ポカテロ (哨戒フリゲート)

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艦歴
発注
起工 1943年8月17日
進水 1943年10月17日
就役 1944年2月18日
退役 1946年5月2日
その後 1947年にスクラップとして売却
除籍
性能諸元
排水量 基準 1,430トン
満載 2,415トン
全長 303 ft 11 in (92.6 m)
全幅 37 ft 6 in (11.4 m)
吃水 13 ft 8 in (4.1 m)
機関 ボイラー3基 5,500軸馬力
タービン2基 2軸推進
最大速力 20ノット (37 km/h)
航続距離
乗員 190名
兵装 3インチ50口径対空砲3門
40mm機関砲 4門
20mm機関砲 9門
ヘッジホッグ 1基
対潜爆雷投射機(Y砲)8基
爆雷投下軌条 2条

ポカテロ (USS Pocatello, PF-9) は、アメリカ海軍の哨戒フリゲートタコマ級フリゲートの1隻。艦名はアイダホ州にある都市、ポカテロに因む。

艦歴[編集]

ポカテロは当初 PG-117 (砲艦)として、1943年8月17日にカリフォルニア州リッチモンドのカイザー・カーゴ社4番ヤードで起工した。1943年10月17日にショショーニ族ポカテロ族長の曾孫娘であるテルマ・ディクシーによって命名、進水し、1944年2月18日に艦長S・G・ガイル沿岸警備隊少佐の指揮下就役した。

カリフォルニア州アラメダのゼネラル・エンジニアリング・アンド・ドライドック社で艤装を行った後4月28日までサンディエゴ沖で整調を行い、ポカテロはウェスタン・シー・フロンティアに配属され、ワシントン州シアトル沖での気象観測任務に就く。5月17日にサンフランシスコを出航し、6月22日にシアトルに到着、1ヶ月後最初の哨戒任務に赴く。

ポカテロの観測担当区域はシアトル西方約1,500マイル (2,400 km) の海域であった。哨戒は海上での30日間の観測とシアトルの港での10日間から成った。ポカテロはステーション上で沿岸警備隊カッター、ハイダ (USCG Haida) と交替し、終戦までに十数回の哨戒を完了した。その後西海岸で任務を解かれる。ポカテロは処分の予定でサウスカロライナ州チャールストンに送られ、1946年4月6日に到着、5月2日に退役した。ポカテロはチャールストンでニューヨークのJ・C・バークウィット・アンド・カンパニーに売却された。

外部リンク[編集]