西宮一民
西宮 一民(にしみや かずたみ、1924年7月18日 - 2007年5月6日)は、日本の国文学者・国語学者。皇學館大学元学長。勲三等旭日中綬章。博士(文学)(京都大学、1994年)(「古事記の研究」)。奈良県桜井市出身。生家は談山神社の社家。
経歴
- 1942年 奈良県立奈良中学校卒業
- 1944年 神宮皇學館大學予科修了、神宮皇學館大學古典科専攻入学。同時に陸軍特別幹部候補生となる
- 1946年 神宮皇學館大學退学、京都帝国大學文学部転入学。澤瀉久孝に師事
- 1949年 京都大学文学部卒業、京都大学大学院入学、近畿大学附属高等学校教諭
- 1952年 帝塚山学院短期大学講師
- 1954年 京都大学大学院退学、帝塚山学院短期大学助教授
- 1962年 皇學館大学教授
- 1994年 皇學館大学学長
- 2000年 皇學館大学退職、皇學館大学名誉教授。勲三等旭日中綬章受章。
- 2007年 呼吸不全のため死去(82歳)。正五位。
著書・編著
- 『近畿方言調査簿』(近畿方言学会 1954年)
- 『住吉大社神楽歌考証』(住吉大社 1962年)
- 『新年歌会始歌集』(保育社 1963年)
- 『時代別国語大辞典・上代編』(三省堂 1967年)、共編著
- 『日本上代の文章と表記』(風間書房 1970年)
- 『万葉集研究法1』(皇學館大学出版部 1971年)、共著
- 『古事記』(桜楓社 1973年)
- 『日本書紀・風土記』(角川書店 1977年)
- 『古事記』(新潮日本古典集成)(新潮社 1979年)
- 『万葉集全注 巻第3』(有斐閣 1984年)
- 『古語拾遺』(岩波書店 1985年)
- 『上代祭祀と言語』(桜楓社 1990年)
- 『上代の和歌と言語』(和泉書院 1991年)
- 『古事記の研究』(おうふう 1993年)
- 『日本語をいとおしむ』(西宮学長を囲む会 1994年)
- 『日本書紀』(全3巻、新編日本古典文学全集)(小学館 1994年- 1998年)、共編著
- 『古事記の言葉 古事記研究大系10』(高科書店 1995年)
- 『現代神道研究集成1古典研究編』(神社新報社 1998年)、共編著
- 『古事記の研究史』(古事記研究大系2)(高科書店 1999年)、共著
- 『藤井寺市史 各説編』(藤井寺市役所 2000年)、共編著
- 『上代語と表記』(おうふう 2000年)、編著