学校の怪談

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学校の怪談(がっこうのかいだん)とは、学校にまつわる怖い話のこと。

概要

高度経済成長時代、学校建設が急務とされ、安価かつ購入容易な土地を探した結果、「安い土地=人気が無い=墓地の側もしくはかつて墓地であった場所」というケースが少なからず発生した。[要出典]この経緯にその土地固有の伝承や怪奇譚が結びつき、様々なを生んだ。これが「学校の怪談」である。 つまり「学校の怪談」は口承文化の一つであり、分からなさという要素が必ず含まれることからコミュニケーションツールとして脈々と引き継がれていくこととなった[1]

1990年代になると、後述の「七不思議」とともに多くの映画やドラマ、小説、漫画のモチーフとなり、定型化されていった。

「学校の怪談」は「子供の他愛無い戯言」とされる場合も多いが、昨今のそれは旧来の「怖い話」に、時代性を引用することでリアリティを付加される事例も多く、情報の伝播速度の特進化と相まって、地域を巻き込んだ「社会現象」になる事もある。

但し、TV番組「世界の怖い夜」の学校の怪談を検証する特番であるとおり不可解な現象が起こるものがあり、必ずしも噂の類に収まるものではない事が伺える(だからと言ってむやみに検証していいという訳ではない)。

「学校の七不思議」

これらの怪奇譚を7つ集めたものが「学校の七不思議」・「学園七不思議」で、7つ全てを知ってしまうと(または「隠された8つ目を知ると」)不幸が訪れるとされる場合が多い。なお、伝承の総数は必ずしも7つであるとは限らない。

怪談の例

学校の怪談を題材とする作品

以下の作品以外でも、学園もの等の学校を主な舞台とした作品では、エピソードの一つとして七不思議を取り上げることが多い。

書籍

映画

学校のみならず、洞窟・街中・灯台など様々な場所を舞台とした5作品が製作された。

テレビドラマ

関西テレビ系で連続シリーズ及びスペシャル版6本が製作・放送された。

  • 学校の怪談』(1994年1-3月)
  • 『学校の怪談R』(1996年7月)
  • 『同f』(1997年7月)
  • 『同G』(1998年7月)
  • 『同 春のたたりスペシャル』(1999年3月)
  • 『同 春の呪いスペシャル』(2000年3月)
  • 『同 春の物の怪(もののけ)スペシャル』(2001年3月)

携帯配信

ゲームソフト

アニメ

その他

関連項目

  1. ^ 消えた?学校の七不思議 記者、怪談探し25年ぶり母校へ(京都新聞)”. 京都新聞 (2011年12月3日). 2015年6月14日閲覧。