ピストル大名の冒険

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ピストル大名の冒険』(ピストルだいみょうのぼうけん)は、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)が1990年に発売したアーケード版シューティングゲームである。

概要[編集]

同社のコミカルアクションゲーム『超絶倫人ベラボーマン』に登場したボスキャラクター、ピストル大名を主人公に据えたスピンオフ作品。制作は「源平討魔伝」「ベラボーマン」「爆突機銃艇」を手がけた源平プロとされているが、一連の源平プロ作品の制作と音楽を担当した中潟憲雄とプログラム担当の大久保良一はすでにナムコを退社しており本作開発には関わっていない。また源平プロから唯一関わっていた高橋由鬼夫も本作発売前の1989年12月には既にナムコを退社している[1]

2007年4月2日にはimode用コンテンツ『ナムコ・ゲームス』、2008年5月29日にはEZweb 向けコンテンツ『ナムコEZゲームス』に移植された。またパチンコ『CRフィーバーピストル大名』が1997年にSANKYOから発売され、その後『SANKYO FEVER 実機シミュレーションS vol.2』(TEN研究所)でコンシューマーにも移植された。

ゲーム内容[編集]

ピストル大名は『ベラボーマン』では悪役だったが、本作では正義に燃える「かやくご藩」の城主、火縄丸として登場している。大名家では12歳になると元服の儀式として3つの過酷な修行を終えねばならず、火縄丸も藩の当主としてその旅へと向かうこととなる。5つ用意された修行(ステージ)の中から3つを選び、クリアすることで最終ステージへと向かう。

武器は元服の証として頭につけられたピストル(大砲)。ショットボタンを押したままで溜めることができ、度合いによって大きさの違う花火弾を発射する。通常弾は直線で飛ぶが、溜め撃ちの花火弾は放物線を描き、地面でバウンドするという特殊な軌道を描く。移動も「両足に挟んだ扇子をはためかせて空を飛ぶ」という特性のため、レバーを入力せずに放置すると徐々に下降していくという独特の挙動をする(地面に触れてもミスにはならない)。

ゲームとしての難易度は非常に高い。上述のクセの強い操作性に加え、敵の耐久力が高い上に動作も理不尽とも思える仕様であり、敵弾の速さなどもネックとなり、結果的に設置店舗数もベラボーマンには遠く及ばず、ほとんど日の目を見ることなく姿を消すこととなる。

エンディング曲[編集]

このゲームのエンディング曲には歌詞が付いており、エンディング時に歌詞が流れていたが、サウンドトラック化にあたり「火縄丸数え唄」としてアレンジされ、歌詞も新たに付けられた。「火縄丸数え唄」は、1991年5月1日にビクター音楽産業から販売された『ビデオ・ゲーム・グラフィティVol.7』に収録。編曲米光亮、歌い手は山本正之

脚注[編集]

関連項目[編集]

  • 手塚治虫『ピストルをあたまにのせた人びと』