砂丘
砂丘(さきゅう)とは、風によって運ばれた砂が堆積して出来た丘状の地形である。
概要
砂が十分あり、風が強く、乾燥しているところに出来やすい。北海に面するイギリスやデンマークの海岸では町が数十年から数百年かけて複数の砂丘に埋められたり、砂丘の移動したあとに数百年前の町が現れたりすることがある。
砂丘の形状や規模は、卓越風の強さ、砂の供給量、地盤の原形、植物の植生などによって決定される[1]。
砂丘は歴史的には、牧場、マツの植林による松脂採集、果樹園、魚介類の干場、競馬場などとして利用されてきた[1]。
分類
- 縦砂丘・横砂丘
- 砂丘は卓越風に平行に形成される縦砂丘と直角に形成される横砂丘がある[1]。
- 堆積砂丘・侵食砂丘
- 砂丘は堆積砂丘と侵食砂丘に分類される[1]。
- 移動砂丘・固定砂丘
- 砂丘は固定の有無によって、固定されていない移動砂丘と固定されている固定砂丘に分類される[1]。
- 灰砂丘・白砂丘
- 砂丘は植物の有無によって、植物に覆われている灰砂丘と植物のない白砂丘に分類される[1]。
代表的な砂丘
日本の砂丘
- 猿ヶ森砂丘(別名:下北砂丘、青森県)
世界の砂丘
- デューン45 (en:Dune 45) (ナミビア)
- メルズーガ (en:Merzouga) (モロッコ)
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その他
- 1970年に公開されたイタリア映画『砂丘』。ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。
- フランク・ハーバートのSF小説『デューン/砂の惑星』の原題"Dune"も「砂丘」の意。