パコと魔法の絵本
| パコと魔法の絵本 | |
|---|---|
| PACO and The Magical Book | |
| 監督 | 中島哲也 |
| 脚本 | 中島哲也 門間宣裕 |
| 製作 | 「パコと魔法の絵本」製作委員会 |
| 出演者 | 役所広司(主演) アヤカ・ウィルソン(主演) 妻夫木聡 土屋アンナ 阿部サダヲ 加瀬亮 木村カエラ |
| 音楽 | ガブリエル・ロベルト |
| 撮影 | 阿藤正一 尾澤篤史 |
| 編集 | 小池義幸 |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 105分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 23.6億円[2] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『パコと魔法の絵本』(パコとまほうのえほん、英: PACO and The Magical Book)は、2008年製作の日本映画。
目次 |
[編集] 概要
2004年に全国8都市で公演された後藤ひろひと原作の舞台『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』を、『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』などの監督を手がける中島哲也が、長編日本映画としては初めて3DのフルCGと実写を駆使し、新たな解釈で映像化。
キャッチコピーは「子どもが大人に、読んであげたい物語。」。
[編集] 興行成績
2008年9月13日に日本全国292の劇場で公開され[3]、週末興行成績で初登場2位となった。1位は公開3週目の『20世紀少年 第1章 -終わりの始まり-』が堅守した。客層は男女比26対74で、家族や女性を中心とした広い客層を呼び込み、初日からの連休3日間で382,700人を動員、興行収入467,929,100円を上げた[4]。公開3週目には動員数が100万人に達し、興収は13億円を突破[5]。日本国内の公開年度内最終収益は23.6億円に達した[2]。
[編集] あらすじ
そう遠くはない昔、あるところに変人ばかりが集まる病院があった。
院内一の嫌われ者で偏屈な「クソジジイ」と呼ばれていた大貫は、ある日パコという少女と出会う。彼女にも意地悪に接することしかできない大貫は、紛失した純金のライターをパコが盗んだと誤解して頬を引っ叩き、泣かせてしまう。
翌日、大貫は再びパコと出会うが、パコは大貫のことを覚えていなかった。パコは事故で両親を失い、彼女だけは奇跡的に助かったが、事故の後遺症でたった1日しか記憶を保てないという記憶障害を持っていたのだ。今日起こった出来事は、明日になれば全て忘れてしまう。その翌日も、何事もなかったかのように大貫に近づいて来たパコだったが、彼が自分の頬に「触れた」ことは覚えていた。
パコと接していくうちに彼女の記憶に“何か”を残すことが出来るかもしれない。彼女のために“何か”出来るかもしれない。そう考えた大貫は、パコのために何か自分にできる事はないかと、病院の皆に頭を下げ、一緒にパコの愛読する絵本の演劇をしたいと懇願する。
[編集] キャスト
括弧内はクリスマスの劇中で演じた役名。
- 大貫(ガマ王子) - 役所広司
- 入院患者。浩一のおじで大会社の会長。傲慢で乱暴者。悪態をつき、意地悪ばかりしているため、入院患者からは「クソジジイ」と呼ばれていたが、パコに出会ってから変わっていく。
- パコ - アヤカ・ウィルソン
- 入院患者の少女。交通事故の後遺症で、1日しか記憶が保てない記憶障害を持つ。両親は同じ交通事故で亡くなっている。
- 滝田(サカナ) - 劇団ひとり
- 入院患者。消防車に轢かれて怪我を負った消防士。人命救助を生きがいにしている。
- 龍門寺(ミズスマシ君) - 山内圭哉
- 入院患者。銃の暴発で怪我を負い、入院しているヤクザ。
- 木之元(ガマ姫・ガマ王子の母) - 國村隼
- 入院患者。ジュディ・オング好きのオカマで、子持ち。怪我は治っているが、賠償金を吊り上げるため入院を無理に延ばしている。
- 室町(ザリガニ魔人) - 妻夫木聡
- 薬物依存症の入院患者。自殺癖が強く、その度に入退院を繰り返している。子供の頃は売れっこの子役だったため、大人の俳優になりきれないことを悩んでいる。
- 堀米(ヤゴ) - 阿部サダヲ
- 神出鬼没で掴み所のない謎の入院患者。空気が読めない。なぜ入院しているのかは不明だが、作中での医者 浅野との会話から精神疾患系での入院患者と推測される。
- 浩一(アメンボ・ガマ王子の家来) - 加瀬亮
- 大貫の甥で、雅美の夫。弱気で妻には頭が上がらない(所謂、恐妻家)。
- 雅美(沼エビの魔女) - 小池栄子
- 看護師。浩一の妻で、大貫の甥嫁。悪魔のような性格で、ことあるたびに夫に噛みつく癖がある。金のため大貫に媚びを売る。浩一からは「雅美ちゃん」と呼ばれている。
- タマ子(メダカちゃん) - 土屋アンナ
- 強面で髑髏とバラのタトゥーを入れた、悪魔のような不良看護師。
- 浅野(タニシ) - 上川隆也
- 変装好きの医者。
- 包帯バンド
- 劇中で音楽を演奏する包帯ぐるぐる巻きの入院患者たち。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:鈴木一巳、松本整、鈴木ゆたか、甘木モリオ、石田雄治
- 原作:後藤ひろひと
- 監督:中島哲也
- 脚本:中島哲也、門間宣裕
- 撮影:阿藤正一、尾澤篤史
- ビデオエンジニア:千葉清美
- 照明:高倉進
- 録音:福田伸
- 美術:桑島十和子
- 装飾:西尾共未
- スタイリスト:申谷弘美
- ヘアメイク:山崎聡
- ヴィジュアルエフェクツスーパーバイザー:柳川瀬雅英
- ヴィジュアルエフェクツプロデューサー:土屋真治
- CGディレクター / CGプロデューサー:増尾隆幸
- 編集:小池義幸
- 整音:太斉唯夫
- 音楽:ガブリエル・ロベルト
- 音楽プロデューサー:金橋豊彦
- 製作委員会メンバー:テレビ東京、博報堂DYメディアパートナーズ、デスペラード、東宝、吉本興業、パルコ、ホリプロ、幻冬舎、アミューズソフトエンタテインメント、リクリ、シネバザール、キューブ、テレビ大阪、コロムビアミュージックエンタテインメント、テレビ愛知、テレビ北海道、TVQ九州放送、テレビせとうち
- 制作プロダクション:リクリ
[編集] 主題歌
[編集] 受賞歴
- 2008年 ミュンヘン・アジアフィルムフェスト上映作品に選出[6]
- 2009年 第3回アジア・フィルム・アワード[7]
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- 撮影賞候補
- 美術賞候補
- 視覚効果賞候補
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- 技術賞
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- 最優秀美術賞
- 優秀監督賞
- 優秀主演男優賞
- 優秀音楽賞
- 優秀撮影賞
- 優秀照明賞
- 優秀録音賞
- 優秀編集賞
- 新人俳優賞
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- 映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画 第47位
[編集] その他
- 2008年7月29日に東京都内で行われた完成披露記者会見で、約400万円の制作費をかけて作られた高さ3m、幅4.2mの絵本が登場。「世界最大の飛び出す絵本」としてギネスブックに申請された[11]。
- アニメやコントなどのパロディ要素も随所で見られる。
- 大貫役の役所と浩一役の加瀬は前年、『それでもボクはやってない』で共演を果たしており、木之元役の國村も『合い言葉は勇気』や『THE 有頂天ホテル』で共演を果たした。
[編集] 脚注
- ^ “幸福的魔法繪本”. 星光大道. 2009年2月16日閲覧。
- ^ a b “2008年(平成20年)全国映画概況”. 社団法人日本映画制作者連盟. 2009年2月16日閲覧。
- ^ “『パコと魔法の絵本』も健闘20億確実”. Variety Japan (2008年9月13日). 2008年9月14日閲覧。
- ^ “映画興行成績ランキング 2008年9月13日~2008年9月14日(全国集計)”. goo映画. 2008年9月20日閲覧。
- ^ “映画興行成績ランキング 2008年9月27日~2008年9月28日(全国集計)”. goo映画. 2008年10月7日閲覧。
- ^ “Asia Filmfest 2008”. Asia Filmfest. 2009年4月3日閲覧。
- ^ “Asian Film Awards 2009”. Asian Film Awards. 2009年4月3日閲覧。
- ^ “第63回(08年)毎日映画コンクール 受賞者及び受賞作品 決定!”. 毎日映画コンクール. 2009年4月5日閲覧。
- ^ “第32回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2009年4月3日閲覧。
- ^ “映画館大賞|受賞作品&投票結果 21位〜216位”. 映画館大賞実行委員会. 2009年4月7日閲覧。
- ^ “「パコと魔法の絵本」、役所広司ら完成披露会見”. 文化通信.com (2008年7月30日). 2008年8月1日閲覧。