ザ・クラウン (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ザ・クラウン
The Crown
別名 クラウン・オブ・ソーンズ
(Crown Of Thorns) (1990 - 1998)
Dobermann (2008 - 2009)
出身地 スウェーデンの旗 スウェーデン
エルヴスボリ県 トロルヘッタン
ジャンル デスメタル[1]
スラッシュメタル[1]
デスラッシュ
メロディックデスメタル[1]
活動期間 1990年 - 2004年
2008年 -
レーベル ブラック・サン・レコード
メタル・ブレイド・レコーズ
センチュリー・メディア・レコード
ビクターエンタテインメント
アヴァロン・レーベル
公式サイト Official MySpace
メンバー ヨハン・リンドストランド (ボーカル)
マルコ・テルヴォーネン (リズムギター)
ロビン・ソークヴィスト (リードギター)
マグナス・ウルスフェルト (ベース)
旧メンバー トーマス・リンドバーグ(ボーカル)
アンドレアス・ベルグ (ボーカル)
ヨナス・スタルハマー (ボーカル)
ロバート・オステルベルグ (ギター)
マーカス・スーネソン (リードギター)
ヤンヌ・サレンパ (ドラム)
テンプレートを表示

ザ・クラウンTHE CROWN)はスウェーデンデスメタル(デスラッシュメロディックデスメタル)バンド。3rdアルバムをリリースする1999年までは、クラウン・オブ・ソーンズCROWN OF THORNS)というバンド名であった。

改名の経緯[編集]

米国にも「クラウン・オブ・ソーンズ」という同名バンドがおり、彼らは再三、改名しないなら告訴する用意がある旨をメールFAXで通告していた。初めのうちは黙殺していたが、あるとき、ロック界の重鎮キッスジーン・シモンズポール・スタンレーの署名入りで、同様のFAXが送られてきた。これにはさしもの彼らも改名を選択せざるをえなかった。ちなみに、シンガーのヨハン・リンドストランドはキッスの大ファンであるが、その事と改名の一件との因果関係は不明。

おそらくアメリカのレコード会社と契約し、全世界規模でレコードをリリースするにあたって著作権、及び商標権の問題から改名せざるを得なかったと思われる。また改名にあたってクラウン・オブ・ソーンズ名義でリリースした3枚のアルバムもザ・クラウン名義に変更し、アメリカのメタルレーベルメタル・ブレイド・レコーズよりリリースされた。

バイオグラフィー[編集]

1990年、同じ学校に通っていた、ヤンヌ・サレンパ (Ds)とマグナス・ウルスフェルト (B)を中心にクラウン・オブ・ソーンズCROWN OF THORNS)結成。マルコ・テルヴォーネン (Rhythm G)が加入、バンド活動を本格化。1992年、地元のコンピレーションアルバムに参加。1993年、デモテープ『Forever Heaven Gone』を制作。同年開催のロックフェスティバル「Hultsfred festival」に出演。

1994年に、ロバート・オステルベルグ (G)が脱退し、マーカス・スーネソン (Lead G)が加入する。凄腕のリードギタリストである彼を迎えたことで「黄金の編成」が完成する。また「メタリカのソロをすべてマスターした男(大嘘)」としてバンドに紹介されたという彼は、マーカスの加入によって「肩の荷が下りた」と胸をなでおろしたらしい。2本目のデモテープ『Forget The Light』制作。スウェーデンのレーベル、ブラック・サン・レコードとのアルバム契約を獲得。

1995年、1stアルバム『The Burning』リリース。また、「オブ・グッド・アンド・イーブル」のPVを作成。スレイヤートリビュートアルバムSlatanic Slaughter』に参加。(「Mandatory Suicide」をカバー)

1996年セパルトゥラトリビュートアルバム『Sepultural Feast』に参加。(「Arise」をカバー)

1997年2月、2ndアルバム『Eternal Death』リリース。この作品は日本の輸入盤市場でも評判になる。

1998年アメリカの名門レーベル・メタル・ブレイド・レコーズとの契約を獲得。

1999年、3rdアルバム『Hell is Here』リリース。この時、バンド名をクラウン・オブ・ソーンズから現在のザ・クラウンTHE CROWN)に改める。同年4月デス・メタルバンド、モービッド・エンジェルなどと共にノー・マーシー・ツアー第3弾に参加。同年8月ドイツで毎年開催されるメタルフェスティバル、ヴァッケン・オープン・エアに参加。同年11月イェーテボリのスタジオ・フレッドマンにて業界きっての名プロデューサー、フレドリック・ノルドストロームを迎え、新作のレコーディングを開始。

2000年6月21日、4thアルバム『Deathrace King』リリース(欧州では3月、米では5月にリリースされた、また今作が日本デビュー作品である)。前作『Hell is Here』の日本盤も合わせて発売、この際、国内の複数のレーベルが彼らに興味を示すが、彼らは日本における配給元をビクターに選ぶ。その後、ボーカリストのヨハン・リンドストランドが脱退し、元アット・ザ・ゲイツトーマス・リンドバーグが加入。

2002年4月9日、5thアルバム『Crowned In Terror』リリース。リリース後、トーマスはバンドを離れ、ヨハン・リンドストランドが復帰する。

2003年10月23日、6thアルバム『Possessed 13』リリース。

2004年8月24日、『Crowned In Terror』と同じ内容をボーカルをヨハンに入れ替えてリレコーディングした『Crowned Unholy』をリリース。同年、バンドは解散する。

その後、メンバーはそれぞれ別のバンドで音楽活動を継続する。ヨハン・リンドストランドは、デスラッシュバンドOne Man Army and the Undead Quartetを結成し活動している。マーカス・スーネソンは、メロディックデスメタルバンドエンゲルを結成し活動している。また、マルコ・テルヴォーネンとヤンヌ・サレンパは、ゴシックメタルバンド・エンジェル・ブレイクを結成し活動している。

2008年になって、ヨハン・リンドストランドを除くメンバーで、Dobermannというバンド名で事実上The Crownを再結成する。ボーカリストには、アンドレアス・ベルグが加入する。しかし1年程で、アンドレアス・ベルグは脱退し、代わりにヨナス・スタルハマーが加入した。

2009年12月にバンド名を、Dobermannから、The Crownに改め、The Crownは完全復活する。センチュリー・メディア・レコードと契約し、2010年9月に、復活作、7thアルバム『Doomsday King』をリリース。日本では、アヴァロン・レーベルから10月のリリースとなった。

2011年9月、オリジナル・ヴォーカリストのヨハン・リンドストランドがバンドに復帰したことが発表され、同時にヨナス・スタルハマーはバンドを離れることとなった。バンドは次のアルバムの曲作りを開始しており、2013年初頭にはスタジオ入りしている。このスタジオ入り前に、リードギタリストのマーカス・スーネソンが脱退し、インピオスでも活動するロビン・ソークヴィストが加入した[2]。マーカス脱退の理由は、並行して活動していたエンゲルに専念するためであった[3]

2013年6月、The Spring Is Goneツアーで初来日[4]。(仙台・名古屋・大阪・福岡・静岡・東京の順に計6ヵ所にて公演)

2014年ドラマーのヤンヌ・サレンパの脱退が発表された[5]。後任としてヘンリク・アクセルソンが加入。アルバルのレコーディングには1曲のみ参加。

2015年1月12日、8thアルバム『Death Is Not Dead』をリリース(日本盤は2014年12月24日に先行リリースされていた)。4月には、EXTREME DEATH FEAST 2015(大阪・東京)にて1年10ヵ月ぶり2度目の来日公演。

メンバー[編集]

現メンバー[編集]

  • ヨハン・リンドストランド (Johan Lindstrand) - (Vo) (1990 - 2001, 2002 - 2004, 2011 - )
ほかのメンバーと共同で作詞を行うことが多い
インピオス」のセッションドラマーとして在籍したことがある。One Man Army and the Undead Quartetで活動していたが、2011年9月に再びThe Crownに復帰している。
  • マルコ・テルヴォーネン (Marko Tervonen) - (Rhythm G) (1990 - 2004, 2009 - )
The Crownの約半分の作曲、作詞も少々、稀にツインリードの片割れ、公式サイトの管理人である。
インピオスのセッションドラマーとして在籍したことがある。エンジェル・ブレイクでも活動中。
  • ロビン・ソークヴィスト (Robin Sörqvist) - (Lead G) (2013 - )
インピオスでも活動。
  • マグナス・ウルスフェルト (Magnus Olsfelt) - (B) (1990 - 2004, 2009 - )
The Crownの約半分の曲を書く、7割近くの作詞、殆どの曲の名付け親。
  • ヘンリク・アクセルソン (Henrik Axelsson) - (Dr) (2014 - )
ヤンヌ・サレンパの後任として加入。

旧メンバー[編集]

5thアルバム『クラウンド・イン・テラー』でボーカルを担当
アット・ザ・ゲイツ、元ナイトレイジロック・アップ等で活動している。
  • アンドレアス・ベルグ (Andreas Bergh) - (Vo) (2008 - 2009)
Dobermann時代のみの在籍。アルバムには参加していない。
  • ヨナス・スタルハマー (Jonas Stålhammar) - (Vo) (2009 - 2011)
  • ロバート・オステルベルグ (Robert Österberg) - (G) (1990 - 1994)
Crown Of Thorns時代のみの在籍。アルバムには参加していない。
  • マーカス・スーネソン (Marcus Sunesson) - (Lead G) (1994 - 2004, 2009 - 2013)
生粋のギタリスト。一時期、ザ・ホーンテッドのサポートギタリストとして、ツアーに参加した。
エンゲルで活動中。
  • ヤンヌ・サレンパ (Janne Saarenpää) - (Ds) (1990 - 2004, 2009 - 2014)
近代デス・ドラミングへのアンチテーゼとも取れるオールドスクールなプレイが特徴、身長193cm。
エンジェル・ブレイクでも活動中。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

ベスト・コンピレーション[編集]

デモテープ[編集]

映像作品[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]