アウダス級駆逐艦
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アウダス級駆逐艦 | |
---|---|
「イントレピド」艦尾側 | |
基本情報 | |
種別 | 駆逐艦 |
運用者 | スペイン海軍 |
就役期間 | 1953年 - 1982年 |
前級 | リニエルス級 |
次級 | オケンド級 |
要目 | |
排水量 |
基準: 1,106 t 満載: 1,474 t |
全長 | 93.9 m |
最大幅 | 9.4 m |
吃水 | 3.0 m |
機関方式 |
・3胴式ボイラー×3缶 ・蒸気タービン×2基 ・スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 30,800 shp |
速力 | 33ノット |
航続距離 | 3,800海里 (14kt巡航時) |
燃料 | 290 t |
乗員 | 145名 |
兵装・電装要目については#諸元表参照 |
アウダス級駆逐艦(スペイン語: destructores clase Audaz)は、スペイン海軍が運用していた駆逐艦の艦級[1]。
概要
[編集]設計面では、フランス海軍が第二次世界大戦前に建造していたルフィエ級大型水雷艇(Torpilleurs classe Le Fier)およびナチス・ドイツによる改装(同級は全艦が建造途上でドイツ軍に接収、改造のうえで再建造されたが、いずれも竣工しなかった)を元にしており、魚雷による対水上打撃力を重視して装備されていた。しかしこの原設計によって4隻が建造されたのち、1959年から1963年にかけて、#諸元表のとおりに高速対潜フリゲートとして改装されることになり、残り4隻は当初からこの設計で建造された[1]。
諸元表
[編集]駆逐艦 | 高速対潜フリゲート | |
---|---|---|
排水量 | 基準:1,106 t | 基準:1,227 t |
満載:1,474 t | 満載:1,548 t | |
兵装 | 45口径4.1インチ単装砲×3基 | 50口径3インチ単装速射砲×2基 |
80口径37mm連装機銃×2基 | 70口径40mm単装機銃×2基 | |
20mm連装機銃×4基 | - | |
533mm魚雷発射管×6門 | ヘッジホッグ対潜迫撃砲×2基 | |
爆雷投射機×8基 | ||
爆雷投下軌条×2条 | ||
短魚雷落射機×2基 (Mk.32用) | ||
レーダー | n/a | MLA-1B 対空捜索用 |
AN/SPS-5B 対水上捜索用 | ||
AN/SPG-34 砲射撃指揮用 | ||
ソナー | QHB 船底装備式 |
同型艦一覧
[編集]「アリエーテ」は1966年2月25日にガリシア州沿岸で座礁事故を起こして大破したことから、その損傷を修復せずに退役した[1]。
# | 艦名 | 起工 | 竣工 | 退役 |
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D-31 | アウダス Audaz |
1945年9月 | 1953年2月 | 1974年 |
D-32 | オサード Osado |
1945年8月 | 1955年1月 | 1972年 |
D-33 | メテオロ Meteoro ※「アトレビード」(Atrevido)より改名 |
1955年11月 | 1975年 | |
D-34 | フロール Furor |
1960年9月 | 1974年 | |
D-35 | ラジョ Rayo |
1956年1月 | 1974年 | |
D-36 | アリエーテ Ariete |
1961年2月 | 1966年2月 | |
D-37 | テメラリオ Temerario |
1945年7月 | 1964年3月 | 1975年 |
D-38 | イントレピド Intrépido |
1965年3月 | 1982年 | |
D-39 | レランパゴ Relámpago |
1965年7月 | 1975年 |
参考文献
[編集]- ^ a b c Robert Gardiner, ed (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. p. 433. ISBN 978-1557501325
関連項目
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、アウダス級駆逐艦に関するカテゴリがあります。