怒りの葡萄 (映画)
怒りの葡萄 | |
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The Grapes of Wrath | |
監督 | ジョン・フォード |
脚本 | ナナリー・ジョンソン |
製作 | ダリル・F・ザナック |
出演者 | ヘンリー・フォンダ |
音楽 | アルフレッド・ニューマン |
撮影 | グレッグ・トーランド |
編集 | ロバート・L・シンプソン |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1940年1月24日 1963年1月12日 |
上映時間 | 128分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『怒りの葡萄』(The Grapes of Wrath)は1940年に制作されたアメリカ映画。モノクロ。1939年に発表されたジョン・スタインベックの同名小説の映画化。
同年のアカデミー賞ではジョン・フォードが監督賞を、ジェーン・ダーウェルが助演女優賞を受賞、他に5部門がノミネートされた。
概要
およそ原作を忠実に再現しているが、原作の政治的な面は影を潜め、むしろ家族ドラマを前面に出している。
さらに映画の終結部分において、20世紀フォックス社の社長ダリル・F・ザナックが、監督フォードの意図を無視して勝手にママ・ジョードの「民衆はいつでも生き続けるんだよ・・・」とのセリフを付け加えてしまった。
ヘンリー・フォンダ = トム・ジョードについて
原作を読んで深く感銘したフォンダは、どうしてもトム・ジョード役をやりたいと熱望し、そのようなフォンダに対してザナックはトム・ジョード役をエサに7年もの長期契約を提示した。フォンダは長期間縛られることを嫌っていたが、トム・ジョードを演じるという目的のために7年契約を受け入れた。
その結果、映画の影響もあり、フォンダはアメリカを代表するタフ・ガイとみなされるようになったが、反面、スタジオに長期契約で縛られ、俳優として脂の乗った時期を不本意に過ごさざるを得なくなってしまった。
キャスト
- ヘンリー・フォンダ:トム・ジョード(Tom Joad)
- ジェーン・ダーウェル:トムの母(Ma Joad)
- ジョン・キャラダイン:ケーシー(Casy)
- チャーリー・グレイプウィン:(Grandpa Joad)
- ドリス・ボードン:(Rose-of-Sharon Rivers)
主な受賞歴
アカデミー賞
- ノミネート
- アカデミー作品賞:ダリル・F・ザナック
- アカデミー主演男優賞:ヘンリー・フォンダ
- アカデミー脚色賞:ナナリー・ジョンソン
- アカデミー編集賞:ロバート・L・シンプソン
- アカデミー録音賞:エドモンド・H・ハンセン