殺人魚フライングキラー
殺人魚フライングキラー | |
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Piranha II: Flying Killers | |
監督 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | H・I・ミルトン |
製作 |
チャコ・ヴァン・リューウェン ジェフ・シェクトマン トム・フォックス |
製作総指揮 | オヴィディオ・G・アソニティス |
出演者 |
トリシア・オニール スティーブ・マラチャック ランス・ヘンリクセン |
音楽 | スティーヴ・パウダー |
撮影 | ジュールス・ブレンナー |
配給 | コロムビア映画 |
公開 |
1981年12月 1982年10月 1983年6月 |
上映時間 |
84分 94分(全米公開版) |
製作国 | イタリア/ アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
前作 | ピラニア |
殺人魚フライングキラー(さつじんぎょフライングキラー、原題:Piranha II: Flying Killers、アメリカ版タイトル:Piranha II: The Spawning、イタリア版タイトル:Piranha paura)は、ジェームズ・キャメロン監督によるホラー映画である。アメリカとイタリアの合作映画。
概要
アマゾン川などに生息するピラニアの恐ろしさを一般に知らしめた映画『ピラニア』の続編にあたり、低予算で製作されたいわゆるB級映画である。ロケーション撮影はジャマイカで行われた。殺人生物兵器として開発された空を飛ぶ怪魚が、リゾート地を襲うという内容で、ストーリーが大ヒット作品となった『ジョーズ』との類似性を指摘されることが多く、亜流作品のひとつとして見られることもある。前作のピラニアが水からあがれば安全だったのに対して、フライングキラーは空中を飛ぶことができるため、より恐怖が増している。
後に大作映画を多く手がけるジェームズ・キャメロンの初監督作品だが、完璧主義でも知られるジェームズ本人は忘れたい過去として嫌っていると言われており、インタビューでこの作品に触れる話題を出すと激怒するという逸話もある(実際はテレビ番組などでコメントしたことはある)。制作時に監督は、低予算と準備不足などで思うような形で撮影に臨めず、不本意な状態で上映されてしまったため、激怒するほどでないにしろ、あまりいい印象を持っていない作品ではあるという。
ストーリー
カリブ海に浮かぶ島のリゾート地で、観光客が惨殺されるという事件が発生。被害者が増えていく中、危険を察知した海洋学者のアンが、軍が秘密裏に研究開発したピラニアとトビウオをかけあわせた殺人生物兵器フライングキラーの仕業であることを突き止める。アンは市長に警告するものの、市長はこれを無視して観光イベントを強行。フライングキラーの群れはイベントに集まった人々を襲い始める…。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語版1 | 日本語版2 |
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アン | トリシア・オニール | 宗形智子 | 田島令子 |
スティーヴ | ランス・ヘンリクセン | 青野武 | 野沢那智 |
タイラー | スティーヴ・マラチャック | 安原義人 | 田中秀幸 |
クリス | リッキー・ポール・ゴルディン | 塩屋翼 | 菊池英博 |
ラウル | テッド・リチャート | 矢田耕司 | 羽佐間道夫 |
アリソン | レスリー・グレーヴス | 折笠愛 | |
ウィルソン夫人 | アン・ポラック | 沢田敏子 | 吉田理保子 |
ギャピー | アンシル・グロードン | 飯塚昭三 | 筈見純 |
ベル | アルバート・サンダース | 納谷六朗 | |
ベノッチ | フィル・コルビー | 嶋俊介 | |
マル | アーニー・ロス | 池田勝 |
- 日本語版1:初回放送日本テレビ『水曜ロードショー』
- 翻訳:岩佐幸子、調整:切金潤、演出:伊達康将、制作:東北新社
- 日本語版2:初回放送テレビ朝日『日曜洋画劇場』
- 翻訳:徐賀世子、演出:福永莞爾、制作:ニュージャパンフィルム