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アウダス級駆逐艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アウダス級駆逐艦
「イントレピド」艦尾側
「イントレピド」艦尾側
基本情報
種別 駆逐艦
運用者  スペイン海軍
就役期間 1953年 - 1982年
前級 リニエルス級
次級 オケンド級
要目
排水量 基準: 1,106 t
満載: 1,474 t
全長 93.9 m
最大幅 9.4 m
吃水 3.0 m
機関方式 ・3胴式ボイラー×3缶
蒸気タービン×2基
スクリュープロペラ×2軸
出力 30,800 shp
速力 33ノット
航続距離 3,800海里 (14kt巡航時)
燃料 290 t
乗員 145名
兵装・電装要目については#諸元表参照
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アウダス級駆逐艦スペイン語: destructores clase Audaz)は、スペイン海軍が運用していた駆逐艦の艦級[1]

概要

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設計面では、フランス海軍第二次世界大戦前に建造していたルフィエ級大型水雷艇Torpilleurs classe Le Fier)およびナチス・ドイツによる改装(同級は全艦が建造途上でドイツ軍に接収、改造のうえで再建造されたが、いずれも竣工しなかった)を元にしており、魚雷による対水上打撃力を重視して装備されていた。しかしこの原設計によって4隻が建造されたのち、1959年から1963年にかけて、#諸元表のとおりに高速対潜フリゲートとして改装されることになり、残り4隻は当初からこの設計で建造された[1]

諸元表

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駆逐艦 高速対潜フリゲート
排水量 基準:1,106 t 基準:1,227 t
満載:1,474 t 満載:1,548 t
兵装 45口径4.1インチ単装砲×3基 50口径3インチ単装速射砲×2基
80口径37mm連装機銃×2基 70口径40mm単装機銃×2基
20mm連装機銃×4基
533mm魚雷発射管×6門 ヘッジホッグ対潜迫撃砲×2基
爆雷投射機×8基
爆雷投下軌条×2条
短魚雷落射機×2基
(Mk.32用)
レーダー n/a MLA-1B 対空捜索用
AN/SPS-5B 対水上捜索用
AN/SPG-34 砲射撃指揮用
ソナー QHB 船底装備式

同型艦一覧

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「アリエーテ」は1966年2月25日ガリシア州沿岸で座礁事故を起こして大破したことから、その損傷を修復せずに退役した[1]

# 艦名 起工 竣工 退役
D-31 アウダス
Audaz
1945年9月 1953年2月 1974年
D-32 オサード
Osado
1945年8月 1955年1月 1972年
D-33 メテオロ
Meteoro
※「アトレビード」(Atrevido)より改名
1955年11月 1975年
D-34 フロール
Furor
1960年9月 1974年
D-35 ラジョ
Rayo
1956年1月 1974年
D-36 アリエーテ
Ariete
1961年2月 1966年2月
D-37 テメラリオ
Temerario
1945年7月 1964年3月 1975年
D-38 イントレピド
Intrépido
1965年3月 1982年
D-39 レランパゴ
Relámpago
1965年7月 1975年

参考文献

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  1. ^ a b c Robert Gardiner, ed (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. p. 433. ISBN 978-1557501325 

関連項目

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