第1スパッヒ連隊 (フランス軍)
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第1スパッヒ連隊 | |
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創設 | 1943年 |
所属政体 | フランス |
所属組織 | フランス陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 騎兵 |
兵種/任務 | 偵察軽戦車 |
人員 | 約1,000名 |
所在地 |
ドローム県 ヴァランス |
標語 |
faire face ne crains que dieu (事に臨んでおそるべきは神のみ) |
上級単位 | 第6軽機甲旅団 |
戦歴 |
第二次世界大戦 第一次インドシナ戦争 アルジェリア戦争 湾岸戦争 |
第1スパッヒ連隊(だいいちスパイれんたい、1er régiment de spahis:1er RS)は、ドローム県ヴァランスに駐屯する、第6軽機甲旅団隷下のフランス陸軍の軽戦車連隊である。
兵種は機甲、伝統的区分は騎兵である。
スパッヒとは、旧北アフリカ植民地における現地民騎兵のことである。(スィパーヒーを参照)
沿革
[編集]- 1914年:リョーテ将軍の命によりスパッヒ連隊が新編された。マルヌ会戦で勇名を馳せる。
- 1917年:オリエント軍団の一員としてバルカン半島に派遣される。ドナウ川付近にて墺軍と交戦。
- 1920年:シリアに派遣。叛徒鎮定に従事する(~1927年まで)。
- 1940年:シリアにおいてヴィシーフランス軍と交戦、一時シリアから撤退する。
- 1941年:自由フランス軍に編入、シリア戦を終了後エリトリアへ移動、カレン会戦に参加、伊軍と交戦。
- 1942年:エル・アラメイン会戦に参加。
- 1943年:チュニジアにて独軍と交戦。
- 1944年:パリ、ストラスブールの解放戦に参加。
- 1962年:アルジェリア戦争終結。これにより北アフリカの植民地部隊は解散されることとなったが、ド・ゴール大統領の計らいにより、一部の連隊名称が残されることとなった。
- 1961年:モロッコ、インドシナ、アルジェリアと歴戦を歩み続けた連隊は逐次中隊単位で、西ドイツシュパイアーに移駐する。
- 1984年:シュパイアーから、ヴァランスに移駐。
- 1991年:湾岸戦争において、「ダゲ(若鹿-Daguet)」作戦で活躍。
- 1999年:第6軽機甲旅団の隷下となる。
最新の部隊編成
[編集]- 連隊本部
- 本部管理中隊
- 管理支援中隊(武器・車両・通信の整備など)
- 教育中隊
- 予備騎兵訓練中隊
- 第1中隊 - AMX-10RC
- 第2中隊 - AMX-10RC
- 第3中隊 - AMX-10RC
- 第4中隊 - AMX-10RC
定員
[編集]- 連隊の人員構成は、約1,000名からなる。
- AMX 10 RCを48両、約200台の車両を装備する。
主要装備
[編集]- GIAT BM92-G1
- FA-MAS
- FR-F2
- AAT-F1
- AA-52
- 12.7mm重機関銃
- ERYX
- ミラン
- HOT
- AMX-10RC
- VAB
- VAL
- P4
- TRM 2000
- TRM 10000
- GBC 180