キャスパー (哨戒フリゲート)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
艦歴
発注
起工 1943年10月17日
進水 1943年12月27日
就役 1944年3月31日
退役 1946年5月16日
その後 1947年5月20日に売却
除籍
性能諸元
排水量 基準 1,430トン
満載 2,415トン
全長 303 ft 11 in (92.6 m)
全幅 37 ft 6 in (11.4 m)
吃水 13 ft 8 in (4.1 m)
機関 ボイラー3基 5,500軸馬力
タービン2基 2軸推進
最大速力 20ノット (37 km/h)
航続距離
乗員 190名
兵装 3インチ50口径対空砲3門
40mm機関砲 4門
20mm機関砲 9門
ヘッジホッグ 1基
対潜爆雷投射機(Y砲)8基
爆雷投下軌条 2条

キャスパー (USS Casper, PF-12) は、アメリカ海軍の哨戒フリゲートタコマ級フリゲートの1隻。艦名はワイオミング州キャスパーに因む。

艦歴[編集]

キャスパーは海事委任契約の下1943年10月17日にカリフォルニア州リッチモンドカイザー・カーゴ社で起工する。1943年12月27日にE・J・スポルディング夫人によって進水し、1944年3月31日に艦長F・J・シェイバー沿岸警備隊少佐の指揮下就役した。

就役後キャスパーはウェスタン・シー・フロンティアに合流した。1944年9月30日にサンフランシスコを出航し、シアトル沖での天候観測後11月6日に帰還した。サンフランシスコを拠点としてキャスパーは航空警戒、天候観測任務に従事し、アメリカ合衆国本土と真珠湾の間で活動した。サンフランシスコで国際連合の結成会議が1945年4月25日から始まり、キャスパーはファラロン諸島から2度の警戒巡視を行った。

キャスパーは1946年4月4日にサンフランシスコを出航、サウスカロライナ州チャールストンに向かい、同地で1946年5月16日に退役した。その後1947年5月20日に売却された。

外部リンク[編集]