]
オブザーバー	^[15]
デイリー・テレグラフ	^[16]
Tom Hull	B+ ()^[17]

『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』はMetacriticで10件のレヴューから83/100の平均スコアを得て、「世界的な称賛」を受けた^[11]。

PostGernreの執筆者である音楽ジャーナリストのロブ・シェファードはこのアルバムを「そのコアにおいて『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』は、これまでのジョーンズのキャリアに基づいて構築されており、これまでの作品ではできなかった方法で、よりまとまりのある作品に統合している。これは彼女のこれまでで最も成熟した収集された作品である」と要約している^[18]。ヴァラエティ誌のライアー・フィリップスはこのアルバムを称賛して「嵐雲のブルースからオーケストラル・ジャズ・ポップ、しなやかなモータウンまで境界を押し広げて、このアルバムはジョーンズの計り知れない能力によって大きな感情をシンプルに伝える」と述べている^[19]。

収録曲[編集]

#	タイトル	作詞・作曲	時間
1.	「How I Weep」	Norah Jones	4:42
2.	「Flame Twin」	Jones	3:21
3.	「Hurts to Be Alone」	Jones	3:25
4.	「Heartbroken, Day After」	Jones	4:12
5.	「Say No More」	Jones Sarah Oda	4:58
6.	「This Life」	Jones	2:38
7.	「To Live」	Jones	4:28
8.	「I'm Alive」	Jones Jeff Tweedy	4:16
9.	「Were You Watching?」	Jones Emily Fiskio	5:16
10.	「Stumble on My Way」	Jones	3:53
11.	「Heaven Above」	Jones Tweedy	4:15
合計時間:			45:25

ターゲット版ボーナストラック^[20]および日本版ボーナストラック^[21]
#	タイトル	作詞・作曲	時間
12.	「Street Stranger」	Jones Fiskio	4:43
13.	「Tryin' to Keep It Together」	Jones Thomas Bartlett	4:00
合計時間:			54:11

日本版ボーナスDVD^[22]^[23]
#	タイトル	作曲・編曲	演出	時間
1.	「I'm Alive」(music video)		Mara Whitehead	4:16
2.	「I'm Alive」(Japanese lyric video)		川上未映子	4:17
3.	「Flipside」(music video)		Sam Kuhn	3:50
4.	「Begin Again」(lyric video)			3:39
合計時間:		70:11

パーソネル[編集]

ノラ・ジョーンズ - ボーカルとピアノ(全曲)、ウーリッツァー・エレクトリック・ピアノ(3)、ハモンドB3オルガン(3)、ドラムス(6)、チェレスタ(11)
アヤネ・コザサ（英語版） - ヴィオラ(1)
ポール・ヴィアンコ（英語版） - チェロ、弦楽編曲(1)
ブライアン・ブレイド - ドラムス(2–6, 9)
ピート・レム - ハモンドB3(2, 3)、シンセサイザーとエレクトリック・ギター(2)
ジョン・パティトゥッチ - エレクトリック・ベース(2)
クリストファー・トーマス - アップライト・ベース(3, 4, 9)
ルビー・アマンフ（英語版）とサム・アシュワース - バッキング・ボーカル(3, 4, 9)
マウロ・レファスコ（英語版） - シェイカー(3)
ダン・イード - ペダル・スティール・ギター(4, 10)
レオン・ミッチェルズ（英語版） - テナー・サクソフォン(5, 7)
デイヴ・ガイ - トランペット(5, 7)
ジェシ―・マーフィー（英語版） - アップライト・ベース(5–7)
ネイト・スミス（英語版） - ドラムス(7)
ジェフ・トウィーディ（英語版） - アコースティック・ギターとエレクトリック・ギター(8, 11)、エレクトリック・ベース(8)
スペンサー・トウィーディ（英語版） - ドラムス(8)
マッズ・スウィフト - ヴァイオリンとバッキング・ボーカル(9)
ジョシュ・ラタンジー（英語版） - エレクトリック・ベース(10)
ダン・リーザーとジョシュ・アダムス - ドラムス(10)

技術

ノラ・ジョーンズ - 製作(8, 11を除く)
ジェフ・トウィーディ - 製作(8, 11)
ブランドン・ボスト - 録音エレクトリック・レディ・スタジオ（ニューヨーク市）にて(1)
アンディ・トーブ - 録音ブルックリン・レコーディング（ニューヨーク市ブルックリン）にて(2, 5–7, 10)
パトリック・ディレット（英語版） - 録音リザヴォア・スタジオ（ニューヨーク）にて(3, 4, 9)
マット・マリネッリ - 追加録音レインボウ・スター（ブルックリン）にて(2–4, 6, 9, 10)、ミキシング(1, 2, 4)
ジェイク・オーウェン - 追加録音スーパーリーガル・スタジオ（ニューヨーク）にて(3)
ホーマー・スタインワイス（英語版） - 管楽器録音ダイアモンド・マイン・スタジオ（コロンバス (オハイオ州)）にて(5, 7)
ジェイミー・ランドリー - ミキシングフラックス・スタジオ（ニューヨーク）にて(3–7, 9)
トム・シック - 録音とミキシングザ・ロフト（シカゴ）にて(8, 11)
マーク・グリーンバーグ - エンジニア(8, 11)
サミュエル・ワール - アシスタントブルックリン・レコーディング（ニューヨーク市ブルックリン）にて(2, 5–7, 10, 11)
ジョン・ミュラーおよびジョーイ・ワンシュ - アシスタント(3–7, 9)
ジェイムズ・ヨスト - アシスタント(3, 4, 9)
グレッグ・カルビ（英語版）とスティーヴ・ファローネ - マスタリングスターリング・サウンド（ニュージャージー州エッジウォーター）にて
フランク・ハーキンズ - 美術監督、デザイン
ダイアン・ルッソ - 写真

チャート[編集]

『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』のチャートでの成績
チャート(2020年)	最高順位
オーストラリア (ARIA)^[24]	21
オーストリア (Ö3 Austria)^[25]	2
ベルギー (Ultratop Flanders)^[26]	9
ベルギー (Ultratop Wallonia)^[27]	7
カナダ (Billboard)^[28]	65
チェコ (ČNS IFPI)^[29]	38
オランダ (MegaCharts)^[30]	16
フランス (SNEP)^[31]	21
ドイツ (Offizielle Top 100)^[32]	6
ハンガリー (MAHASZ)^[33]	23
イタリア (FIMI)^[34]	43
日本ホット・アルバム (Billboard)^[35]	11
日本トップ・アルバム・セールス (Billboard)^[36]	12
日本トップ・ダウンロード・アルバム (Billboard)^[37]	7
日本 (オリコン)^[38]	9
ポーランド (ZPAV)^[39]	31
ポルトガル (AFP)^[40]	5
スコットランド (OCC)^[41]	10
スイス (Schweizer Hitparade)^[42]	1
UK アルバムズ (OCC)^[43]	47
US Billboard 200^[44]	87

脚注[編集]

^ “Norah Jones - I'm Alive”. YouTube. Norah Jones (2020年3月13日). 2020年7月20日閲覧。
^ “Norah Jones - How I Weep (Official Audio)”. YouTube. Norah Jones (2020年4月14日). 2020年7月20日閲覧。
^ “Norah Jones - Tryin' To Keep It Together”. YouTube. Norah Jones (2020年4月29日). 2020年7月20日閲覧。
^ “Norah Jones - Were You Watching? (Audio)”. YouTube. Norah Jones (2020年5月12日). 2020年7月20日閲覧。
^ “Norah Jones - Flame Twin”. YouTube. Norah Jones (2020年7月7日). 2020年7月20日閲覧。
^ “Norah Jones - Pick Me Up Off The Floor – Blue Note Records”. Blue Note Records. 2020年7月11日閲覧。
^ “Pick Me Up Off the Floor by Norah Jones on Apple Music”. Music.apple.com. 2020年6月16日閲覧。
^ “Norah Jones Preps New LP, Shares ‘I’m Alive’ With Jeff Tweedy”. Rolling Stone (2020年3月13日). 2020年6月16日閲覧。
^ ^a ^b Roisin O'Connor (2020年5月7日). “Norah Jones review, Pick Me Up Off the Floor: One of the most intriguing records she’s released in years”. インデペンデント. 2020年6月16日閲覧。
^ Erlewine, Thomas. “Pick Me Up Off the Floor: Album Review”. Allmusic. 2020年7月19日閲覧。
^ ^a ^b “Pick Me Up Off the Floor by Norah Jones Reviews and Tracks”. Metacritic. 2020年6月16日閲覧。
^ Stephen Thomas Erlewine. “Pick Me Up Off the Floor - Norah Jones”. AllMusic. 2020年6月16日閲覧。
^ Horowitz, Hal (2020年6月9日). “Norah Jones’ Musical Leftovers Become Her New Main Course”. American Songwriter. 2020年6月16日閲覧。
^ Johnson, Steven (2020年6月11日). “Norah Jones – Pick Me Up Off The Floor”. musicOMH. 2020年6月16日閲覧。
^ “Norah Jones: Pick Me Up Off the Floor review – steel amid the smokiest of blues”. The Observer (2020年6月21日). 2020年7月2日閲覧。
^ “This week's best new albums: Nadine Shah, Norah Jones, Jessie Ware and more”. The Telegraph (2020年6月26日). 2020年7月2日閲覧。
^ Hull, Tom (n.d.). “Music Week”. Tom Hull – on the Web. 2020年6月20日閲覧。
^ https://postgenre.org/review-norah-jones-pick-me-up-off-the-floor/
^ Phillips, Lior (2020年6月12日). “Nora Jones: Pick Me Up Off of the Floor”. 2020年7月19日閲覧。
^ “Norah Jones - Pick Me Up Off The Floor (Target Exclusive, CD)”. Target.com. 2020年6月16日閲覧。
^ “ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア”. Universal Music Japan. 2020年8月23日閲覧。
^ “ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア”. Universal Music Japan. 2020年8月23日閲覧。
^ “ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア［SHM-CD+DVD］＜初回限定盤＞”. Tower Records Online. 2020年8月23日閲覧。
^ "Australiancharts.com – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor". Hung Medien. 2020年6月27日閲覧。
^ "Austriancharts.at – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor" (in German). Hung Medien. 2020年6月25日閲覧。
^ "Ultratop.be – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor" (in Dutch). Hung Medien. 2020年6月19日閲覧。
^ "Ultratop.be – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor" (in French). Hung Medien. 2020年6月19日閲覧。
^ "Norah Jones Chart History (Canadian Albums)". Billboard. 2020年6月23日閲覧。
^ "Czech Albums – Top 100". ČNS IFPI. Note: On the chart page, select 202025 on the field besides the word "Zobrazit", and then click over the word to retrieve the correct chart data. 2020年6月22日閲覧。
^ "Dutchcharts.nl – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor" (in Dutch). Hung Medien. 2020年6月19日閲覧。
^ "Lescharts.com – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor". Hung Medien. 2020年6月27日閲覧。
^ "Offiziellecharts.de – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor" (in German). GfK Entertainment Charts. 2020年6月19日閲覧。
^ "Top 40 album DVD és válogatáslemez-lista – 2020. 25. hét" (in Hungarian). MAHASZ. 2020年6月26日閲覧。
^ "Italiancharts.com – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor". Hung Medien. 2020年6月27日閲覧。
^ “Japan Hot Albums” (Japanese). Billboard (2020年6月22日). 2020年8月23日閲覧。
^ “Japan Top Album Sales” (Japanese). Billboard (2020年6月22日). 2020年8月23日閲覧。
^ “Japan Hot Albums” (Japanese). Billboard (2020年6月22日). 2020年8月23日閲覧。
^ {{{album}}} | {{{artist}}} ORICON NEWS. oricon ME. 2020年8月23日閲覧。
^ "Oficjalna lista sprzedaży :: OLiS - Official Retail Sales Chart". OLiS. Polish Society of the Phonographic Industry. 2020年7月2日閲覧。
^ "Portuguesecharts.com – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor". Hung Medien. 2020年6月27日閲覧。
^ "Official Scottish Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2020年6月19日閲覧。
^ "Swisscharts.com – Norah Jones – Pick Me Up Off the Floor". Hung Medien. 2020年6月24日閲覧。
^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2020年6月19日閲覧。
^ "Norah Jones Chart History (Billboard 200)". Billboard. 2020年6月23日閲覧。

表話編歴ノラ・ジョーンズ
ディスコグラフィー（英語版）受賞とノミネート（英語版）
スタジオ・アルバム	ノラ・ジョーンズフィールズ・ライクホームノット・トゥー・レイトザ・フォールリトル・ブロークン・ハーツ（英語版）デイ・ブレイクス（英語版）ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア
コンピレーション	ノラ・ジョーンズの自由時間
EP	ファースト・セッションズ（英語版）ビギン・アゲイン
コラボレーション	New York City El Madmo Here We Go Again: Celebrating the Genius of Ray Charles Rome Foreverly
シングル	"ドント・ノー・ホワイ" "フィーリン・ザ・セイム・ウェイ（英語版）" "カム・アウェイ・ウィズ・ミー（英語版）" "ターン・ミー・オン（英語版）" "ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン（英語版）" "サンライズ（英語版）" "ホワット・アム・アイ・トゥ・ユー（英語版）" "シンキング・アバウト・ユー（英語版）" "ノット・トゥー・レイト（英語版）" "シンキン・スーン（英語版）" "チェイシング・パイレーツ（英語版）" "ヤング・ブラッド（英語版）" "イッツ・ゴナ・ビー（英語版）" "ハッピー・ピルズ～幸せの特効薬（英語版）"
コンサート・ツアー	リトル・ブロークン・ハーツ・ツアー（英語版）
関連項目	Wax Poetic ザ・リトル・ウィリーズ (ザ・リトル・ウィリーズフォー・ザ・グッド・タイムス) プス・ン・ブーツ (No Fools, No Fun) ラヴィ・シャンカール (父親) アヌーシュカ・シャンカール（英語版） (異母妹) リー・アレクサンダー（英語版） "Everybody Needs a Best Friend"
Book

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収録曲[編集]

パーソネル[編集]

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脚注[編集]

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