谷岡郁子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kitakamibot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月12日 (土) 15:46個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (bot: WP:BOTREQ#accessyear・accesssdate に年と月日が分割して記入されている閲覧日の修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

日本の旗参議院議員 谷岡 郁子
生年月日 (1954-05-01) 1954年5月1日(70歳)
出身地 大阪府
出身校 神戸芸術工科大学大学院 修了
学位・資格 博士(芸術工学)
前職 至学館大学学長
所属委員会 文教科学委員会委員
世襲
選出選挙区 愛知県選挙区
当選回数 1回
所属党派 民主党
党役職 愛知県参議院選挙区第4総支部長
会館部屋番号 参議院議員会館406号室
ウェブサイト 谷岡チャンネル.com
テンプレートを表示

谷岡 郁子(たにおか くにこ、1954年5月1日‐)は、日本政治家民主党所属の参議院議員至学館大学学長東海テレビ国際基金理事。

略歴

主張・政策

  • 教育問題と少子化対策に力を入れており、高等教育の無償化や少子化対策への予算の増額を主張している。一方、防衛については予算削減を主張している。
  • 2008年1月、在日韓国人等に参政権を付与することを目的とする「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」に参加。
  • 2008年3月25日の文教科学委員会で、留学生に対する厚遇政策と、日本人学生に対する冷遇政策に苦言を呈した。「日本の親たちの教育費の負担がどんどん大きくなっているのに、留学生には大盤振る舞い」「日本の留学生の受入れの割合は相変わらず中国人が中心」「現在、GDPで日本に追い付こうとしている中国。一億人の富裕層が現れてきていると言われている中国。中国人に対する、そして留学生に対する日本の政府の恩恵というものは今後も必要なのか」と述べ、外国人留学生よりも日本人学生を優遇するべきと主張した。
  • 2009年5月、民主党代表選挙で鳩山由紀夫の推薦人となる。
  • 2010年3月13日、参議院予算委員会で、全国の気象予報士の中で気象大学校の出身者が1割にも満たないと指摘し、税金の無駄になっていると主張した。(気象予報士は「気象庁以外のもの」が予報をするときの国家資格である。また、気象大学校は気象庁の幹部技術職員を養成するところで、民間企業に務める気象予報士を養成するところではない。)
  • 2010年3月16日に参議院文部科学委員会で、東京都が審議中の青少年健全育成条例改正案について触れ、「漫画・アニメにまで、際限なく規制を広げるのはコンテンツ産業の萎縮に繋がる」と、実際にコミックス・コードを作ったことでコミック産業が打撃を受け、衰退したアメリカの例を引き合いに出し、この種の規制については慎重な議論をすべきであるとの主張を行った。
  • 2010年5月17日、東京都青少年健全育成条例改正を考える会が主催した緊急シンポジウム「どうする!? どうなる? 都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える」に出席した[1]

小沢一郎との関係

  • 2006年6月6日、小沢一郎と国会で面談し、出馬の意向を打診されるが、民主党県連が希望者を広く募る選考方法を決めたことに反発。「応募しない」とする記者会見を開いた[2]。しかし、小沢の説得により、8月24日に小沢同伴の記者会見を開き、民主党から出馬することを表明した。
  • 2009年3月12日、西松建設の巨額献金事件で小沢一郎の公設秘書が逮捕されると、党本部に駆け付けて小沢を激励し、民主党の代表を続投するよう直訴した[3]
  • 2010年2月12日、収支報告書への虚偽記載事件で世論の厳しい批判を受けていた小沢一郎幹事長を激励するため、バレンタインチョコレートを手渡した[4]

外交関連

  • 2008年8月、参議院議員会館で開催された『「慰安婦」問題解決へ 8.7院内集会』に参加。なんとしても被害者の生きているうちに日本に謝罪させたいと挨拶した[5]
  • 2009年、第171回国会で国連の自由権規約委員会が従軍慰安婦に対して日本政府に謝罪と補償などを行うよう求める勧告したことを受け、「国際社会を納得させる対応を準備しているのか」と質問した[6]
  • 2009年2月3日に開催された民主党外交防衛部門会議において、同党の長島昭久により提案され、党幹事長(当時)の鳩山由紀夫も「政権交代の暁に、積極的、前向きに検討する」と明言していたソマリア沖の海賊対策のための自衛隊派遣に関連して、「まず民間船舶会社の自己責任と国の責任の区別をきちっとすべきだ」と発言し、海賊被害は民間船舶会社の自己責任との持論を展開し、同問題における民主党のまとまりのなさを示すとともに、自民党議員からは「民主党はいまごろ『海賊って何だ』という議論をしていて、大丈夫なのか」と批判された。

普天間基地問題

  • 米外交専門誌による普天間基地問題に関する記事で、谷岡は鳩山首相に米国への強硬姿勢を取らせるように仕向けている左翼議員(a left-wing backbencher)として紹介されている[7]
  • 2009年10月、普天間基地問題について話しあうため訪米。米国の国務省高官が「民主党幹部の一人が合意通り進めることに賛同した」と述べると、「私はその幹部より頭がいい」と反発し、米国側を困惑させた[8]

発言

  • 2010年6月12日、Twitterで「宮崎県の農業研究所(?)の職員が口蹄疫蔓延のきっかけになった農場でバイトをしていたという噂が流れている。宮崎県がこれを隠蔽して、声高に国の責任を叫んだということだが本当なのだろうか? 責任論より対策論が元気になって欲しい[9]」と、口蹄疫で宮崎県の対応に問題があるかのようなコメントをつぶやいた。しかし、宮崎県に「農業研究所」という名の機関は存在しないことから、これを読んだTwitterの利用者から「無責任なデマ」「口蹄疫蔓延のきっかけを宮崎県のせいにしている」と反論コメントが殺到して炎上東国原英夫宮崎県知事もTwitterで谷岡の発言に「農業研究所って一体どこですか?[10]」と谷岡にコメントの詳細を求める事態となった。谷岡はその後前述のTwitterコメントを削除した上で、「あくまで『うわさがある』ということを言っただけ。そんなことをせんさくする暇があったら、対策を急いだ方がいいという意味」と釈明コメントを出した[11]
  • 2010年10月21日、参議院外交防衛委員会で!「日本の反中デモは自制して中国とウィンウィンになることを目指すべき」「中国「漁船」船長の拘留延長をしたことが間違い」「日本人は尖閣程度のことで騒いでいるが中国に遺棄化学兵器を大量に残すような侵略をしてきた。自国のしたことを忘れているのでは?」などと参議院で発言し、物議を醸している。

学長として

レスリング部硬式野球部創設、「女子大」の名称を残したままでの男女共学化などで話題を呼んだ。硬式野球部の試合では自ら球場に足を運び、喫煙しながら相手選手や審判に野次を飛ばし、主審から注意されるという場面も見られた[12]

著書

  • 「子育ては究極のレクリエーション」(徳間書店刊、1991年)

関連項目

脚注

外部リンク