スカイタワー西東京

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株式会社田無タワー

SkyTower NishiTokyo.JPG

種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 188-0014
東京都西東京市芝久保町5-8-2
設立 1987年
事業内容 多目的電波利用基盤施設の設置及び経営等
代表者 代表取締役社長 伊藤慶一
資本金 2億7,000万円
純利益 6500万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 20億4035万1000円(2020年03月31日時点)[1]
従業員数 40人
主要株主 株式会社小泉
東京都
西東京市
外部リンク http://www.skytower195.com/
特記事項:2021年2月26日に小泉グループ入り。
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スカイタワー西東京(スカイタワーにしとうきょう)は、東京都西東京市芝久保町五丁目にある、高さ195mの多目的電波塔。正式名称決定前の仮称およびタワーの運営会社は田無タワーであり、地元では今でももっぱらこの名で呼ばれている。

1989年6月に完成。運営会社は「株式会社田無タワー」。株式会社田無タワーの設立当初は田無ファミリーグループ傘下であったが、2021年2月26日に杉並区の住宅関連企業の株式会社小泉が筆頭株主となり、小泉グループ傘下となった。

隣接地にゴルフ練習場パチンコ店などを運営する「田無ファミリーランド」があり、スカイタワー西東京を送信所とするコミュニティFMFM西東京スタジオも田無ファミリーランド内にある。また、多摩六都科学館とも隣接している。

概要[編集]

スカイタワー西東京は電波塔である。武蔵野台地にそびえたっており、周囲に高層ビルも無いので、移動通信の基地局からマイクロ波固定局まで様々な用途で利用が可能な電波塔となっている。→#電波塔としての施設、特徴

平らな武蔵野台地に一本そびえたつ。周囲数kmにいると、高層ビルなどが無いので、わざわざ探さなくても勝手に視野に飛び込んでくる、格好のランドマークである。

本来観光施設として計画されておらず、建築基準法における「工作物」として建築されたため、展望台が設置されておらず、一般向けに開放は行われていない(過去には一般開放がされていた事もあり、事前に新聞等で告知が行われていた。)[2]。第1局舎の地下一階には一般の人々や企業も借りられる貸し会議室があり、利用するためには事前に予約が必要である。隣接している第2局舎には田無タワーが運営する真空管オーディオ機器無線機の販売店「FBサウンド田無」があり、来店の際は敷地入口のインターフォンを使い、従業員を呼ぶ必要がある[2]

地元の人々にとっては、景色を360度見渡すと大抵どこかに見えている存在であり、格好のランドマークとなっており、翌日昼の天気を知らせてくれるライトアップでも親しまれており、地元の人々にとっては日常的に頻繁に意識にのぼる存在である。 →#ライトアップ(天気予報など)

電波塔としての施設、特徴[編集]

電波塔の高さ115mほどの位置などに直径3mほどのパラボラアンテナなどが設置されている[2]。1階に発電室がありそこに非常用発電機が設置され[2]、無停電電源装置(CVCF)も設置されており、停電時にも電波の送出が止まらないしくみになっている[2]。無線機室には、当電波塔を利用する各社の無線機が設置されている[2]。地下2階には運営会社「株式会社田無タワー」の事務室があり、職員が在中し、総合監視盤などで常に機器の監視等を行い、そこでライトアップも操作されている[2]

スカイタワー西東京の鉄塔は武蔵野台地に聳え立つ(そびえたつ)形になっており[3]、その立地のおかげで(無線用語で言うところの)「見通し距離」も十分に確保されているので、移動系基地局からマイクロ波固定局まで様々な用途で利用が可能な電波塔である[3]UHF-VHF放送用アンテナ、パラボラアンテナ、コーリニアアンテナコーナーレフアンテナなど、様々なアンテナを設置できるように設計されており[3]、様々な形状のアンテナが効率良く配置されている[3]。当電波塔では近年高度化しているデジタル方式のタクシー無線を効率良く運用することが可能で、「東京第2集中基地局」として東京西部地区をカバーしており、アンテナなどの設備も整っているので、利用者は無線装置を設置するだけで運用が可能[4]

データ
地上高:195m
位置:北緯 35°44′06.41、東経 139°31′22.92
海抜:65m
設備:固定通信アンテナ携帯電話用アンテナ、移動体通信用アンテナ、無線呼出用アンテナ、コミュニティFM放送用アンテナ、キュービクル
建造の経緯

1980年代後半から、日本の行政でいわゆる「通信の自由化」が進められ、無線通信の利用が活発化したのにもかかわらず、無線通信に必要不可欠なアンテナを建造するための空間が足らない傾向があり、特に首都圏では高層ビルが林立し電波が遮断されがちな状況になり、将来の通信状況が悪化することが懸念された[2]。そんな状況を解決するために、田無ファミリーランドグループを中心に東京都、田無市(現:西東京市)の出資により、1987年第三セクターの株式会社田無タワーが設立され、当電波塔が建造されることになった[2]

1989年2月、郵政省(現:総務省)からマルチメディアタワー第1号認定を受けた。

1993年多摩地域で開催されたイベント「TAMAらいふ21」開催中に運営していた臨時FM放送局「Egg STATION」(周波数:76.3MHz、出力:300W)の送信アンテナを設置していた。

ライトアップ(天気予報など)[編集]

夜間はライトアップを行い、その色分けにより翌日の午前中の天気予報を示している。点灯時刻はおおむね日没前後になるように配慮しているので季節によって異なり、1月・2月・11月・12月(つまりおおむね冬期)は17:00、3月・4月・9月・10月(つまりおおむね春や秋)は18:00、5月・6月・7月・8月(つまりおおむね夏期)は19:00であることが多く、24:00に消灯される[2]

  • 晴れ:紫色
  • 曇り:緑色
  • 雨や雪:青色

下記のような特別な日には、翌日の天気と無関係にライトアップが行われることもある(以下日程は年によって異なる)。

近隣の多摩六都科学館で天体観測会が行われる日は一時的にライトアップを消灯することがあるほか、ライトダウンキャンペーンを実施する日等も一時的にライトアップを消灯している。

また、東日本大震災やそれに伴う節電要請、新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言に伴う夜間帯のイルミネーション自粛要請がある場合はライトアップを終日中止する事もある。

天気予報以外の色で点灯する場合や、点灯時間の変更がある場合は、予めスカイタワー西東京のホームページやスカイタワー西東京の広報担当である『そらぽん』のTwitterで告知が行われる。

FM西東京送信施設詳細[編集]

放送局
愛称
コールサイン 周波数 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
エフエム西東京
「FM西東京」
JOZZ3AU-FM 84.2MHz 20W 59W - 約-世帯

スカイタワーが登場する主な作品・番組等[編集]

アニメ・漫画[編集]

近隣にシンエイ動画等の大手アニメーション制作スタジオが多数存在する関係で、スカイタワーが登場するアニメ作品は多い。

映画[編集]

テレビ番組[編集]

音楽[編集]

  • 『西東京』(赤い公園)- 「田無タワー」として、雨天(青)・晴天(紫)のライトアップが歌われている。

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

[脚注の使い方]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度44分6.3秒 東経139度31分22.9秒 / 北緯35.735083度 東経139.523028度 / 35.735083; 139.523028