ウィル・グレアム

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ウィル・グレアムWill Graham)は作家トマス・ハリスの作品『レッド・ドラゴン』に登場する架空の人物。元FBIの捜査官。

概要[編集]

1981年刊行の『レッド・ドラゴン』の主人公であり、異常犯罪の専門家。特にプロファイリングについてはFBI内部でもよく知られた人物で、FBI特別捜査官ジャック・クロフォードのチームに所属する。ハリスの創作した代表的な人物であるハンニバル・レクターを逮捕した人物であり、彼は直接登場しない続編『羊たちの沈黙』によればアカデミーでも伝説的存在として知られている。

優秀なプロファイラーであるが故に犯人に必要以上に同調する問題を抱えており、精神病院への通院歴がある。この設定は2013年に始まった連続ドラマ『ハンニバル』で特に重要な要素として扱われている。事件そのものについては一切の証拠を残さなかったレクターが捕まったきっかけも、レクターの遊びを無意識に読み取って彼の正体に気付いてしまったたためである。

『レッド・ドラゴン』では「レッド・ドラゴン」ことダラハイドとの戦いにおいて、レクターの助言を乞う(後の『羊たちの沈黙』におけるクラリス・スターリングはこの踏襲となっている)。最終的にレクターの助言によってダラハイドに迫る一方で、レクターは密かにダラハイドと文通してグレアムを襲うように唆していた。最終的に事件は解決するものの自宅をダラハイドに襲われたグレアムは重傷を負い、『羊たちの沈黙』によれば、この事が元で一線から退き飲んだくれた生活を送ることになったという。

映像化[編集]