ザ・ジェントルメン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ザ・ジェントルメン(日本語タイトル未定)
The Gentlemen
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー
原案 ガイ・リッチー
アイヴァン・アトキンソン
マーン・デイヴィーズ
製作 ガイ・リッチー
アイヴァン・アトキンソン
ビル・ブロック
製作総指揮 ロバート・シモンズ
アンドリュー・ゴロヴ
ボブ・オシャー
アラン・J・ワンズ
出演者 マシュー・マコノヒー
チャーリー・ハナム
ヘンリー・ゴールディング
ミシェル・ドッカリー
エディ・マーサン
ジェレミー・ストロング
コリン・ファレル
ヒュー・グラント
音楽 クリストファー・ベンステッド
撮影 アラン・スチュワート
編集 ジェームズ・ハーバート
製作会社 ミラマックス
配給 イギリスの旗エンターテインメント・フィルム・ディストリビューターズ
アメリカ合衆国の旗STXフィルムズ
日本の旗キノフィルムズ
公開 イギリスの旗2020年1月1日
アメリカ合衆国の旗2020年1月24日
日本の旗2020年秋
上映時間 113分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 2200万ドル[1]
興行収入 世界の旗$87,507,926[2]
テンプレートを表示

ザ・ジェントルメン』(原題:The Gentlemen)は2019年に公開された合作のアクション映画である。監督はガイ・リッチー、主演はマシュー・マコノヒーが務めた。

ストーリー[編集]

ビッグ・デイブはタブロイド紙の編集者だった。そんなある日、パーティーに参加したデイヴは麻薬業界の大物、ミッキー・ピアソンに挨拶をしたが、ミッキーはデイヴを無視した。腹を立てたデイヴは探偵(フレッチャー)を雇い、ミッキーとプレスフィールド卿の関係を調査させることにした。彼の娘、ローラはヘロインに依存しており、ミッキーと何らかの繋がりがあるのではないかと疑ったのである。フレッチャーは調査結果をまとめ、それをピアソンの右腕として知られるレイモンドに突き付け、2000万ユーロの支払いを要求した。

ストーリーは過去に遡る。ミッキーはアメリカの貧困家庭で生まれ育ったが、勉学に秀でていたために、奨学金を得てオックスフォード大学に進学した。在学中、ミッキーは裕福な家に生まれ育った学生たちにマリファナを売るビジネスを始めた。ビジネスにのめり込んだミッキーは大学を退学し、そのまま裏社会でのし上がっていった。ミッキーは自分が一代で築き上げたビジネスをアメリカの富豪、マシュー・バーガーに400万ドルで売却しようとしていた。ここ最近、ミッキーは殺伐とした裏社会に嫌気がさしてきており、引退して妻のロザリンドと一緒に平穏に暮らしたがっていたのである。ミッキーはバーガーを大麻栽培施設の一つに案内した。その施設は田舎の名士たちが所有する土地の地下にあった。名士たちは豪邸の維持費用を自力で工面できなくなり、やむなくミッキーに土地を貸したのだった。ほどなくして、ミッキーは中国のギャング(ジョージ卿とその部下ドライ・アイ)から「事業を買収したい」というオファーを受けたが、ミッキーはそれを断った。その後、アマチュアの格闘技集団、トドラーズがミッキーの所有する大麻栽培施設を襲撃するという事件が発生した。トドラーズは施設の警備員を打ち負かし、施設からマリファナを強奪した。しかも、彼らはその様子を録画しており、その映像にラップを合わせてネット上にアップロードした。トドラーズのコーチはその一件を知るや否や、直ちにビデオを削除するよう命じた。コーチはミッキーからの報復を恐れたのである。

ミッキーが十分に育ったマリファナの搬出を始めた頃、プレスフィールド卿から「ヘロイン仲間とつるんでいる娘を連れ帰って欲しい」という依頼を受けた。ミッキーの命令で、レイモンドは部下を引き連れてローラの元に急行したが、その際、彼女のヘロイン仲間たちが掴みかかってきた。揉み合いの最中、ヘロイン仲間の一人(アスラン)が窓から転落死してしまった。ほどなくして、ローラもオーバードーズで亡くなった。しばらくして、コーチがレイモンドの元を訪れ、施設を襲撃したことを謝罪すると共に、お詫びとして組織の仕事を引き受けたいと申し出た。その後、コーチはトドラーズに施設の場所を教えたフック(ドライ・アイの部下)を捕まえて詳細を聞き出そうとしたが、フックは逃走を試み、その際に運悪く死んでしまった。その頃、ミッキーはジョージ卿を脅しつけていた。ジョージ卿はオファーを断られた腹いせに、ミッキーが保有するヘロイン工場を襲撃したのだった。ジョージ卿は任務に失敗したドライ・アイを始末しようとしたが、逆に殺されてしまった。そして、ギャングはドライ・アイの支配下に置かれることとなった。

こうして、ミッキーの麻薬ビジネスをめぐる闘争はますます混迷していくのだった。

キャスト[編集]

製作[編集]

2018年5月、ガイ・リッチー監督が自身の原点に回帰した映画『Toff Guys』の製作に着手したとの報道があった[3]。10月、マシュー・マコノヒー、ケイト・ベッキンセイル、ヘンリー・ゴールディング、ヒュー・グラントの起用が発表された(後にベッキンセイルは降板することになり、ミシェル・ドッカリーが代役として起用された)[4][5]。11月、ジェレミー・ストロング、コリン・ファレル、ジェイソン・ウォンの出演が決定した[6][7][8]。同月13日、本作の主要撮影ロンドンで始まった[9]。12月、リン・レネーがキャスト入りした[10]

2019年12月19日、クリストファー・ベンステッドが本作で使用される楽曲を手掛けていると報じられた[11]。20日、本作のサウンドトラックが発売された[12]

公開・マーケティング[編集]

2018年5月、ミラマックスが本作の全世界配給権を3000万ドル強で購入した[13]。2019年2月21日、STXエンターテインメントがミラマックスから本作の全米配給権を700万ドルで購入したとの報道があった。その際、本作のタイトルが『Toff Guys』から『Bush』に変更されたとも報じられた[14]。4月2日、本作のタイトルが『Bush』から『The Gentlemen』に変更されるとの発表があった[15]。10月2日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[16]。12月3日、本作はロンドンでプレミア上映された[17]

興行収入[編集]

本作は『The Turning』と同じ週に封切られ、公開初週末に1000万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[18]、その予想は的中した。2020年1月24日、本作は全米2165館で公開され、公開初週末に1065万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場4位となった[19]

評価[編集]

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには230件のレビューがあり、批評家支持率は73%、平均点は10点満点で6.41点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ザ・ジェントルマン』はガイ・リッチー監督の新しいファンを増やすことはできないかも知れないが、同監督の作品のファンなら十分に楽しめるものである。」となっている[20]。また、Metacriticには44件のレビューがあり、加重平均値は51/100と平凡なものに留まっている[21]。なお、本作のシネマスコアはB+となっている[22]

脚注[編集]

  1. ^ Weekend Box Office: Guy Ritchie’s ‘The Gentlemen’ Beats Latest Horror Dud”. Indiewire (2020年1月26日). 2020年2月25日閲覧。
  2. ^ The Gentlemen (2019)”. The Numbers. 2020年2月25日閲覧。
  3. ^ Guy Ritchie Returns To ‘Lock, Stock’ & ‘Snatch’ Turf With ‘Toff Guys’ – Cannes”. Deadline.com (2018年5月3日). 2020年2月25日閲覧。
  4. ^ Matthew McConaughey to Star in Guy Ritchie’s ‘Toff Guys’ With Kate Beckinsale, Henry Golding (EXCLUSIVE)”. Variety (2018年10月10日). 2020年2月25日閲覧。
  5. ^ Hugh Grant Joins Guy Ritchie’s ‘Toff Guys’ Gang”. Deadline.com (2018年10月31日). 2020年2月25日閲覧。
  6. ^ Jeremy Strong To Play Pot Kingpin In Guy Ritchie’s ‘Toff Guys’ Gangster Pic”. Deadline.com (2018年11月7日). 2020年2月25日閲覧。
  7. ^ Guy Ritchie’s ‘Toff Guys’ Adds Jason Wong”. Deadline.com (2018年11月16日). 2020年2月25日閲覧。
  8. ^ Colin Farrell Joins Matthew McConaughey in Guy Ritchie's 'Toff Guys' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年11月30日). 2020年2月25日閲覧。
  9. ^ Guy Ritchie movie starts London filming”. The Knowledge Online (2018年11月13日). 2020年2月25日閲覧。
  10. ^ Guy Ritchie’s ‘Toff Guys’ Taps Lyne Renee”. Deadline.com (2018年12月13日). 2020年2月25日閲覧。
  11. ^ Christopher Benstead Scoring Guy Ritchie’s ‘The Gentlemen’”. Film Music Reporter (2019年12月19日). 2020年2月25日閲覧。
  12. ^ ‘The Gentlemen’ Soundtrack Details”. Film Music Reporter (2019年12月20日). 2020年2月25日閲覧。
  13. ^ Freshly Recapitalized Miramax Lands $30M+ World Rights Deal For Guy Ritchie’s ‘Toff Guys’”. Deadline.com (2018年5月9日). 2020年2月25日閲覧。
  14. ^ STX Punches For Guy Ritchie Crime-Comedy ‘Bush’ In Splashy $7M EFM Deal”. Deadline.com (2019年2月21日). 2020年2月25日閲覧。
  15. ^ Guy Ritchie’s ‘Toff Guys’ Gets New Title, Chadwick Boseman In ’21 Bridges’, ‘Bad Moms’ Moms’ & More: STX At CinemaCon”. Deadline.com (2019年4月2日). 2020年2月25日閲覧。
  16. ^ ‘The Gentlemen’ Trailer: Guy Ritchie’s New Action-Comedy Has Bribery, Blackmail And Matthew McConaughey As A Marijuana Kingpin”. Deadline.com (2019年10月2日). 2020年2月25日閲覧。
  17. ^ Film Premieres 2019”. MarkMeets. 2020年2月25日閲覧。
  18. ^ 'The Gentlemen' Heading Toward for $10-11+ Million Debut”. Box Office Mojo (2020年1月23日). 2020年2月25日閲覧。
  19. ^ Domestic 2020 Weekend 4 January 24-26, 2020”. Box Office Mojo. 2020年2月25日閲覧。
  20. ^ The Gentlemen”. Rotten Tomatoes. 2020年2月25日閲覧。
  21. ^ The Gentlemen (2020)”. Metacritic. 2020年2月25日閲覧。
  22. ^ January B.O. +13% Over 2019 Thanks To ‘Bad Boys For Life’ & ‘1917’; ‘The Turning’ Slammed With Second ‘F’ Of 2020”. Deadline.com (2020年1月26日). 2020年2月25日閲覧。

外部リンク[編集]