出水神社 (熊本市)

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出水神社

拝殿
所在地 熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1
位置 北緯32度47分30.3秒 東経130度44分4.1秒 / 北緯32.791750度 東経130.734472度 / 32.791750; 130.734472 (出水神社 (熊本市))座標: 北緯32度47分30.3秒 東経130度44分4.1秒 / 北緯32.791750度 東経130.734472度 / 32.791750; 130.734472 (出水神社 (熊本市))
主祭神 細川藤孝卿
細川忠興卿
細川忠利卿
細川重賢卿
社格 旧県社
創建 明治11年(1878年)
例祭 4月22日-24日
10月18日-20日
主な神事 薪能神事(8月第1土曜日)
流鏑馬式(10月20日前後の休日)
地図
出水神社の位置(熊本市内)
出水神社
出水神社
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出水神社(いずみじんじゃ)は、熊本県熊本市中央区水前寺成趣園内にある神社である。熊本藩歴代藩主を祀る神社として、明治時代にかつての家臣らによって創建された。旧社格県社

祭神

熊本藩細川氏の藩祖細川忠利卿とその祖父藤孝卿(幽斎)、父忠興卿、6代藩主重賢卿主祭神とし、それ以外の細川氏歴代藩主(光尚朝臣(2代)、綱利朝臣(3代)、宣紀朝臣(4代)、宗孝朝臣(5代)、治年朝臣(7代)、斉茲朝臣(8代)、斉樹朝臣(9代)、斉護朝臣(10代)、韶邦朝臣(11代)、護久朝臣(12代)の10代)、及び忠興卿(通称ガラシャ)の11柱を配祀する。

由緒

明治11年(1878年)10月7日、旧藩士松井章之らの請願により藩主別邸の跡である成趣園(水前寺成趣園)内に、成趣園全域を社地として創建され、翌12年5月13日に県社に列した。熊本の街はその前年までの西南戦争により焼け野原となっており、その復興にあたり人心の寄り所とするためであった。

社名は水前寺成趣園の池の湧水に因むもので、社紋は細川氏の家紋と同じ細川九曜紋。

敷地内には能楽殿があり、夏祭で奉納される薪能日本で5番目に古い。

境内社

稲荷神社

社宝

関連図書

  • 白井永二・土岐昌訓編集『神社辞典』東京堂出版、1979年、30頁
  • 鈴木喬『熊本の神社と寺院』熊本日日新聞社、1980年、32-33頁
  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、136-137頁

外部リンク