エリーゼのために

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バガテルエリーゼのために』(:Für Elise)は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの作曲した、よく知られたピアノ曲である。1810年作曲、イ短調ロンド形式WoO59の番号が与えられている。

楽曲の概要[編集]

エリザベート・レッケル

3/8拍子。イ短調の属音であるe音と、半音下の音が揺れ動き、両手のアルペッジョへと続く特徴的な主題により、有名である。ヘ長調に開始される愛らしいものと、主音の保続低音が鳴る激しいものと2つのエピソードを持ち、それらと主部との対比が明確で、形式的にも簡素で分かりやすい点などで、現代も多くの人に愛奏、愛聴されている。

エリーゼの正体[編集]

「エリーゼのために」は、本来「テレーゼ(Therese)のために」という曲名だったが、悪筆で解読不可能など何らかの原因で「エリーゼ(Elise)」となったという説が有力視されている。本曲の原稿はテレーゼ・マルファッティの書類から発見されたものであり、テレーゼはかつてベートーベンが愛した女性であった。この説ではテレーゼ・マルファッティがエリーゼの正体ということになる。

2010年ドイツの音楽学者クラウス·マルティン・コーピッツde:Klaus Martin Kopitz)はベートーヴェンがソプラノ歌手エリザベート・レッケルde:Elisabeth Röckel)のために作曲しているという仮説を出版した。彼女は1813年に作曲家ヨハン・ネポムク・フンメルと結婚した。

「エリーゼのために」を原曲とした楽曲[編集]

その他[編集]

  • プロ野球千葉ロッテマリーンズが、試合で得点をいれた時や勝利したときは、その度にスタンドのサポーターが「エリーゼのために」のトランペット演奏に合わせて「千葉!!ロッテ!!マリーンズ!!」とリズミカルにコールをあげる(演奏の出だしは「キッスは目にして!」の歌い出しと同様)。
  • ジェフユナイテッド千葉巻誠一郎選手の応援歌でもある。
  • 日産・スカイライン(7代目、クーペ)のCMでも流れていた。テクノ調にアレンジされている。
  • 他にも、台湾などの一部の地域や国の清掃車の、「ごみ回収に来た」という合図のためにクラクションと使われている。
  • さらに、チョロQの一部作品では、清掃車のクラクションとして使用されており、プレイヤーが購入することも出来、使用することも出来るようになっている。
  • JR西日本北陸本線の一部の駅では、この曲を列車接近(到着・通過)メロディとして使用している。
  • 東武鉄道太田駅の信号開通音としてこの曲を使用しているホームがある。
  • 学校の怪談 (テレビアニメ) - 第4話「死者からの鎮魂歌(レクイエム)エリーゼ」で使用されている。
  • 地獄先生ぬ〜べ〜 - アニメオリジナルエピソード第36話「真夜中の㊙レッスン!音楽室の危険な誘惑!!」で使用されている。

サンプル[編集]

著作[編集]

  • Ludwig Nohl, Neue Briefe Beethovens', Stuttgart 1867
  • Klaus Martin Kopitz, Beethoven, Elisabeth Röckel und das Albumblatt „Für Elise“, Köln 2010, ISBN 978-3-936655-87-2

関連項目[編集]

外部リンク[編集]