大分県道・熊本県道11号別府一の宮線

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主要地方道
Japanese Route Sign Number 1.svgJapanese Route Sign Number 1.svg
大分県道11号標識
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熊本県道11号標識
大分県道11号 別府一の宮線
熊本県道11号 別府一の宮線
主要地方道 別府一の宮線
路線延長 102 km
起点 大分県別府市汐見町【地図
主な
経由都市
大分県由布市
終点 熊本県阿蘇市一の宮町宮地【地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0010.svg 国道10号
Japanese National Route Sign 0500.svg 国道500号
E10 東九州自動車道
Japanese National Route Sign 0210.svg 国道210号
Japanese National Route Sign 0442.svg 国道442号
Japanese National Route Sign 0057.svg 国道57号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

大分県道・熊本県道11号別府一の宮線(おおいたけんどう・くまもとけんどう11ごう べっぷいちのみやせん)は、大分県別府市から熊本県阿蘇市一の宮町宮地に至る県道主要地方道)である。日本百名道の一つで、一部の区間はやまなみハイウェイの愛称で呼ばれている。

概要[編集]

大分県由布市水分峠と阿蘇市一の宮地区を結ぶ区間は、1964年昭和39年)6月25日日本道路公団の管理する有料道路別府阿蘇道路として供用開始され、1994年平成6年)6月25日、料金徴収期間満了に伴い無料開放された[1]。この区間は特にやまなみハイウェイの愛称で呼ばれる。また、同時期に整備された国道57号阿蘇市一の宮地区以西の区間とあわせて九州横断道路の一部となっている。

由布岳九重連山が間近に迫る日本離れした雄大な景観は素晴らしく、特にやまなみハイウェイは、九州で有名なドライブコースとして知られる[2]

路線データ[編集]

歴史[編集]

路線状況[編集]

瀬戸内海に沿って南北に走る国道10号の別府港の近くの九州横断道路入口交点から西向きに走り始める。起点の東側では別府国際観光港と接続している。九州横断道路入口 - 鉄輪温泉 - 坊主地獄間は、国道500号との重複区間である。起点から別府IC入口・堀田三差路交差点までは4車線以上の道路が整備されている。

別府市の扇状地を離れると鶴見岳の南山麓を西に登ってゆき、標高532 mの別府ロープウェイの高原駅に到達する[4]。その後細かいカーブを繰り返しながら城島高原猪の瀬戸湿原を通って標高776 mの由布岳の登山口に達する[5]由布院盆地に下ってきた道路は盆の南縁を通り久大本線南由布駅付近の前徳野交差点で国道210号と交差する。この区間は2車線路として整備されており、所々登坂車線も設置されている。別府・由布院の観光地を結ぶ道路として、由布院盆地中心へ通じる大分県道216号別府湯布院線と共に交通量も多い。

国道210号分岐(南由布橋先交差点)より水分峠付近で再び国道210号と交差するまでの由布市湯布院町川西を通る区間は、現在においても道路の拡張が進んでいない区間である。1車線の狭隘道路で細かいカーブを繰り返しながらの峠への上り道が続く。

水分峠から国道210号を分岐して阿蘇へ向かう道路が、日本有数の絶景ドライブコースとして良く知られる「やまなみハイウェイ」である[6]。由布市の水分峠以南は2車線の道路で整備されていて、飯田高原から瀬ノ本高原までの区間は概ね標高900 m以上の高地に道路が敷かれており、冬期の積雪や路面凍結に注意が必要となる。瀬ノ本高原から城山展望所までは牧場が点在する草原の中を道路が走り、産山村の道路わきには日本では珍しい「牛馬優先」の標識が見える。

大観峰へ向かう「ミルクロード」(熊本県道45号阿蘇公園菊池線ほか)との交点から、カルデラ内部を見下ろす城山展望所を過ぎると、阿蘇山の外輪山をヘアピンカーブが続く道で下ってゆき、阿蘇カルデラ内に到着する。そのまま直進すると豊肥本線宮地駅前の国道57号・宮地駅前交差点で突き当たり、終点となる。

重複区間[編集]

地理[編集]

大分県由布市・やまなみハイウェイ沿いの蛇越展望台から眺めた由布岳と由布院盆地。右側の盆地南岸から右奥へ山裾を登るのが当路線である。
大分県九重町の飯田(はんだ)高原付近。正面は九重山。
やまなみハイウェイ脇の牧場と「牛馬優先」の標識

道路周辺は、別府由布院などの温泉地や、九重連山久住山阿蘇山などの活火山があり、日本有数の観光地が道路周辺に並ぶ。

別府と由布院間にある標高1583 mの由布岳(豊後富士)の麓一帯は草原が広がり、そのなかをなだらかな高速カーブやヘアピンカーブが続く[7]。秋から春にかけて早朝の由布院盆地は霧に覆われるが、由布岳付近にある展望台・狭霧台(さぎりだい)からは、由布院市街の朝霧や夜景を一望でき、10月頃の早朝には雲海に覆われた由布院盆地を見下ろすこともできる[7][8]。湯布院から飯田高原間の約15 kmは針葉樹林帯に囲まれた峠道である[6]

久住山の北に位置する飯田高原では大石原あたりで視界が開けて道路も直線的になる[6]。道路わきにある長者原(ちょうじゃばる)ビジターセンター(標高1041 m)北にある長い直線道路が特に有名で、道路正面に噴煙を上げる久住山九重連山)を見ることができる[9][6]。その南には広い湿原を木道で散策できるタデ原湿原があり、高原の草花を手軽に鑑賞できる[10]。九重連山付近の道路には温泉が点在し、道脇のところどころから湯気が湧き出している。九重連山脇の牧ノ戸峠は、やまなみハイウェイの最高地点(標高1330 m)で[11]、星生山や久住山への登山口となっておりレストハウスもある[12]

瀬の本から阿蘇の外輪山までの間は、ゆるい起伏の草原地帯と広い牧場が続く丘陵地で、正面には阿蘇の山々が望める[13][6]。そして、阿蘇外輪山内部は田園地帯で、阿蘇市一の宮市街地に阿蘇神社がある。道路周辺の地形は個々の場所によって変化に富んでおり、さまざまな景色を見ることができる。

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

交差する道路 都道府県名 市町村名 交差する場所
国道10号
国道500号 重複区間起点
大分県 別府市 汐見町 九州横断道路入口交差点 / 起点
大分県道645号亀川別府線 重複区間起点 石垣東
大分県道645号亀川別府線 重複区間終点 石垣西 春木交差点
大分県道218号別府山香線 御幸 鉄輪温泉入口交差点
国道500号 重複区間起終点 小倉 坊主地獄先交差点
E10 東九州自動車道 大字南立石 11 別府IC
大分県道52号別府庄内線 重複区間起点
大分県道216号別府湯布院線 重複区間起点
大字南立石 堀田三差路交差点
大分県道52号別府庄内線 重複区間終点 大字東山
大分県道216号別府湯布院線 重複区間終点 由布市 湯布院町川上
大分県道617号鳥越湯布院線 湯布院町川南 石松三差路交差点
国道210号 重複区間起点 湯布院町川西 前徳野交差点
国道210号 重複区間終点 湯布院町川西 南由布橋先交差点
国道210号 重複区間起点 湯布院町川西
国道210号 重複区間終点 湯布院町川西 水分峠交差点
大分県道537号湯平温泉線 玖珠郡 九重町 田野
大分県道710号田野野上線 田野
大分県道621号田野庄内線 田野 飯田高原交差点
大分県道621号田野庄内線 田野 長者原交差点
大分県道40号飯田高原中村線 大字湯坪瀬の本
一般自動車道 久住高原ロードパーク 竹田市 久住町大字久住
国道442号 熊本県 阿蘇郡 南小国町 大字満願寺
熊本県道40号南小国波野線 産山村 田尻
熊本県道45号阿蘇公園菊池線 阿蘇市 一の宮町手野
熊本県道213号内牧坂梨線 重複区間起点 一の宮町三野
熊本県道213号内牧坂梨線 重複区間終点 一の宮町三野 古城交差点
熊本県道110号阿蘇一の宮線 一の宮町宮地 阿蘇神社入口交差点
国道57号 一の宮町宮地 宮地駅前交差点 / 終点

脚注[編集]

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  1. ^ やまなみハイウェイが無料化”. 大分県 (1994年7月1日). 2013年4月6日閲覧。
  2. ^ 須藤英一 2013, pp. 160-163.
  3. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  4. ^ 月刊九州王国編集部 2013, p. 94.
  5. ^ 月刊九州王国編集部 2013, p. 92.
  6. ^ a b c d e 中村淳一編 2018, pp. 126–127.
  7. ^ a b 須藤英一 2013, pp. 158–159.
  8. ^ 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 128.
  9. ^ 須藤英一 2013, pp. 160–163.
  10. ^ 月刊九州王国編集部 2013, p. 46.
  11. ^ 須藤英一 2013, p. 162.
  12. ^ 月刊九州王国編集部 2013, p. 38.
  13. ^ 須藤英一 2013, pp. 162–163.

参考文献[編集]

  • 月刊九州王国編集部『ゆったり行こう!九州山歩きガイド』メイツ出版、2013年。ISBN 978-4-7804-1320-5
  • 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく『絶景ドライブ100選[新装版]』松井謙介編、学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日。ISBN 978-4-05-610907-8
  • 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2
  • 『日本の絶景ロード100』中村淳一編、枻出版社、2018年4月20日。ISBN 978-4-7779-5088-1

関連項目[編集]