グリーンズボロ (哨戒フリゲート)

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艦歴
発注
起工 1943年4月15日
進水 1944年2月9日
就役 1945年1月29日
退役 1946年3月14日
その後 1948年4月22日にスクラップとして売却
除籍 1947年4月23日
性能諸元
排水量 基準 1,430トン
満載 2,415トン
全長 303 ft 11 in (92.6 m)
全幅 37 ft 6 in (11.4 m)
吃水 13 ft 8 in (4.1 m)
機関 ボイラー3基 5,500軸馬力
タービン2基 2軸推進
最大速力 20ノット (37 km/h)
航続距離
乗員 190名
兵装 3インチ50口径対空砲3門
40mm機関砲 4門
20mm機関砲 9門
ヘッジホッグ 1基
対潜爆雷投射機(Y砲)8基
爆雷投下軌条 2条

グリーンズボロ (USS Greensboro, PF-101) は、アメリカ海軍の哨戒フリゲートタコマ級フリゲートの1隻。艦名はノースカロライナ州グリーンズボロに因む。

艦歴[編集]

グリーンズボロは海事委任契約(船体番号1973)の下、当初 PG-209 (砲艦)としてオハイオ州クリーブランドのアメリカン・シップビルディング社で1943年4月15日に起工し、1944年2月9日C・I・カールソン夫人によって命名、進水、1945年1月29日にメリーランド州カーティス湾沿岸警備隊工廠で艦長ヘンリー・P・ニスカーン沿岸警備隊少佐の指揮下就役した。

沿岸警備隊員が乗り組んだグリーンズボロはカーティス湾に停泊し、艤装および気象観測任務用の改装が行われた。2月14日、ボルチモア湾を出航したグリーンズボロはノーフォークを経由してバミューダに整調のため向かい、続いてキューバグアンタナモ湾ジャマイカキングストンで護衛任務に就いた。

グリーンズボロは3月23日にボストンに到着し、航空・海上救難および気象観測艦に転換された。4月11日に出航し、途中ニューファンドランドアージェンティアに立ち寄り、4月22日にメイン州カスコ湾に到着、対潜水艦戦演習を行う。10ヶ月間に渡って航空・海上救難任務および気象観測任務に従事し、しばしばニューファンドランド沖、アゾレス諸島ブラジルレシフェで護衛任務を行った。1946年2月17日にボストンに帰還し、3月14日に退役した。1947年4月23日に除籍され、1948年4月22日にルイジアナ州ニューオーリンズのサザン・シップビルディング社にスクラップとして売却された。

外部リンク[編集]