カリッド・ヤファイ
基本情報 | |
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本名 | カリッド・サエド・ヤファイ |
通称 | Kal |
階級 | スーパーフライ級 |
身長 | 163cm |
国籍 | イギリス |
誕生日 | 1989年6月11日(35歳) |
出身地 | バーミンガム |
家族 | ガラル・ヤファイ (弟) |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 29 |
勝ち | 27 |
KO勝ち | 15 |
敗け | 2 |
獲得メダル | ||
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イギリス | ||
男子 ボクシング | ||
ヨーロッパアマチュアボクシング選手権 | ||
銀 | 2010年モスクワ | フライ級 |
カリッド・ヤファイ(Khalid Yafai、1989年6月11日 - )は、イギリスのプロボクサー。バーミンガム出身。元WBA世界スーパーフライ級王者。
東京オリンピックフライ級金メダリストのガラル・ヤファイは実弟。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]2005年に2005・ジュニア・スポーツ・オブ・ザ・イヤーを受賞した[2]。
2008年、中華人民共和国の北京で開催された北京オリンピックにフライ級(51kg)で出場し1回戦で敗退した[3]。
2009年、イタリアのミラノで開催された2009年世界ボクシング選手権大会にフライ級(51kg)で出場し準々決勝で敗退した[4]。
2012年にプロに転向した。
プロ時代
[編集]2012年7月7日、シェフィールドのモーターポイント・アリーナでプロデビュー(2回終了時棄権)。
2014年5月21日、リーズファースト・ディレクト・アリーナでヤクブ・カリームとコモンウェルスイギリス連邦スーパーフライ級王座決定戦を行い、3回30秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2014年9月20日、ウェンブリー・アリーナでヘラルド・モリーナとIBFインターコンチネンタルスーパーフライ級王座決定戦を行い、2回1分50秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2014年11月15日、ダブリンの3アリーナでエバース・ブリセロと対戦し12回3-0(119-106、118-105、120-104)の判定勝ちを収めIBFインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した[5]。
2015年10月17日、バーミンガムのバークレイカード・アリーナでBBBofC英国スーパーフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(2者が120-107、119-108)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2016年3月5日、バーミンガムのゲンティング・アリーナでディクソン・フローレスとWBAインターコンチネンタルスーパーフライ級王座決定戦を行い、初回1分49秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[6]。
2016年12月10日、マンチェスター・アリーナでWBA世界スーパーフライ級王者のルイス・コンセプシオンと対戦する予定だったが、前日計量でコンセプシオンがスーパーフライ級の規定体重である115ポンドを2.4ポンド(1.08kg)超過し王座を剥奪された為、コンセプシオンが勝てば王座は空位となりヤファイが勝てば新王者となる条件で試合は行われ、12回3-0(2者が120-108、117-110)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[7][8][9]。2017年1月8日、WBAの2016年12月度の月間優秀選手賞に選出された[10][11]。
2017年5月13日、バーミンガムのバークレイカード・アリーナで元日本フライ級王者でWBA世界スーパーフライ級10位の村中優と対戦し、12回3-0(118-108、119-107×2)の判定勝ちを収め、初防衛に成功した[12][13][14]。
2017年6月17日、WBAの2017年5月度の月間優秀選手賞に選出された[15][16][17]。
2017年10月28日、カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで元日本スーパーフライ級王者でWBA世界スーパーフライ級1位の石田匠と対戦し、12回3-0(118-110、116-112×2)の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した[18][19]。
2018年5月26日、カリフォルニア州フレズノのセーブ・マート・センターにて、WBA世界スーパーフライ級10位でWBCラテンアメリカバンタム級王者のデビッド・カルモナと対戦し、3度目の防衛を目指す予定だったが、カルモナが25日に行われた前日計量において、スーパーフライ級の規定体重である115ポンドを3.6ポンド(1.63kg)体重超過した為、一旦は王座が懸けられないノンタイトル戦に変更されると発表があるも[20][21]、防衛戦として行われカルモナが7回終了時に棄権した為、3度目の防衛に成功した[22][23][24]。
2018年11月24日、モンテカルロのカジノ・ド・モンテカルロ内サル・メディシンWBA世界スーパーフライ級14位のイスラエル・ゴンサレスと対戦し、12回3-0 (117-111、116-112×2) の判定勝ちを収め4度目の防衛に成功した[25][26]。
2019年6月29日、ロードアイランド州プロビデンスのダンキンドーナツ・センターでWBA世界スーパーフライ級1位のノルベルト・ヒメネスと対戦し、12回3-0 (119-107、118-108、117-109) の判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した[27][28][29]。
2020年2月29日、テキサス州ダラス近郊フリスコで元4階級制覇王者のローマン・ゴンサレスと対戦するが、8回と9回にダウンを奪われプロ初黒星となる9回29秒TKO負けを喫し、6度目の防衛に失敗し王座から陥落した[30]。
2023年11月18日、カリフォルニア州のYouTubeシアターでジョナサン・ロドリゲスとWBAインターコンチネンタルバンタム級王座決定戦で対戦し、1回KO負けで王座獲得に失敗した。
戦績
[編集]- プロボクシング:29戦 27勝 (15KO) 2敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2012年7月7日 | ☆ | 2R 終了 | TKO | デルロイ・スペンサー | イギリス | プロデビュー戦 |
2 | 2012年9月8日 | ☆ | 1R 1:08 | TKO | リチャード・ボロス | ハンガリー | |
3 | 2012年9月22日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ビクトル・コウ | メキシコ | |
4 | 2012年10月20日 | ☆ | 2R 1:05 | TKO | スコット・グラッドウィン | イギリス | |
5 | 2012年11月17日 | ☆ | 1R 0:52 | KO | ピオ・アントニオ・ネッツノ | イタリア | |
6 | 2012年12月8日 | ☆ | 3R 2:14 | TKO | ホルへ・ペレス | スペイン | |
7 | 2013年1月19日 | ☆ | 4R 終了 | TKO | ゴンサロ・ガルシア・デュラン | メキシコ | |
8 | 2013年3月30日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | マイケル・ラマベレッサ | 南アフリカ共和国 | |
9 | 2013年10月26日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | サンティアゴ・ブストス | スペイン | |
10 | 2013年12月14日 | ☆ | 4R 2:59 | TKO | アシュレイ・レーン | イギリス | |
11 | 2014年5月21日 | ☆ | 3R 0:30 | KO | ヤクブ・カリーム | ナイジェリア | コモンウェルス英連邦スーパーフライ級王座決定戦 |
12 | 2014年9月20日 | ☆ | 2R 1:50 | KO | ヘラルド・モリナ | ニカラグア | IBFインターコンチネンタルスーパーフライ級王座決定戦 |
13 | 2014年11月15日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | エベルス・ブリセーニョ | ニカラグア | IBFインターコンチネンタル防衛1 |
14 | 2015年3月28日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | クリストファー・ロサレス | ニカラグア | |
15 | 2015年5月9日 | ☆ | 1R 1:22 | TKO | イサック・クァエ | ガーナ | |
16 | 2015年9月5日 | ☆ | 1R 2:21 | KO | アーロン・フアレス | ニカラグア | |
17 | 2015年10月17日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ジェイソン・カニンガム | イギリス | BBBofC英国スーパーフライ級王座決定戦 |
18 | 2016年3月5日 | ☆ | 1R 1:49 | KO | ディクソン・フローレス | ニカラグア | WBAインターコンチネンタルスーパーフライ級王座決定戦 |
19 | 2016年6月25日 | ☆ | 1R 1:42 | TKO | ジョズセフ・アジタイ | ハンガリー | |
20 | 2016年10月22日 | ☆ | 3R 2:48 | KO | ジョンソン・テレス | ニカラグア | |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- コモンウェルスイギリス連邦スーパーフライ級王座
- IBFインターコンチネンタルスーパーフライ級王座
- BBBofC英国スーパーフライ級王座
- WBAインターコンチネンタルスーパーフライ級
- WBA世界スーパーフライ級王座(防衛5)
脚注
[編集]- ^ Beijing Olympics: British Boxing's 2008 class The Telegraph 2008年8月7日
- ^ Sports Awards 2005 BBC 2005年12月5日
- ^ “29.Olympic Games - Beijing, China - August 9-24 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
- ^ “15.World Championships - Milan, Italy - September 1-12 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
- ^ Heiland knocks out Macklin in Dublin, Ireland Fightnews.com 2014年11月15日
- ^ Kal Yafai beats Dixon Flores in first round to secure WBA super-flyweight title shot BBC 2016年3月6日
- ^ Quigg stops Cayetano; Yafai beats Concepcion to claim WBA superfly belt Fightnews.com 2016年11月10日
- ^ Yafai Defeats Concepcion to Win Vacant WBA Title WBA公式サイト 2016年12月11日
- ^ ジョシュアがクチリコ戦へ、ヤファイWBA・SF級王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月11日
- ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年1月8日
- ^ WBA&IBF最新ランキング、井上尚&八重樫TV情報 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年1月9日
- ^ Yafai beats Muranaka, retains WBA superfly title Fightnews.com 2017年5月13日
- ^ Yafai gave Muranaka a lesson and is still WBA Super Flyweight Champion WBA公式サイト 2017年5月14日
- ^ 村中優の王座獲得ならず、ヤファイに大差判定負け Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月14日
- ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年6月17日
- ^ May WBA ranking published WBA公式サイト 2017年6月19日
- ^ 黒田と小浦がWBAランク入り、再戦指示の村田は1位 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年6月20日
- ^ Yafai retains WBA superfly belt Fightnews.com 2017年10月28日
- ^ 石田匠の奪取ならず ヤファイに0-3判定負け Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月29日
- ^ アンカハスがV5戦 ヤファイvsカルモナは無冠戦に Boxing News(ボクシングニュース) 2018年5月26日
- ^ “Weigh-in: Ancajas-Sultan set, Carmona heavy for Yafai bout”. Bad Left Hook (2018年5月24日). 2018年6月26日閲覧。
- ^ Yafai stops Carmona, retains WBA 115lb title FightNews.com 2018年5月26日
- ^ Kal Yafai Drops, Stops David Carmona in Seven Rounds BoxingScene.com 2018年5月26日
- ^ アンカハスがIBF・SF級V5 同胞スルタンに大差判定 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年5月27日
- ^ Kal Yafai Struggles To Win Decision Over Israel Gonzalez Boxing Scene.com 2018年11月24日
- ^ ヤファイ苦戦 メキシカン下しWBA・S・フライ級V4 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年11月25日
- ^ Kal Yafai Boxes Past Norbelto Jimenez To Retain WBA Title Boxing Scene.com 2019年6月29日
- ^ beats Jimenez, retains WBA superfly title Fightnews.com 2019年6月29日
- ^ 井岡一翔の対抗王者ヤファイはV5 WBA・S・フライ級 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年6月30日
- ^ 元4階級制覇王者ロマゴン ヤファイを痛烈9回TKO 軽量級キングが3年ぶり世界王者復帰! Boxing News(ボクシングニュース)2020年3月1日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前王者 ルイス・コンセプシオン |
WBA世界スーパーフライ級王者 2016年12月10日 – 2020年2月29日 |
次王者 ローマン・ゴンサレス |