ニューヨークの少年

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ニューヨークの少年
サイモン&ガーファンクル楽曲
収録アルバム明日に架ける橋
リリース1970年1月26日
録音1969年
ジャンルフォークロック
時間3分59秒
レーベルコロムビア・レコード
作詞者ポール・サイモン
作曲者ポール・サイモン
プロデュースロイ・ハリー、ポール・サイモンアート・ガーファンクル

ニューヨークの少年」(原題: The Only Living Boy in New York)は、サイモン&ガーファンクル1970年に発表した楽曲。

概要

1970年1月26日発売のアルバム『明日に架ける橋』に収録された。同年4月、「いとしのセシリア」のB面曲としてシングルカットされた。

二人のバッキング・ボーカルはエコー・チェンバーを用いて録音され、8回ダビングが重ねられたという[1]。参加ミュージシャンは、ジョー・オズボーン(ベース)、ラリー・ネクテル(オルガン)、フレッド・カーター・Jr(ギター)、ハル・ブレイン(ドラムス)。

エヴリシング・バット・ザ・ガールが1993年発売のベスト・アルバム『ホーム・ムーヴィーズ-ザ・ベスト・オブ・エヴリシング・バット・ザ・ガール』でカバーしている。シングルとしても発表され、彼らのバージョンはイギリスでTop 50にチャートインした[2]

アルバムが製作されていた1969年後半、アート・ガーファンクルは映画『キャッチ22』撮影のためレコーディング・スタジオに不在がちであった。"ニューヨークにひとり取り残された" ポール・サイモンの心境が歌詞に反映されている。

ポールとアートは10代半ばのころ「トム&ジェリー」というグループ名で活動していたことがあり、背の高い方のアートが「トム」を名乗っていた。冒頭の「トム、飛行機には時間どおり乗れよ/君の役はうまくいくはず/メキシコまで飛ぶんだ」はそのことをふまえており、事実映画はメキシコでロケ撮影されていた[3]

脚注

  1. ^ Swenson, John. Simon and Garfunkel - A Musical Biography. (1984)
  2. ^ Charlesworth, C. (1997). The Complete Guide to the Music of Paul Simon and Simon & Garfunkel. Omnibus Press. p. 52. ISBN 0-7119-5597-2 
  3. ^ "The Words and Music of Paul Simon", James Bennighof, p. 48, Greenwood Publishing Group, 2007, ISBN 0-275-99163-6