インド水塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
インド水塔
India Memorial Fountain.jpg
山下公園内にあるインド水塔(2015年2月)
情報
用途 水飲み場
設計者 鷲巣昌
施工 清水組
構造形式 RC造平家
竣工 1939年
所在地 神奈川県横浜市中区山下町279
座標 北緯35度26分52.043秒 東経139度38分48.570秒 / 北緯35.44778972度 東経139.64682500度 / 35.44778972; 139.64682500
文化財指定 横浜市認定歴史的建造物
テンプレートを表示

インド水塔(いんどすいとう)は、神奈川県横浜市中区山下公園内にある、インド式の水飲み場である。横浜市認定歴史的建造物に認定されている。

経緯[編集]

1923年大正12年)の関東大震災では、横浜に在住し被災した在日インド人救済のため、横浜市民が被災インド人への住宅の手当てなどに力を注いだ。1930年(昭和5年)に瓦礫処分場として埋め立てられた場所の上に山下公園が開園。そして1939年(昭和14年)に、横浜市民への感謝と同胞の慰霊のために在日インド人協会が山下公園内に建立したのがこのインド水塔である[1]。設計は鷲巣 昌、施工は清水組[2]

建築様式[編集]

設計は横浜市の第四代目建築課長で同潤会アパートにも携わった 鷲巣昌であり、イスラム教の寺院モスクの中庭にあるハウズ(泉亭)を想起させる珍しいスタイルのモニュメント[3]。イスラム風、インド風、日本風が混在したデザインが特徴的で、東京の築地本願寺を思わせるような形であるとの評もある[3]。横浜市認定歴史的建造物。

インド水塔の内部の天井モザイク

脚注[編集]

  1. ^ 横浜市中区役所区政推進課広報相談係(編)、2014、「中区は外国人の多いまち ともに暮らすまちへ (PDF) 」 、『広報よこはま なか区版』(2014年2月号)、横浜市 pp. 6-7
  2. ^ 「歴史的建造物71 インド水塔」都市整備局企画部都市デザイン室[1]
  3. ^ a b 原田こづえ 「インド水塔のこと」 『郷土よこはま一三ニ号』 横浜市中央図書館 平成10年

参考文献[編集]

  • NPO法人横浜シティガイド協会編 「ハマの建物探検」 神奈川新聞社 2002年6月26日 p.62-63
  • 吉田鋼市 久我万理子著「ヨコハマ建築・都市物語」丸善株式会社 1995年9月30日 pp.54-57
  • 横浜市中央図書館発行 「郷土よこはま 132号」1998年12月20日 pp.30-32