鬱 (アルバム)
| 『鬱』 | ||||
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| ピンク・フロイド の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | 1987年9月8日 | |||
| ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
| 時間 | 51分19秒 | |||
| レーベル | ||||
| プロデュース | デヴィッド・ギルモア & ボブ・エズリン | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| チャート最高順位 | ||||
| ゴールド等認定 | ||||
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| ピンク・フロイド 年表 | ||||
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『鬱』(うつ)(A Momentary Lapse of Reason) は、1987年に発表されたピンク・フロイドのアルバム。ロジャー・ウォーターズ脱退とバンド再始動をめぐる裁判を経て発売された。新生フロイドの第一弾アルバムとして、大きな注目を集めた作品である。邦題表記は2011年リマスター盤から『モメンタリー・ラプス・オブ・リーズン』に変更された。原題の意味は「一瞬の理性喪失」。
目次 |
活動再開までの道 [編集]
前作『ファイナル・カット』発表後の1985年、ウォーターズが正式にピンク・フロイドを脱退。デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンはバンドの存続を表明。新作のレコーディングに入ることを発表した。
しかし、自分自身こそがピンク・フロイドであると考えていたウォーターズはそのことを認めず、「ピンク・フロイド」という名称を使用しないよう訴え、裁判を起こした。結局は、フロイド側がウォーターズ側に対して使用料を支払うこと、『ザ・ウォール』の権利をウォーターズ側が独占的に保有することなどを条件として和解し、ギルモア主導の形でピンク・フロイドが始動することになった。
アルバム概要 [編集]
ピンク・フロイド名義ではあるが、多くのサポート・ミュージシャンが参加して制作された。主な顔ぶれは、トニー・レヴィン(ベース)、カーマイン・アピス(ドラム)、ジム・ケルトナー(ドラム)などである。それまでの大作主義やコンセプト思考は捨て、いずれもコンパクトな楽曲が並んでいる。音楽的には1970年代のようなプログレッシブ・ロックへのアプローチが見られる。また、プロデューサーとして名を連ねているボブ・エズリンと『ザ・ウォール』(1979年)以来のタッグを組んでおり、新生フロイドのサウンド・メイキングに貢献している。
作詞を担当していたウォーターズがいなくなり、バンドのリーダーとなったギルモアが詞も書くことになったが、それまで詞をあまり書いてこなかったので大いに苦労したという。作詞に関しては元スラップ・ハッピーでロジャーに似たシニカルで批判的な詩作を行うアンソニー・ムーアの協力を仰ぐことで解決した。
この時点ではデヴィッド・ギルモアとニック・メイスンの2人がバンドの正式なメンバーだった。リチャード・ライトはサポート・ミュージシャン名義でツアーに参加している。当時は否定したものの、後にギルモアは当時メイスンとライトはレコーディングではほとんど演奏しておらず、自分と参加したミュージシャンの演奏によるものだと認めている。
アルバム・ジャケット [編集]
このアルバムからストーム・ソーガソン(ヒプノシス)がピンク・フロイドのジャケット・デザインに復帰。ジャケットの「ベッドの川」は、CGではなく実際に700以上のベッドをイギリスのデボン州ソーントン・サンドの海岸に並べたものである。
ソーガソンによると、ようやく大量のベッドを並び終えたと思ったら雨が降り出し、慌ててベッドを回収して、もう一度並べ直すはめになったという。このときのことを振り返り「悪夢だったよ」と話している。
評価 [編集]
ギルモア主導のフロイドに対して、ロジャー・ウォーターズはこのアルバムを「非常に精巧に作られたピンク・フロイドの贋作」と切り捨てた。ローリング・ストーン誌など、否定的に捉えるメディアも多かった。
しかし、アルバムは全英・全米3位という大ヒットを記録した。アルバム発表後のワールド・ツアーも成功を収め(後にライブ盤とビデオも発売)、好評だったことから追加公演が決定し、1989年までロング・ツアーを行った。また、1988年には3度目の来日公演を果たしている。現在のところ、ピンク・フロイドとしては最後の日本公演となっている。
収録曲 [編集]
- 生命の動向 Signs Of Life
- 幻の翼 Learning To Fly
- 戦争の犬たち The Dogs Of War
- 理性喪失 One Slip
- 現実との差異 On The Turning Away
- 空虚なスクリーン/輪転 Yet Another Movie/Round And Around
- ニュー・マシーン PART 1 A New Machine (Part 1)
- 末梢神経の凍結 Terminal Frost
- ニュー・マシーン PART 2 A New Machine (Part 2)
- 時のない世界 Sorrow
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