サブリナ (映画)
サブリナ | |
---|---|
Sabrina | |
監督 | シドニー・ポラック |
脚本 |
バーバラ・ベネディック デヴィッド・レイフィール |
製作 |
スコット・ルーディン シドニー・ポラック |
製作総指揮 |
ロナルド・L・シュワリー リンゼイ・ドラン |
出演者 |
ハリソン・フォード ジュリア・オーモンド グレッグ・キニア |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
主題歌 | 「Moonlight」 |
撮影 | ジュゼッペ・ロトゥンノ |
編集 | フレドリック・スタインカンプ |
製作会社 |
ミラージュ・エンタープライズ サンドラー・プロダクションズ |
配給 |
パラマウント パラマウント/UIP |
公開 |
1995年12月15日 1995年12月23日 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $58,000,000[1] |
興行収入 |
$53,672,080[1] $53,696,278[1] |
『サブリナ』(Sabrina)は、1995年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はシドニー・ポラック監督。ビリー・ワイルダー監督作、ハンフリー・ボガート、オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン主演の1954年の映画『麗しのサブリナ』のリメイク。オリジナル版でハンフリー・ボガートが演じた役をハリソン・フォード、オードリー・ヘプバーンの役をジュリア・オーモンド、ウィリアム・ホールデンの役をグレッグ・キニアが演じている。音楽は当初はデイヴ・グルーシンが担当することになっていたがジョン・ウィリアムズに交代した。
ストーリー
[編集]大富豪ララビー家の運転手の娘だったサブリナ[注 1]は、ララビー家の次男デイビッドに恋をしていた。しかしデイビッドは移り気でオープンのフェラーリに乗って女性を取っかえひっかえ。サブリナには何の興味も示さなかった。そういった事を危惧していたサブリナの父親は、デイビットを忘れるために彼女にパリへ行くことを勧め、サブリナは旅立った。彼女はパリのヴォーグ社でデザインやファッションを学ぶ。数年後、美しく洗練されて戻ってきたサブリナにデイビッドは以前気にも留めなかった女性と同一人物であることにも気づかず一目で恋をしてしまう。しかし、デイビッドは、大会社タイソン社の娘エリザベスと婚約していた。なんとしても合併を成功するため、ララビー家の長男ライナスは、デイビッドとサブリナを引き離すため四苦八苦する。しかし、そのうちサブリナに恋心を抱いてしまう。サブリナも幼い頃抱いていたライナスのイメージとは違う彼と会うようになって好きになり始めていた。しかし、ライナスは合併を成功させるため、サブリナにジャンボジェット機の航空券と手切れ金を渡し、彼女をパリへ追いやってしまう。それに怒ったデイビットは彼女の心を察し、ライナスをパリへ行くようにエリザベスと復縁し、戸惑っていた彼だが、自分の心に嘘をつくことはできず、SST(コンコルド)でサブリナより早くパリへ。パリで先回りしたライナスに会ったサブリナは二人で生きていくことを決心した。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹き替え
- ライナス・ララビー: ハリソン・フォード(菅生隆之)
- サブリナ・フェアチャイルド: ジュリア・オーモンド(岡本麻弥)
- デイヴィッド・ララビー: グレッグ・キニア(松本保典)
- トーマス・フェアチャイルド: ジョン・ウッド(北川米彦)
- イングラム・タイソン夫人: アンジー・ディキンソン(森田育代)
- エリザベス・タイソン: ローレン・ホリー(加藤優子)
- モード・ララビー: ナンシー・マーシャン(瀬畑奈津子)
- スコット: ポール・ジアマッティ(江川央生)
- ルイ: パトリック・ブリュエル
作品の評価
[編集]映画批評家によるレビュー
[編集]Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「シドニー・ポラックの『サブリナ』はオリジナルより優れているところは何もないが、確実な演出と経験豊富なスターたちのおかげで、十分に楽しい娯楽作品に仕上がっている。」であり、48件の評論のうち高評価は65%にあたる31件で、平均点は10点満点中6.1点となっている[2]。 Metacriticによれば、27件の評論のうち、高評価は12件、賛否混在は14件、低評価は1件で、平均点は100点満点中56点となっている[3]。時代考証も間違いとは言えず、デイビッドの車も1950年代に好んで使われていたイギリス車ではなく、フェラーリを使っており、またサブリナがパリで行ったのも料理学校ではなく、有名なファッション会社に変更し、1950年代では船旅だったのをジェット旅客機に変えたのも、強く非難した見解は見受けられない。
受賞歴
[編集]賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
第68回アカデミー賞 | 歌曲賞 | 「Moonlight」 作曲:ジョン・ウィリアムズ 作詞:アラン&マリリン・バーグマン |
ノミネート |
作曲賞 | ジョン・ウィリアムズ | ||
第53回ゴールデングローブ賞 | 作品賞(ミュージカル・コメディ部門) | ノミネート | |
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門) | ハリソン・フォード | ||
主題歌賞 | 「Moonlight」 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “Sabrina” (英語). Box Office Mojo. 2021年7月28日閲覧。
- ^ “Sabrina (1995)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年7月28日閲覧。
- ^ “Sabrina” (英語). Metacritic. 2021年7月28日閲覧。