澤井啓夫

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澤井啓夫
本名 同じ
生誕 (1977-03-14) 1977年3月14日(47歳)
日本の旗 日本愛知県豊橋市
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家絵本作家
活動期間 2000年 -
ジャンル 少年漫画ギャグ漫画
代表作 ボボボーボ・ボーボボ
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澤井 啓夫(さわい よしお、本名同じ1977年3月14日[1][2] - )は、日本漫画家愛知県豊橋市出身[1][2]。男性[1]。血液型B型[1][2]

代表作は『ボボボーボ・ボーボボ』。

経歴

赤マルジャンプ』2000年WINTERにおいて、読み切り漫画「山中臭活劇」でデビュー。

『赤マルジャンプ』2000年SUMMERで読み切りギャグ漫画ボボボーボ・ボーボボ」を掲載。同作は『週刊少年ジャンプ』2000年46号、47号での読み切り掲載を経た後、2001年12号から2007年31号まで約6年半連載された。その間、同作はハドソンより7度のテレビゲーム化、また2003年11月8日よりテレビ朝日系列でテレビアニメ化されるなど多メディア展開されたヒット作となる。

週刊少年ジャンプ』2008年42号から不良ギャグバトル漫画「チャゲチャ」を連載開始。全8話。

2008年下半期、劇画村塾小池一夫に師事。

2009年、わくわくキッズブック(集英社)のシリーズの一つとして「キラリンチョシリーズ」の執筆を開始した。またプレイステーション・ポータブル用ソフト『ファンタシースターポータブル2』のコスチュームデザインを手掛けた。

2011年、『最強ジャンプ』創刊号から「ふわり!どんぱっち」を連載開始。

人物

作品中で『週刊少年ジャンプ』の他作品『キン肉マン』や『ドラゴンボール』『アイシールド21』や『魔人探偵脳噛ネウロパロディを多く行っている。他の作品とのコラボレーションに熱心であり、『DEATH NOTE』や『ドラゴンボール』との合作を行ったほか、『超こち亀』において『ジャンプ』現役ギャグ漫画家(澤井啓夫・うすた京介大亜門大石浩二)と『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とのコラボ漫画を企画・実行するなどしている。

2005年7月、名古屋市の病院で『ボボボーボ・ボーボボ』の大ファンである少年(難病である副腎白質ジストロフィーと闘病中)をお見舞いしている。対面は2時間ほどの短い時間であったが、直筆サインをあげたり、単行本を音読で読み聞かせたり、(効果音も含む)2人並んで食事するなどのひとときを過ごした(関連 メイク・ア・ウィッシュ[要出典]

幼い頃から絵が下手であり、小学生の頃からマンガのイラストを描いて見せあっても下手で、高学年になって周りに触発されてオリジナルのものを描き始めても雑で下手な絵であったと回想している[3]。活動当初も「絵が汚い」という自覚の元で漫画を描いていた。ギャグ漫画を描こうと思ったのも「絵が汚くても、ストーリーがめちゃめちゃでも、とにかく笑いを取ればよい」と思ったためである[4]

尊敬する人物として島袋光年をあげている。「たけし」に出会わなければ絶対に漫画家になっていなかったと語っている[5]

作品リスト

  • ボボボーボ・ボーボボ(2001年12号 - 2007年31号、週刊少年ジャンプ)。2006年3号からは、タイトルを『真説ボボボーボ・ボーボボ』に改名(2006年19号の巻頭カラーで発表)。
    • ボボボーボ・ボーボボ? - 澤井啓夫短編集(2002年)
  • 小悪魔コロン、小悪魔コロン2 - ボボボーボ・ボーボボ 奥義87.5爆裂鼻毛真拳の攻略本に掲載(当初は没作品だった)
  • Jスカウトキャラバンのイメージキャラクターのデザインを3回手がけた(『才能くん』『エッシー』『引き手返しヒラメキ無限男爵』)。
  • ボボボーボ・ボーボボ(153話、2004年掲載、原作:澤井啓夫、漫画:小畑健
  • DEATH NOTE(2004年掲載、原作:小畑健、漫画:澤井啓夫)
    • 『週刊少年ジャンプ』の特別企画「ジャンプ・イン・ジャンプ」で行われた小畑健とのコラボレーション企画。澤井が『DEATH NOTE』の、小畑が『ボボボーボ・ボーボボ』の一エピソードをそれぞれ描く。「ボボボーボ・ボーボ本」収録。
  • ドラゴンボール(2004年 - 、週刊少年ジャンプ特別編集GAG Spetial2005掲載、原作:鳥山明、漫画:澤井啓夫) - 真説ボボボーボ・ボーボボ7巻に収録。
  • 首領パッチVSところ天の助(2005年、ジャンプTHE HEROS掲載) - 真説ボボボーボ・ボーボボ7巻に収録。
  • 黒梟(2008年4・5号掲載、週刊少年ジャンプ) - チャゲチャ単行本に収録。
  • チャゲチャ(2008年42号 - 2008年49号、週刊少年ジャンプ)
  • キラリンチョのおばけフェスタ(2009年、わくわくキッズブック
  • ふわり!どんぱっち(2012年1月号 - 、最強ジャンプ

単行本

  • ボボボーボ・ボーボボ(全21巻)
  • 真説ボボボーボ・ボーボボ(全7巻)
  • ボボボーボ・ボーボボ?-澤井啓夫短編集
  • ボボボーボ・ボーボ本
  • チャゲチャ(全1巻)
  • キラリンチョシリーズ(1巻〜)

アシスタント

参考文献

  • まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003、ISBN 4-8169-1760-8
  • 澤井啓夫『ボボボーボ・ボーボボ』第1巻、集英社、2001、ISBN 4-08-873138-7
  • 澤井啓夫『ボボボーボ・ボーボボ?-澤井啓夫短編集』集英社、2002、ISBN 4-08-873248-0

脚注

  1. ^ a b c d まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、181頁
  2. ^ a b c 澤井啓夫 「ボボボーボ・ボーボボ作者自己紹介」『ボボボーボ・ボーボボ 』第1巻、集英社ジャンプ・コミックス〉、2001年、ISBN 4-08-873138-7、32頁
  3. ^ 澤井啓夫『ボボボーボ・ボーボボ?-澤井啓夫短編集』集英社、2002、ISBN 4-08-873248-0、24頁
  4. ^ 『ボボボーボ・ボーボボ? - 澤井啓夫短編集』126頁
  5. ^ 『ボボボーボ・ボーボボ?-澤井啓夫短編集』表紙そで
  6. ^ 『ボボボーボ・ボーボボ』1巻 72頁参照

外部リンク