中島哲也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。121.82.165.174 (会話) による 2012年3月29日 (木) 13:28個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎来歴)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

なかしま てつや
中島 哲也
生年月日 (1959-09-02) 1959年9月2日(64歳)
出生地 日本の旗 福岡県
職業 映画監督
ジャンル 映画
主な作品
映画
下妻物語
嫌われ松子の一生
パコと魔法の絵本
告白
 
受賞
日本アカデミー賞

第34回 最優秀監督賞、最優秀脚本賞

『告白』
その他の賞
テンプレートを表示

中島 哲也(なかしま てつや、1959年9月2日 - )は、日本の映画監督CMディレクター

来歴

福岡県生まれ。福岡県立筑紫高等学校明治大学卒業。CM制作会社・日本天然色映画を経て1987年からフリー。

1982年大学在学中に制作した『はの字忘れて』がぴあフィルムフェスティバルで入選。

1988年バカヤロー! 私、怒ってます 第二話 遠くてフラれるなんて』で劇場映画監督デビュー。

CMデビュー作のフジッコ漬物百選では、山口美江の「しばづけ食べたい」のセリフが話題に。以後、サッポロ黒ラベル「温泉卓球」篇など多数のヒットCMを世に送り出しCM界の巨匠として知られるようになる。

映画監督としては『下妻物語』から注目されるようになる。その後もヒット作・話題作を作り続けている。

「プロの役者さんをほめるのは逆に失礼」という信念を持っており、『嫌われ松子の一生』に主演した中谷美紀は、著書で「出演者に厳しい」と、エピソードを披露している。他にも「(泳げないから)プールの深さはどれぐらいですか?」と質問した松たか子に対して「内容のことはともかく、プールの深さしか聞かないのかお前は?」と落胆したり、アヤカ・ウィルソンに逆に現場での態度を説教されるといったエピソードがある。

また「集団でのモノ作りが苦手」「熱気のある現場は嫌い」「重く辛い、胃が痛くなる空気の仕事が好き」であると語り、スタッフが撮影中に笑っている時には「集中力が無い」と注意し、長年一緒に仕事をしているスタッフ達とも仕事以外の話はせず、彼らの私生活も全く知らないという。

AKB48の『Beginner』のPVを監督した際には「ゲームの世界に没頭する若者への警鐘」「痛みを通して生の意味を問う」などのメッセージを込めた作品として仕上げたものの、公開直後「内容がグロテスクすぎる」との声が多かった為に、シングル付属のPVはダンスシーンとメイキング映像で再編集された内容(DVDバージョン)となった。オリジナルについてはレコチョクのみで配信された。(のちに発売されたミュージッククリップ集にはオリジナルが収録された。)

2011年1月19日、『告白』が第83回米アカデミー賞外国語映画賞の第1次選考の9作品に残ったが、最終ノミネート5作品には選ばれなかった。

主な受賞

作品

CM

映画

テレビドラマ

ビデオ

  • Smap Short Films ROLLING BOMBER SPECIAL
  • The Works of Tetsuya Nakashima

PV