福原義春

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福原 義春(ふくはら よしはる、1931年3月14日 - )は日本実業家資生堂名誉会長。

人物

資生堂創業者・福原有信の孫。有信の五男・信義の長男として東京に生まれる。慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校から1953年慶應義塾大学経済学部卒業後、資生堂入社。1978年取締役外国部長、1987年社長、1997年会長を経て、2001年より現職。

東京都写真美術館館長、企業メセナ協議会会長(前理事長)、日仏経済人クラブ日本側議長、日伊ビジネスグループ日本側議長、世界らん展日本大賞組織委員会会長など公職多数。銀座通連合会前会長、日本広告主協会前会長なども務めた。近々では、公益法人制度改革に関する有識者会議座長をつとめる。慶應義塾評議員

趣味は洋ランの栽培、写真など。主な受章は、旭日重光章、フランス共和国レジオンドヌール勲章グラン・トフィシエ章、名誉都民[1]など。レジオンドヌール帯勲者会日本支部会長も務める。財界屈指の文人肌として知られ、文化経済学メセナについての著書を多く執筆している。特に現代詩への造詣が深く、現代詩花椿賞の創設に関わっている。角川財団学芸賞選考委員。

著書

  • 企業は文化のパトロンとなり得るか 求龍堂 1990.12
  • 100の蘭 文化出版局 1991.12
  • 多元価値経営の時代 東洋経済新報社 1992.6 (トップが語る21世紀)
  • 文化は熱狂 対談集 潮出版社 1995.3
  • 生きることは学ぶこと 風に聞き時に学ぶ ごま書房 1997.4 のちパンドラ新書
  • 「無用」の人材、「有用」な人材 “老荘"に学ぶ転換期を生きぬく知恵 祥伝社 1997.10
  • 部下がついてくる人 体験で語るリーダーシップ 日本経済新聞社 1998.10 のち文庫 
  • 蘭学事始 集英社 1998.12
  • 金の舌銀の味 この人この味このお店 マガジンハウス 1999.2
  • 日々是「好食」 マガジンハウス c2000
  • メセナの動きメセナの心 求龍堂 2000.8
  • 会社人間、社会に生きる 中公新書 2001.2
  • 福原義春の講演 変化の時代と人間の力 慶應義塾大学出版会 2001.11 のちウェッジ文庫(副題を正題に)
  • 101の蘭 文化出版局 2004.2
  • 猫と小石とディアギレフ 集英社 2004.11
  • 「自分らしい仕事」があなたを変える! 仕事にちょっと悩んだとき読むヒント 青春出版社 2005.12
  • ぼくの複線人生 岩波書店 2007.3
  • だから人は本を読む 東洋経済新報社 2009.9
  • 私は変わった変わるように努力したのだ 求龍堂 2010.6
  • 季節を生きる 毎日新聞社 2010.11
  • ステイヤンゴロジーで人生は輝く! マガジンハウス 2010.12
  • 100人で語る美術館の未来 慶應義塾大学出版会 2011.2
  • 「福縁伝授」聞いてもらいたい独り言 集英社 2011.2
  • 本よむ幸せ 求龍堂 2013.2

共編著

  • 森毅・福原義春らくらく対談 ええ加減が仕事の極意 明日香出版社 1993.12
  • 森毅・福原義春いきいき対談 柔らかい生き方をしよう 明日香出版社 1994.2
  • 〈福原義春サクセスフルエイジング対談シリーズ〉求龍堂
  • 自然と生きる、自然に生きる フローレンス西村 1996.11
  • 10歳の輝き、100歳の青春 加藤タキ 1996.11
  • 美しい暮らし、変わりゆく私 真行寺君枝 1996.11
  • 時代の風を吹かせ、自らが楽しむ 石津謙介 1997.1
  • 旅に生きる、時間の職人 永六輔 1997.3
  • 100着の衣装に、100通りの人生を ワダエミ 1997.3
  • 出会いに生きる、八十七歳の青春 森岡まさ子 1997.7
  • 僕は映画の伝道師 淀川長治 1997.7
  • 壊すこと、創ること 山本耀司 1997.11
  • 動物が好き、人間が好き 増井光子 1997.11
  • 「美しい暮らし」を探す旅人 浜美枝 1998.12
  • 「不良少女」からコスモポリタンに 金美齢 1998.12
  • 舞台美術は一瞬の輝き 朝倉摂 1998.3
  • アマゾンに学ぶ、「我ら地球家族」 山口吉彦 1998.3
  • 至福の時は「オペラ人」 佐藤しのぶ 1998.5
  • ともに学ぶ、ともに遊ぶ 小池千枝 1998.8
  • 花と語り、虫と遊ぶ 熊田千佳慕 1998.8
  • 静かな男の大きな仕事 下河辺淳 1999.4
  • グッドスマイルグッドライフ 渡辺貞夫 1999.4
  • 私は、高齢時代のプロデューサー 佐橋慶女 1999.4
  • 書字が教えてくれる 石川九楊 2000.4
  • 触れることが脳を育む、人を育む 大島清 2000.3
  • 老いとは何か 多田富雄 2001.2
  • 「超」思考法 自分の頭で考えろ 加藤諦三,濤川栄太共著 扶桑社 1997.7
  • 文化経済学 池上惇,植木浩共編 有斐閣ブックス 1998.11
  • 文化資本の経営 これからの時代、企業と経営者が考えなければならないこと 文化資本研究会共著 ダイヤモンド社 1999.10
  • 対話 私たちが大切にしてきたこと ルチアーノ・ベネトン ダイヤモンド社 2002.2
  • 解はひとつではない グローバリゼーションを超えて 樺山紘一共編 慶應義塾大学出版会 2004
  • 市民活動論 持続可能で創造的な社会に向けて 後藤和子共編 有斐閣 2005.4
  • 企業経営 ロングインタビュー 稲盛和夫 読売ぶっくれっと 2005.6

[参考文献] 福原義春著「美」(-----*より引用)

脚注

  1. ^ [1]