パコと魔法の絵本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| パコと魔法の絵本 PACO and The Magical Book |
|
|---|---|
| 監督 | 中島哲也 |
| 製作 | 「パコと魔法の絵本」製作委員会 |
| 脚本 | 中島哲也 門間宣裕 |
| 出演者 | 役所広司(主演) アヤカ・ウィルソン(主演) 妻夫木聡 土屋アンナ 阿部サダヲ 加瀬亮 木村カエラ |
| 音楽 | ガブリエル・ロベルト |
| 撮影 | 阿藤正一 尾澤篤史 |
| 編集 | 小池義幸 |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 105分 |
| 製作国 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 23.6億円[2] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| IMDb | |
『パコと魔法の絵本』(ぱことまほうのえほん 英:PACO and The Magical Book)は、2008年製作の日本映画。
2004年に全国8都市で公演された後藤ひろひと原作の舞台『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』を、『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』などの監督で知られる中島哲也が長編日本映画としては初めて3DのフルCGと実写を駆使し新たな解釈で映像化。
公開時のキャッチコピーは「子どもが大人に、読んであげたい物語。」
目次 |
[編集] あらすじ
そう遠くはない昔、あるところに変な人ばかりが集まる病院があった。院内一の嫌われ者だった偏屈なクソジジイの大貫は、ある日パコという少女と出会う。彼女にも意地悪にしか接せられない大貫は、パコが悪事を働いたと誤解して頬っぺたを引っ叩いてしまう。翌日、何事もなかったように大貫に近づいたパコだったが、彼が自分の頬っぺたに「触れた」ことは覚えていた。彼女は両親を失った事故で、自身も一日しか記憶を保てなくなったのに。相手は自分を引っ叩いたのに。クソジジイの大貫なのに。覚えていたのだ! 彼女の記憶に”何か”を残すことが出来るかも?彼女のために”何か”出来るかも?大貫は病院の皆に頭を下げ、一緒にパコの愛読する絵本を演劇として演じてくれと懇願する。
[編集] 興行成績
2008年9月13日に日本全国292の劇場で公開され[3]、週末興行成績で初登場2位となった。1位は公開3週目の20世紀少年が堅守した。客層は男女比26対74で、家族や女性を中心とした広い客層を呼び込み、初日からの連休3日間で382,700人を動員、興行収入467,929,100円を上げた[4]。公開3週目には動員数が100万人に達し、興収は13億円を突破[5]。日本国内の公開年度内最終収益は23.6億円に達した[2]。
[編集] キャスト
括弧内はクリスマス劇中での役名
- 大貫(ガマ王子):役所広司
- 入院患者・浩一のおじ・大会社の会長。傲慢で乱暴者。悪態をつき、意地悪ばかりしているため、入院患者からはクソジジイと呼ばれていたが、パコに出会ってから変わっていく。
- パコ:アヤカ・ウィルソン
- 入院患者。交通事故の後遺症で、1日しか記憶が保たれない記憶障害の少女。両親は同じ交通事故で亡くなっている。
- 室町(ザリガニ魔人):妻夫木聡
- 入院患者。自殺癖が強くその度に入退院を繰り返している。子供の頃は超売れっこの子役だったため、大人の俳優になりきれない事を悩んでいる。薬物依存症。
- 龍門寺(ミズスマシ君):山内圭哉
- 入院患者。銃の暴発(?)で怪我を負い入院しているヤクザ。
- 木之元(ガマ姫・ガマ王子の母):國村隼
- 滝田(サカナ):劇団ひとり
- 入院患者。消防車に轢かれて怪我を負った間抜けな消防士。人命救助を生きがいにしている。
- 堀米(ヤゴ):阿部サダヲ
- 神出鬼没で掴み所のない謎の入院患者。空気が読めない。何のため入院しているのかは不明。
- 浩一(アメンボ・ガマ王子の家来):加瀬亮
- 大貫の甥・雅美の夫。頼りない感じの男。
- 雅美(沼エビの魔女):小池栄子
- 看護師・浩一の妻。悪魔的な性格で、事ある度に夫に噛みつく癖がある。金のため大貫に媚びを売る女。浩一からは雅美ちゃんと呼ばれている。
- タマ子(メダカちゃん):土屋アンナ
- 浅野(タニシ):上川隆也
- 変装好きの医者。
- 木村カエラ
- 劇中で歌う包帯ぐるぐる巻きの入院患者。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:鈴木一巳、松本整、鈴木ゆたか、甘木モリオ、石田雄治
- 原作:後藤ひろひと
- 脚本・監督:中島哲也
- 脚本:門間宣裕
- 撮影:阿藤正一、尾澤篤史
- ビデオエンジニア:千葉清美
- 照明:高倉進
- 録音:福田伸
- 美術:桑島十和子
- 装飾:西尾共未
- スタイリスト:申谷弘美
- ヘアメイク:山崎聡
- ヴィジュアルエフェクツスーパーバイザー:柳川瀬雅英
- ヴィジュアルエフェクツプロデューサー:土屋真治
- CGディレクター/CGプロデューサー:増尾隆幸
- 編集:小池義幸
- 整音:太斉唯夫
- 音楽:ガブリエル・ロベルト
- 音楽プロデューサー:金橋豊彦
- 製作委員会メンバー:テレビ東京、博報堂DYメディアパートナーズ、デスペラード、東宝、吉本興業、パルコ、ホリプロ、幻冬舎、アミューズソフトエンタテインメント、リクリ、シネバザール、キューブ、テレビ大阪、コロムビアミュージックエンタテインメント、テレビ愛知、テレビ北海道、TVQ九州放送、テレビせとうち
- 制作プロダクション:リクリ
[編集] 主題歌
[編集] 受賞歴
- 2008年 ミュンヘン・アジアフィルムフェスト上映作品に選出[6]
- 2009年 第3回アジア・フィルム・アワード[7]
-
- 撮影賞候補
- 美術賞候補
- 視覚効果賞候補
-
- 技術賞
-
- 最優秀美術賞
- 優秀監督賞
- 優秀主演男優賞
- 優秀音楽賞
- 優秀撮影賞
- 優秀照明賞
- 優秀録音賞
- 優秀編集賞
- 新人俳優賞
-
- 映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画 第47位
[編集] その他
- 2008年7月29日に東京都内で行われた完成披露記者会見で、約400万円の制作費をかけて作られた高さ3m、幅4.2mの絵本が登場。「世界最大の飛び出す絵本」としてギネスブックに申請された[11]。
- 有名アニメや有名コントのパロディが随所で見られる。
[編集] 脚注
- ^ "幸福的魔法繪本". 星光大道. 2009年2月16日 閲覧。
- ^ a b "2008年(平成20年)全国映画概況". 社団法人日本映画制作者連盟. 2009年2月16日 閲覧。
- ^ "『パコと魔法の絵本』も健闘20億確実". Variety Japan (2008年9月13日). 2008年9月14日 閲覧。
- ^ "映画興行成績ランキング 2008年9月13日~2008年9月14日(全国集計)". goo映画. 2008年9月20日 閲覧。
- ^ "映画興行成績ランキング 2008年9月27日~2008年9月28日(全国集計)". goo映画. 2008年10月7日 閲覧。
- ^ "Asia Filmfest 2008". Asia Filmfest. 2009年4月3日 閲覧。
- ^ "Asian Film Awards 2009". Asian Film Awards. 2009年4月3日 閲覧。
- ^ "第63回(08年)毎日映画コンクール 受賞者及び受賞作品 決定!". 毎日映画コンクール. 2009年4月5日 閲覧。
- ^ "第32回日本アカデミー賞". 日本アカデミー賞. 2009年4月3日 閲覧。
- ^ "映画館大賞|受賞作品&投票結果 21位〜216位". 映画館大賞実行委員会. 2009年4月7日 閲覧。
- ^ "「パコと魔法の絵本」、役所広司ら完成披露会見". 文化通信.com (2008年7月30日). 2008年8月1日 閲覧。

