キャロル・ケニオン

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キャロル・ケニオン
Carol Kenyon
ロジャー・ウォーターズのライブに参加するキャロル・ケニオン(2006年)
基本情報
別名 Karol Kenyon
生誕 1959年
出身地 イギリスの旗 イギリス
職業 ミュージシャン
担当楽器 ボーカル
レーベル A&Mレコードクリサリス・レコード、CBS

キャロル・ケニオン[1]Carol Kenyon1959年 - )は、イギリスのシンガーである。彼女はヘヴン17のヒット曲「Temptation」のボーカルで最もよく知られている。これは、1983年の英国シングルチャートで2位に達した[2]。1992年にはブラザーズ・イン・リズムのリミックスで再リリースされ、再びキャロルのボーカルをフィーチャーした曲が4位となった。ポール・ハードキャッスルの1986年に8位を記録したヒット曲「Don't Waste My Time」でもフィーチャーされている。

略歴[編集]

さまざまな有名アーティストによる数多くのアルバムやシングルのセッション・ボーカリストとして、また多数のコンサート参加で主に知られているが、ケニオンはソロ・アーティストとしていくつかのシングルもリリースしている。彼女の最初のシングルは1984年にA&Mレコードからリリースされた「Warrior Woman」であった[3]

彼女の初期のパフォーマンスは、ナショナル・ユース・ジャズ・オーケストラ (National Youth Jazz Orchestra)のメンバーとしてであった。彼女はまた、ゴー・ウエストデュラン・デュランカイリー・ミノーグマイク・オールドフィールドジョン・アンド・ヴァンゲリスペット・ショップ・ボーイズゲイリー・ムーアデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズピンク・フロイドトミー・ショウロジャー・ウォーターズ、モリシー・ミューレン、ティアーズ・フォー・フィアーズ、ラピノ・ブラザーズ、ポール・ハードキャッスルウルトラヴォックスヴァン・モリソンとも歌っている。1993年、ケニオンはアガサ・クリスティの小説「エルキュール・ポアロ・シリーズ」のTVドラマ「名探偵ポワロ」のエピソード「黄色いアイリス (The Yellow Iris)」にデヴィッド・スーシェとともに登場した。

キャリアのハイライト[編集]

ディスコグラフィ[編集]

ソロ・シングル[編集]

  • "Warrior Woman" (1984年、A&M) ※全英 91位[6]
  • "Dance with Me" (1984年、A&M) ※全英 87位[6]
  • "Give Me One Good Reason" (1987年、Chrysalis)
  • "Fascinating" (1988年、CBS)
  • "Never Let Me Go" (1990年、CBS)
  • "Here's My A" (1993年、Logic/BMG) ※Rapination featuring Carol Kenyon名義。全英 69位[7]

脚注[編集]

  1. ^ キャロル・ケニョン」の表記もある。「Karol」の英表記も存在する。
  2. ^ Buckley, Peter (2003) The Rough Guide to Rock, Rough Guides, ISBN 978-1-84353-105-0, p. 483.
  3. ^ Steward, Sue & Garratt, Sheryl (1985) Signed, Sealed, and Delivered: True Life Stories of Women in Pop, South End Press, ISBN 978-0-89608-240-3, p. 53.
  4. ^ McGuinness, Paddy (2017). Castlebar International Song Contest 1966 - 1988. ISBN 978-1527202306 
  5. ^ "Don't Waste My Time ", Chart Stats, retrieved 2011-07-09
  6. ^ a b "Carol Kenyon", Chart Stats, retrieved 2011-07-09
  7. ^ "Rapination Featuring Carol Kenyon", Chart Stats, retrieved 2011-07-09

外部リンク[編集]