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伊藤若冲『芦雁図』 18世紀。
雁を図案化した日本の家紋(二つ雁金)

(がん、かり)(異字:鴈)とは、カモ目カモ科水鳥の総称。枕詞は「遠つ人」

大きさはカモより大きく、ハクチョウより小さい。

東西で狩猟の対象であったが、日本では急速な減少から保護鳥の対象となった。現在は禁猟。

日本ではマガンカリガネヒシクイなどが生息し、北海道宮島沼宮城県伊豆沼などに冬鳥として飛来する。宮城県の県鳥でもある。家紋の雁金紋(かりがねもん)として図案化され、小串氏、柴田氏真田氏などの使用がある。

家禽はガチョウ(鵞鳥)と呼ばれる。

雁が登場する作品

  • 屋根の上のサワン
    • 井伏鱒二
    • だれかに鉄砲で撃たれたサワン(雁)を見た「私」は治療をし家で飼う事になったが、逃げてしまいそうになり、羽を切ったり太らせたりして飛ばせないようにしたが、サワンは自由に飛んでいた3羽の雁を見てうらやましくなり結局逃亡してしまったという話。
  • 大造じいさんとガン
    • 椋鳩十
    • 一部の教科書に掲載される作品。(小学5年)
  • ニルスのふしぎな旅
    • セルマ・ラーゲルレーヴ
    • ひょんな事から妖精に小さくされた悪童のニルスが、野生の雁の群に付き従い越冬地のラップランドへ向かう家禽のガチョウ(モルテン)に乗って旅をする児童文学。またそれを元にした日本のアニメーション作品。
  • グース
    • 主人公が母の死よりカナダに来て、カナダガンを育てる。

関連項目

鳥の一般名の記事

カタカナ名の記事が自然科学的な内容を中心とするのに対し、一般名の記事では文化的な側面や人との関わりなどについて解説する。