モア (アルバム)
『モア』 | ||||
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ピンク・フロイド の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
コロムビア EMI(再発盤) キャピトル | |||
プロデュース | ピンク・フロイド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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ピンク・フロイド アルバム 年表 | ||||
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『モア』(原題:Soundtrack from the Film More)は、ピンク・フロイドが1969年に発表したアルバムである。
ピンク・フロイドは、バルベ・シュローダー監督の映画『モア』の音楽を担当した。本作はそのサウンド・トラックである。バンドが後に発表する大作指向の作品群『原子心母』、『狂気』などとは異なって、本作はブルース、カントリー、フラメンコ調の曲が数多く収録されており、バンドの音楽的ルーツを探る上で興味深い作品である。
バンドは本作の録音に8日間程度しか費やさなかった。これは、収録した曲のいくつかが、既にライブなどで発表した作品を流用したのと、この時期はライブ活動を精力的にこなしていたのでそれほどアルバム収録に時間が割けられなかったためである。
フロイドは、その後再びシュローダーの映画作品のサントラを担当する。それが『雲の影』(1972年発表)である。また、スタンリー・キューブリック監督「2001年宇宙の旅」のサウンド・トラックの依頼があったのは有名な話である。しかし、フロイドは「2001年ー」のサウンドトラックを担当することはなかった。交渉の中で両者の折り合いが付かなかったからである。『モア』のサウンドトラックの話が来たのはこのキューブリックとの仕事がなくなった直後と言われている。
収録曲
- サイラス・マイナー Cirrus Minor (Waters)
- ナイルの歌 The Nile Song (Waters)
- 嘆きの歌 Crying Song (Waters)
- アップ・ザ・キーバー Up The Khyber (Wright, Mason)
- グリーン・イズ・ザ・カラー Green Is The Colour (Waters)
- シンバライン Cymbaline (Waters)
- パーティの情景 Party Sequence (Waters, Wright, Mason, Gilmour)
- 「モア」の主題 Main Theme (Waters, Wright, Mason, Gilmour)
- イビザ・バー Ibiza Bar (Waters, Wright, Mason, Gilmour)
- 「モア」のブルース More Blues (Waters, Wright, Mason, Gilmour)
- クイックシルヴァー Quicksilver (Waters, Wright, Mason, Gilmour)
- スペイン風小曲 A Spanish Piece (Gilmour)
- 感動のテーマ Dramatic Theme (Waters, Wright, Mason, Gilmour)
「グリーン・イズ・ザ・カラー」「シンバライン」は、以後フロイドのコンサートでのレパートリーとなっている。日本では「ナイルの歌」がシングル・カットされた。なお、「シンバライン」の歌詞で、作者のロジャー・ウォーターズが、バンドの活動を続けていくうちに様々なプレッシャーを感じ始めていることを匂わせている。