コンテンツにスキップ

「ケイン・ヴェラスケス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
70行目: 70行目:
* 2006年、当時ヴェラスケスが無名だった時に、[[アメリカン・キックボクシング・アカデミー|AKA]]で[[ポール・ブエンテロ]]のトレーニングパートナーを務めた。そこで、当時プロ総合格闘技のトップ戦線で活躍していたブエンテロをスパーリングでもレスリングでも圧倒し、この頃から既にヴェラスケスは総合格闘家としてのポテンシャルを発揮していた<ref>http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-921.html</ref>。
* 2006年、当時ヴェラスケスが無名だった時に、[[アメリカン・キックボクシング・アカデミー|AKA]]で[[ポール・ブエンテロ]]のトレーニングパートナーを務めた。そこで、当時プロ総合格闘技のトップ戦線で活躍していたブエンテロをスパーリングでもレスリングでも圧倒し、この頃から既にヴェラスケスは総合格闘家としてのポテンシャルを発揮していた<ref>http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-921.html</ref>。
* 総合格闘家になる前は[[ナイトクラブ]]の[[セキュリティ]]の仕事をしていた<ref>https://matome.naver.jp/m/odai/2139867772137363901?page=11</ref>。
* 総合格闘家になる前は[[ナイトクラブ]]の[[セキュリティ]]の仕事をしていた<ref>https://matome.naver.jp/m/odai/2139867772137363901?page=11</ref>。
* 自身の[[体重|ウエイト]]に関して、240lbs(108kg)がベストの状態だと語っており、本人曰く「240lbsより重いと、動きが少し遅くなる」という。
* 自身の[[体重|ウエイト]]に関して、240lbs(108kg)がベストの状態だと語っており、本人曰く「240lbsより重いと、動きが少し遅くなる」という<ref>http://kakuchu.blogspot.jp/2013/10/blog-post_16.html?m=1</ref>


== 戦績 ==
== 戦績 ==

2017年12月29日 (金) 12:31時点における版

ケイン・ヴェラスケス
基本情報
本名 ケイン・ラミレス・ヴェラスケス
(Cain Ramirez Velasquez)[1]
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
メキシコの旗 メキシコ
生年月日 (1982-07-28) 1982年7月28日(41歳)
出身地 カリフォルニア州サリナス
所属 アメリカン・キックボクシング・アカデミー
身長 185cm
体重 110kg
リーチ 196cm
階級 ヘビー級
バックボーン レスリング
テーマ曲 Los Mandados
(ビセンテ・フェルナンデス)
テンプレートを表示

ケイン・ヴェラスケスCain Velasquez1982年7月28日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家メキシコ系アメリカ人。カリフォルニア州サリナス出身。カリフォルニア州サンノゼ在住。アメリカン・キックボクシング・アカデミー所属。元UFC世界ヘビー級王者。UFC世界ヘビー級ランキング4位。ケイン・ベラスケスとも表記される。

オールアメリカンに2度輝いたレスリング・テクニックと無尽蔵のスタミナ、パンチ力は1012kgという強烈な打撃[2][3]を武器にして高いKO率を誇り、全勝のままUFC世界ヘビー級王者に輝いた。

来歴

メキシコからの不法移民であった父親とアメリカ人の母親の間に生まれる。サリナスで生まれた後はアリゾナ州ユマで育つ[4]

コファー高校時代はレスリングアメリカンフットボールで活躍。

高校を卒業した後はアイオワ・セントラル・コミュニティカレッジに入学し、2002年にはレスリングでNJCAA王者になる。その後、アリゾナ州立大学に転入し、NCAAディヴィジョン1でオールアメリカンに2度選出された。アリゾナ州立大学時代はCB・ダラウェイライアン・ベイダーとチームメイトだった[5]

2006年10月7日、Strikeforceでプロデビューを果たした。

2007年12月15日、世界ノーギ柔術選手権に出場し、青帯ペサディシモ級と無差別級で優勝。

UFC

2008年4月19日、UFC 83UFCデビュー。ブラッド・モリスにTKO勝利を収めた。7月19日、UFC Fight Night: Silva vs. Irvinジェイク・オブライエンにTKO勝利し、UFC2連勝となった。

2009年2月7日、UFC Fight Night: Lauzon vs. Stephensでデニス・ストイニッチにTKO勝利を収め、ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[6]。6月13日のUFC 99シーク・コンゴに3-0の判定勝ち[7]。10月24日、UFC 104ベン・ロズウェルと対戦し、TKO勝ちでUFC5連勝となった[8]

2010年2月20日、オーストラリア・シドニーで開催されたUFC 110のメインイベントでアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対戦。1R2分20秒、右ストレートからのパウンドで失神KO勝ち[9]。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2010年10月23日、UFC 121のメインイベントでブロック・レスナーの持つ世界ヘビー級王座へ挑戦。レスナーをストレートや膝蹴りで攻め立て、1RでパウンドによるTKO勝ちを収め王座獲得に成功した[10]。また、この試合でノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[11]

2011年11月12日、1年ぶりの復帰戦となったUFC on FOX 1のUFC世界ヘビー級タイトルマッチでジュニオール・ドス・サントスに右フックでKO負けを喫し王座陥落した。

2012年5月26日、UFC 146アントニオ・シウバと対戦。グラウンドの肘打ちで大流血に追い込み、パウンドでTKO勝ちを収めた。

2012年12月29日、UFC 155のUFC世界ヘビー級タイトルマッチでジュニオール・ドス・サントスと再戦。1Rに右ストレートでダウンを奪うと、以降はスタンド・グラウンドともに終始圧倒し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年5月25日、UFC 160のUFC世界ヘビー級タイトルマッチでヘビー級ランキング4位のアントニオ・シウバと再戦し、1RTKO勝ちを収め王座の防衛に初成功した。

2013年10月4日、レアンドロ・ヴェレイラよりブラジリアン柔術黒帯を授与された[12]

2013年10月19日、UFC 166のUFC世界ヘビー級タイトルマッチでヘビー級ランキング1位のジュニオール・ドス・サントスと3度目の対戦。終始ドス・サントスを圧倒し、最終RにTKO勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した。

2015年6月13日、1年8か月ぶりの復帰戦となったUFC 188の世界ヘビー級王座統一戦で暫定王者ファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦。1,2Rにおいて打撃で圧倒され、3Rテイクダウンをすると同時にギロチンチョークを極められ一本負けを喫し王座陥落した。

2016年2月6日のUFC 196 Werdum vs Velasquez 2 にて昨年のUFC 188で王座陥落した時の相手、ファブリシオ・ヴェウドゥムとの再戦が決定するも負傷欠場。(後日、代役でスタイプ・ミオシッチがヴェウドゥムと対戦決定するもヴェウドゥムも負傷欠場したために中止となった)[13]

2016年7月9日、UFC 200でヘビー級ランキング7位のトラヴィス・ブラウンと対戦。バックスピンキックでぐらつかせた後、パウンドで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

ファイトスタイル

185cmとヘビー級においては小柄ながらも、どのファイターにも勝る強靭なフィジカルと卓越したレスリング技術を持つ。また、常にプレッシャーをかけ続け、強烈かつスピーディーな打撃で相手を翻弄する。テイクダウンからのグラウンド&パウンドも武器であり、UFC 146アントニオ・シウバ戦では、試合開始早々にテイクダウンを奪い、パウンドと肘打ちで終始圧倒し、シウバを大流血に追い込んだ。また、ヘビー級随一である無尽蔵のスタミナを誇り、5Rマッチにおいても終盤まで常に動き続ける。

人物・エピソード

  • 胸にBROWN PRIDE(メキシコ系の誇り)とタトゥーを入れている。また、右脇腹にはグアダルーペの聖母のタトゥーを入れており、これは母親の教えに因んだものである[14]
  • ヘビー級では圧倒的な強さだと言われているが、負傷欠場が多く、ジュニオール・ドス・サントス戦とファブリシオ・ヴェウドゥム戦の敗北はいずれも怪我明けの試合であった[15]
  • 2011年、サッカー選手のクリスチアーノ・ロナウドと面会して親好を深めた[16]
  • メキシコ系アメリカ人のため、英語とスペイン語の2ヵ国語を話すことができる。
  • ファイターの中でも特に落ち着いた性格であり、試合前に対戦相手を挑発するようなことは全くしない。本人は「トラッシュトークは俺のスタイルではない」と語っている[17]
  • 2006年、当時ヴェラスケスが無名だった時に、AKAポール・ブエンテロのトレーニングパートナーを務めた。そこで、当時プロ総合格闘技のトップ戦線で活躍していたブエンテロをスパーリングでもレスリングでも圧倒し、この頃から既にヴェラスケスは総合格闘家としてのポテンシャルを発揮していた[18]
  • 総合格闘家になる前はナイトクラブセキュリティの仕事をしていた[19]
  • 自身のウエイトに関して、240lbs(108kg)がベストの状態だと語っており、本人曰く「240lbsより重いと、動きが少し遅くなる」という[20]

戦績

総合格闘技 戦績
16 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
14 12 0 2 0 0 0
2 1 1 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
トラヴィス・ブラウン 1R 4:57 TKO (パウンド) UFC 200: Tate vs. Nunes 2016年7月9日
× ファブリシオ・ヴェウドゥム 3R 2:13 ギロチンチョーク UFC 188: Velasquez vs. Werdum
【UFC世界ヘビー級王座統一戦】
2015年6月13日
ジュニオール・ドス・サントス 5R 3:09 TKO(スラム→パウンド) UFC 166: Velasquez vs. dos Santos 3
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2013年10月19日
アントニオ・シウバ 1R 1:21 TKO(右ストレート→パウンド) UFC 160: Velasquez vs. Bigfoot 2
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2013年5月25日
ジュニオール・ドス・サントス 5分5R終了 判定3-0 UFC 155: dos Santos vs. Velasquez 2
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2012年12月29日
アントニオ・シウバ 1R 3:36 TKO(パウンド) UFC 146: dos Santos vs. Mir 2012年5月26日
× ジュニオール・ドス・サントス 1R 1:03 KO(右フック→パウンド) UFC on FOX 1: Velasquez vs. dos Santos
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2011年11月12日
ブロック・レスナー 1R 4:12 TKO(パウンド) UFC 121: Lesnar vs. Velasquez
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2010年10月23日
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 1R 2:20 KO(右ストレート→パウンド) UFC 110: Nogueira vs. Velasquez 2010年2月20日
ベン・ロズウェル 2R 0:58 TKO(スタンドパンチ連打) UFC 104: Machida vs. Shogun 2009年10月24日
シーク・コンゴ 5分3R終了 判定3-0 UFC 99: The Comeback 2009年6月13日
デニス・ストイニッチ 2R 2:34 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Lauzon vs. Stephens 2009年2月7日
ジェイク・オブライエン 1R 2:02 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Silva vs. Irvin 2008年7月19日
ブラッド・モリス 1R 2:10 TKO(パウンド) UFC 83: Serra vs. St-Pierre 2 2008年4月19日
ジェレマイア・コンスタント 1R 4:00 TKO(パウンド) BodogFight: Clash of the Nations 2006年12月16日
ジェシー・フュージャルシク 1R 1:58 TKO(パウンド) Strikeforce: Tank vs. Buentello 2006年10月7日

獲得タイトル

  • 第15代UFC世界ヘビー級王座(2010年)
  • 第17代UFC世界ヘビー級王座(2012年)

表彰

  • ブラジリアン柔術 黒帯
  • レスリング NCAAオールアメリカン(2回)
  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト(3回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・イヤー(2010年)
  • SHERDOG ファイター・オブ・ザ・イヤー(2010年)
  • SHERDOG ビートダウン・オブ・ザ・イヤー(2013年)

出演

CM

脚注

関連項目

外部リンク

前王者
ブロック・レスナー
第15代UFC世界ヘビー級王者

2010年10月23日 - 2011年11月12日

次王者
ジュニオール・ドス・サントス
前王者
ジュニオール・ドス・サントス
第17代UFC世界ヘビー級王者

2012年12月29日 - 2015年6月13日

次王者
ファブリシオ・ヴェウドゥム