ミャンマーの行政区画
ミャンマーは7つの管区(タイン)と7つの州(ピーネー)から構成される。
エーヤワディ管区が最も人口が多く、ヤンゴン管区が最も人口密度が高い、カヤー州が最も人口が少ない。面積はシャン州が最も広く、ヤンゴン管区が最も狭い。
州(State)と管区(Division)は「郡(District)」に分割される。郡は「町(Township)」に分割される。町は「区(Ward)」や「村(Village Tract)」に分割される。
行政区画
2001年12月31日時点での行政区画の数。
No. | 州/管区 (State/Division) |
州都/首府 (Capital) |
郡 (District) |
町 (Township) |
市/町 (City/Town) |
区 (Wards) |
村郡 (Village Groups) |
村 (Villages) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | カチン州 | ミッチーナー | 3 | 18 | 20 | 116 | 606 | 2630 |
2 | カヤー州 | ロイコー | 2 | 7 | 7 | 29 | 79 | 624 |
3 | カレン州 | パアン | 3 | 7 | 10 | 46 | 376 | 2092 |
4 | チン州 | ハッカ | 2 | 9 | 9 | 29 | 475 | 1355 |
5 | ザガイン管区 | ザガイン | 8 | 37 | 37 | 171 | 1769 | 6095 |
6 | タニンダーリ管区 | ダウェー | 3 | 10 | 10 | 63 | 265 | 1255 |
7 | バゴー管区 | バゴー | 4 | 28 | 33 | 246 | 1424 | 6498 |
8 | マグウェ管区 | マグエ | 5 | 25 | 26 | 160 | 1543 | 4774 |
9 | マンダレー管区 | マンダレー | 7 | 31 | 29 | 259 | 1611 | 5472 |
10 | モン州 | モーラミャイン | 2 | 10 | 11 | 69 | 381 | 1199 |
11 | ラカイン州 | シットウェ | 4 | 17 | 17 | 120 | 1041 | 3871 |
12 | ヤンゴン管区 | ヤンゴン | 4 | 45 | 20 | 685 | 634 | 2119 |
13 | シャン州 | タウンジー | 11 | 54 | 54 | 336 | 1626 | 15513 |
14 | エーヤワディ管区 | パテイン | 5 | 26 | 29 | 219 | 1912 | 11651 |
合計 | 63 | 324 | 312 | 2548 | 13742 | 65148 |
歴史
イギリス統治時代
1900年に、ミャンマーはイギリス領インド帝国の州として下ビルマと上ビルマの2つの行政区画に分割された。下ビルマの首府はラングーン、上ビルマの首府はマンダレーであった。下ビルマは、アラカン、イラワジ、ペグー、テナセリムの4つに分割されていた。上ビルマは、メイッティーラ、ミンブ、ザガイン、北連邦シャン州、南連邦シャン州、ワの6つに分割されていた。
1922年10月10日、Bawlake、Kantarawaddy、Kyebogyiのカレニー州は、連邦シャン州の一部になった。1940年にミンブ管区はマグウェに改名した。メイッティーラがマンダレー管区の一部となった。
独立後
独立して、1948年1月4日にチン丘陵はアラカン管区からチン州として分離した。そしてマンダレー管区のミッチーナ、バモー地区がカチン州となった。 テナセリム管区のAmherst、Thaton、Toungoo地区がカレン州となった。カレニー州は連邦シャン州から分離した。連邦シャン州とワ州は合併してシャン州となった。
1952年、カレニー州はカヤー州に改名。1964年ラングーン管区がペグー管区から分離(ペグー管区の首府をペグーに変更)。さらに、カレン州はKawthule州に改名された。
1974年、ネ・ウィンの政権後、チン管区は州に改名し、首府もファラムからハッカに移った。Kawthule州は再びカレン州に改名された。モン州がテナセリム州から分離した。モン州の首府はモ-ルメイン、テナセリム州の首府はタボイになった。さらにラカイン管区が州となった。
参考文献
- (財)自治体国際化協会(編)『ASEAN諸国の地方行政』(PDF版)、2004年