マッスル牧場classic
マッスル牧場classic(マッスルぼくじょうクラシック)は、テレビ埼玉より2007年10月3日から12月26日まで、毎週水曜日深夜2時から放送されていたテレビ番組。通称は「MBC」。全13回。
概要
番組は2007年10月3日放送開始。主な出演者はマッスルを主催しているマッスル坂井をはじめ、マッスルにレギュラー参戦しているプロレスラーたちで製作されている。 従来のプロレス番組の形式にとらわれず、バラエティやドキュメンタリー番組的手法を取りつつ、毎回何かしらの形で試合が組まれている。
番組タイトル
タイトルの「classic」は水曜どうでしょうClassicからとられたものである。同局でも放送されている。
放送時間変更
第1回と第2回の放送まで放送開始時間は深夜2時半だったが、第3回放送分からは急遽深夜2時に変更(前進)された。 これは10日から放送される予定だったテレビアニメ「こどものじかん」が事件の影響により中止になったため。
公開収録
2007年10月23日、有料公開収録大会として新宿ロフトプラスワンにてイベントが行われた。 当初、新宿ロフトプラスワン内でのトークイベントだと思われたが、賭けプロレスを行うとの演出上、急遽会場を新宿FACEに変更するという前代未聞なイベントになった。 その為、観客は徒歩で新宿FACEまで歌舞伎町を大移動した。 この日の内容は番組第5回から7回までの3週にわたって放送された。
入場料金は1500円。最初で最後のファンが参加できたイベントであった。
番組内容
目指すは「プロレスの向こう側」
第1回
10月3日放送
- 第1回目の放送は、放送日が10月3日なのに対し納品が9月中旬とあまりに早すぎたため、構成が定まらず道場と出演者紹介のみで、正味約27分中番組本編は約10分で終わってしまうという幕開けとなった。
- (残った分は、マッスル総合演出鶴見亜門とプロデューサー兼レスラーマッスル坂井のトークで穴埋めをした。)
- そのトークも、「尺が足りない」や「エンディングが短すぎる」などかなり無理のあるトークで無理に時間を埋めようとする。
- 結果、エンディングをスローバージョンを3回近く流したり、大喜利を始めたりというかなり無理のあるものになった。
第2回
10月10日放送
- 1回目放送時の次回予告とは全く違った「埼玉に泊まろう」といった内容。
- 埼玉中をさまよった末、ようやくプロレスファンのお宅に泊まらせてもらうことになった男色ディーノとアントーニオ本多はお礼としてプロレス技を披露したが、勢いあまってこの家の主人が大事にしてる皿を割ってしまいそのまま逃亡してしまう。
第3回
10月17日放送
- プロレスファンのお宅で皿を割ってしまい逃亡したディーノとアントンは、知り合いのレスラーペドロ高石さんの家に泊まる事になるが、建設中の高石家に何かが出るという話を聞き、急遽企画変更。なぜか大家健へのドッキリ企画と化してしまう。
第4回
10月24日放送
- SMDK(さいたま未確認動物研究会)の依頼で、荒川に棲息するという未確認生物“アラカワール”の捜索に向かった坂井、酒井一圭、趙雲子龍の三名。数々の苦労の末、アラカワールの捕獲に成功したのだが、なぜかそのアラカワールとのプロレス勝負に……。
第5回
10月31日放送
- 10月23日に新宿ロフトプラスワンで行われた「マッスル公開収録」の前半が放送された。
- いきなり冒頭から、レギュラーメンバーを差し置いてイベントを仕切り始めるDJ急行とセラチェン春山。激怒したマッスル戦士一同は彼らを排除しようとするが、突如二人を助けるため、666から宮本裕向、忍、怨霊が乱入。更には鶴見亜門までもがなぜか666側に寝返り、番組名を「トリプル墓場clasix」に改名すると言い出してマッスル戦士たちの怒りの火に油を注ぐのだが、ロフトのプロデューサーでもある酒井一圭の提案により、事態はマッスル対666のゲーム大会へと発展していく……。
第6回
11月7日放送
- 前回の公開収録の続き。
- 前回の放送で大家健が自殺未遂を起こし、その原因が666の罠による借金苦だと知った坂井たちは、借金を返済すべく、666が賭けプロレス興行を行っていた新宿FACEへと(ロフトの観客ごと)乗り込み、自ら賭けプロレスに参加するのだが…
- 第1試合 藤岡典一VS先輩
- 先輩有利の一方的な試合展開の中、更なるパワーアップのために袋に入ったある液体を吸った先輩の身体に異変が……
- (6回放送では、この試合のみ)
第7回
11月14日放送
- 第1試合に(賭け・試合共に)勝利し、順調に借金返済と番組乗っ取りを阻止出来ると思われていたマッスル軍だったが、続く第2試合のバトルロイヤルではラム会長(小学生)にまさかの敗退。更に第3試合ではせっかくディーノ・アントン組が宮本・忍組に快勝したにもかかわらず、掛け率に目がくらんだ坂井が宮本組に賭けていたため、ディーノらが(文字通り)体を張って手に入れてきた金を失ってしまう。
- 最後の試合に全てを賭けて、怨霊との一戦に挑んだ坂井であったが、その試合中、ライブのリハーサルで欠席だったはずの“666のバカ社長”THE CRAZY SKBが突如乱入してきた……
第8回
11月21日放送
- 藤岡典一が会社を無断欠勤していた。心配した坂井は住所を頼りに藤岡の住むアパートまで押しかけるが、そこにはお笑い芸人をめざすという藤岡とその相方が同居していた。
- 二人はキャッチコピーという漫才コンビを組み、いよいよ初の単独ライブに挑むが……。
第9回
- 三浦726(ナツル)の妻「舞さん」が726の浮気の疑惑を持ち、726に挑むためにプロレス修行を開始する。
- 途中爪が根元からはがれるなどといった事故に見舞われながらも根性で乗り切り726に勝負を挑んだのだが……。
- (三浦726の妻舞さんは、奇しくもこの放送があった日に死去、CSのサムライチャンネル、マッスル生放送で発表)
第11回
- 雑誌「SPA」の取材として男色ディーノの男色48手を特集、相手の大家健は48発もの男色殺法をくらうことに。
- 途中までは順調に進んでいたのだが大家の体に異変が……。
第12回
- 藤岡典一監督による映画『ラ・ジュテ』のパロディ作品。趙雲子龍が毎日見ると言う謎のレスラーに襲われると言う夢、夢の呪縛から逃れるために毎日謎のレスラーと戦い続ける。
第13回
- 腹の贅肉を気にする酒井一圭、マッスル坂井、鶴見亜門の3人がダイエットのために、岡田斗司夫のベストセラー『いつまでもデブと思うなよ』を参照して「食べてやせるダイエット」を実行するも、明らかにダイエットの方法を勘違いしており、色々な場所で三人がとにかく食べまくる。
- 途中からはゲーム性になり、スタート地点からそれぞれに登録してある携帯番号の下2桁目の店で食べるというルールに変わる。
- (例・下2桁が29だった場合、スタート地点(又は途中地点)から車で東京まで走り29件目の店に入るというルール)
出演者
- レギュラー・準レギュラー
- 総合演出鶴見亜門(主に、番組のナレーション及びインフォメーションコーナーを担当)
- プロデューサー兼プロレスラーマッスル坂井
- プロレスラーアントーニオ本多
- ゲイレスラー男色ディーノ
- 中国人プロレスラー趙雲子龍
- プロレスラー大家健
- 某テレビ局社員Mr.マジック
- 社会人レスラーペドロ高石
- 元ガオブラック酒井一圭
- グラス・オブ・メガネ藤岡典一(マッスル構成補佐。元全中チャンピオン)
- 不良レスラー726(マッスル構成補佐。東大卒)
- ゲスト出演
- SMDK会員近藤ゆたか(第4回『空想科学読本』の挿絵等で有名なイラストレーター)
- SMDK会員内藤泰弘(第4回『トライガン』等の作品で有名な漫画家)
- 666「トリプルシックス」宮本裕向(第5回ロフトイベントに出演)
- 666忍(第5回ロフトイベントに出演)
- 666怨霊(第5回ロフトイベントに出演)
- (有)DDTプロレスリング社長高木三四郎(第6回で、なぜか新宿FACEでポーカーゲームをしていた)
- 666先輩(覆面レスラー)(第6回で、闇金融に扮して大家に金を貸し、新宿FACEでの賭けプロレスでは藤岡と対戦した)
- 666小学生レスラーラム会長(第7回放送でバトルロイヤルに勝利)
- 666バカ社長ザ・クレイジーSKB(第7回、火気厳禁の新宿FACEに奇跡を起こした)
実況・解説
FIGHTING TV サムライでのマッスル中継でお馴染みのコンビである。
関連項目
- マッスル(この番組の元となるプロレス興行、一風違ったプロレスが魅力)
- DDTプロレスリング(マッスル坂井や多くのマッスル参加レスラーが所属してるプロレス団体)
- ツルティモ・ドラゴンジム
- 新北京プロレス(チャイニーズプロレスリング)(趙雲子龍が所属してるプロレス団体)
- 百獣戦隊ガオレンジャー(酒井一圭が出演していたテレビ番組スーパー戦隊シリーズ第25弾のガオレンジャー)
- 大日大戦(同じテレ玉で放送されているプロレス番組、大日本プロレスの試合を放送している)
- (かつて大日本プロレスとマッスルの元となったDDTプロレスリングが対抗戦を行ったことがあった。また、マッスルハウス3において、対抗戦に名を借りた緩い親睦会(マッスル坂井談)をやっていたり、度々選手がゲスト出演したりしている)
- DDTプロレス中継 さいたまースラム!(2014年4月よりテレ玉で放送されるDDTプロレスリング中継)