わさお

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わさお
Wasao.jpg
2010年9月撮影
別名・愛称 レオ(旧名)
生物 イヌ
犬種 秋田犬(長毛種)
生誕 2007年夏ごろ
日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
体重 40kg
体長 約1m(平常姿勢の鼻先からお尻)

わさお青森県西津軽郡鰺ヶ沢町に在住する秋田犬(長毛種)。

略歴[編集]

迷い犬であったが、現在の飼い主に保護され、2008年春に旅行記ブロガーメレ山メレ子ブログで紹介され話題になる。2008年7月29日日本テレビの『99プラス』にて、ネットで話題のブサかわ犬(ブサイクだけどかわいい)として取り上げられ広く注目を浴びる。2008年12月10日鰺ヶ沢町観光協会よりわさおTシャツが発売され、迷い犬から始まる町おこしストーリーとしてテレビ・新聞・雑誌などが一斉に取り上げ、広く存在が知られるようになる。

2009年7月最初の写真集「わさお」が主婦の友社から刊行される。2009年8月10日鰺ヶ沢町から特別住民票が発行される。また、同年刊行の現代用語の基礎知識2010年版にtwitterやる夫スーザン・ボイルと並んで解説記事が掲載される。2010年6月26日鰺ヶ沢町の特別観光大使に任命される。2011年2月13日日本ユネスコ協会連盟の「世界遺産活動特別大使“犬”(ワンバサダー)」に任命される[1]。2011年3月5日にはわさおの半生をモデルにし、わさお自身が主演した映画『わさお』が公開された[2]。当初は、ライオンのような毛並みから「レオ」と呼ばれていたが、メレ山メレ子のブログ記事で「わさお」と名付けられ、その後2009年初頭、正式に自治体登録名を「わさお」に改名した。みうらじゅんに気に入られ、2011年には第14回みうらじゅん賞を受賞してトロフィーを受け取っている。

東北地方を中心に東日本大震災に見舞われてから1ヶ月余り経過した2011年4月20日、JR五能線鰺ケ沢駅の観光駅長と、立佞武多(たちねぷた)の館の一日館長を委嘱される[3]

このうち鰺ケ沢駅の観光駅長については任期1年で、同年4月23日から始まった青森デスティネーションキャンペーンの初日に運転された「リゾートしらかみ」の出迎えを皮切りに、不定期ながら、同駅利用客の出迎えなどの任をこなしていた[3][4]。そして、当初の任期が満了となってからも毎年同駅の観光駅長として再委嘱されてきており[注 1]、2015年4月19日に5度目の委嘱を受け[8]、今日に至っている。

2014年10月、同じく秋田犬で青森県黒石市出身の「つばき」〔メス・2歳(当時)〕と同居開始。2015年12月1日には娘「ちょめ」も生まれた[9]。同年11月には自身をあしらったLINEスタンプがリリースされた[10]。 飼い主である菊谷さんの夫を嫌っている。その理由は菊谷さんの夫が亭主関白であった頃、わさおの目の前で菊谷さんを怒鳴ったことを怒っているからだとされている。

映画『わさお』[編集]

わさお
監督 錦織良成
脚本 小林弘利
出演者 薬師丸ひろ子
音楽 海田庄吾
主題歌 薬師丸ひろ子「僕の宝物
撮影 柳田裕男
編集 日下部元孝
製作会社 「わさお」製作委員会
タイムズイン
配給 東映
公開 日本の旗 2011年3月5日
上映時間 116分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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わさお』は、上述の犬を題材にした2011年公開の日本映画。2011年2月26日には青森で先行公開されている。

わさおが元の飼い主と再会するまでが描かれたハートフルドラマ。ストーリー自体はフィクションである。監督は錦織良成で動物映画は初挑戦となる。主演はわさお自身、共演は薬師丸ひろ子で18年ぶりの主演映画となる。青森県鯵ヶ沢町の全面協力により、鯵ヶ沢町内や白神山地でのロケが行われた。

前売券特典は「わさお ぬいぐるみストラップ」「わさお 卓上カレンダー」のどちらかをプレゼント。

キャッチコピーは「あなたに、逢いたい。」「この春、わさおが日本を元気にする!!」。

ストーリー[編集]

白神山地の麓にある小さな漁師町でライオンのような白い捨て犬と出会った菊谷セツ子。沢山の捨て犬を育てていたセツ子は素っ気無い態度の犬に「わさお」と名づけることにした。セツ子はわさおがいつもアキラという少年を見つめていることに気づく。その少年、アキラは母が入院していた病院から戻る途中で熊が出るという白神山中で迷子になってしまう。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

着うた配信の特別編ではわさおバージョンになっており、鳴き声をメロディに合わせサンプリングして歌にしている。また、着うたの収益の一部は日本ユネスコ協会連盟に寄付される。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 青森の地元紙の一つである東奥日報がWeb上にて作成している「わさお」公式ブログ『わさお通信”今日のしっぽ”』に於いて、2011年の初回委嘱以来、翌2012年以降も毎年再委嘱される度にその模様などを記事として掲載してきている[5][6][7]

出典[編集]

  1. ^ 「わさお」日本ユネスコ世界遺産特別大使“犬”に! : 映画ニュース - 映画.com” (2011年2月7日). 2014年11月6日閲覧。
  2. ^ 映画『わさお』公式サイト Sound-icon.svg音量注意[リンク切れ]
  3. ^ a b 駅長と警部と館長と”. わさお通信”今日のしっぽ”. 東奥日報社 (2011年4月23日). 2015年8月25日閲覧。→アーカイブ
  4. ^ 「わさお」観光駅長デビュー”. 弘前どさいぐ?~プチ弘前観光ガイド. 弘前タクシー株式会社 (2011年4月30日). 2015年8月25日閲覧。→アーカイブ
  5. ^ 晴れ男のお出迎え”. わさお通信”今日のしっぽ”. 東奥日報社 (2012年4月1日). 2015年8月25日閲覧。→アーカイブ
  6. ^ 警部と駅長3年目”. わさお通信”今日のしっぽ”. 東奥日報社 (2013年4月21日). 2015年8月25日閲覧。→アーカイブ
  7. ^ 4年目の観光駅長”. わさお通信”今日のしっぽ”. 東奥日報社 (2014年4月20日). 2015年8月25日閲覧。→アーカイブ
  8. ^ わさお観光駅長 駅のホームでお出迎え”. 『広報あじがさわ』No.529. 鰺ヶ沢町政策推進課 (2015年6月). 2015年8月25日閲覧。→アーカイブ
  9. ^ “ハチ公を探して~《4》わさおのルーツ 樺太に”. 読売新聞. (2015年5月5日). http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/feature/CO015831/20150507-OYTAT50082.html 2015年8月27日閲覧。 →アーカイブ
  10. ^ 田中沙織 (2014年11月12日). “あの“ブサかわ犬”わさおが、LINEスタンプになって登場”. RBB TODAY. http://www.rbbtoday.com/article/2014/11/12/125367.html 2015年8月25日閲覧。 →アーカイブ

外部リンク[編集]