ブックエンド (アルバム)

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ブックエンド
サイモン&ガーファンクルスタジオ・アルバム
リリース 1968年4月3日
録音 1966年9月 - 1968年2月
ジャンル フォークロック
時間 29分13秒
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース ポール・サイモンアート・ガーファンクル、ロイ・ハリー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
サイモン&ガーファンクル 年表
卒業-オリジナル・サウンドトラック
(1968年)
ブックエンド
(1968年)
明日に架ける橋
(1970年)
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ブックエンド』(原題:Bookends)は、サイモン&ガーファンクル1968年に発表したアルバム。通算4作目のアルバム(サウンドトラックは除く)。

解説[編集]

アルバム前半(LPのA面)の7曲は、アメリカの現実をテーマとした組曲となっており[3]、「ブックエンドのテーマ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンと歌入りのヴァージョンに挟まれる形となっている。モーグ・シンセサイザーを使用した「わが子の命を救いたまえ」、ニューヨークロサンゼルスで録音した老人たちの会話を編集したサウンド・コラージュ「老人の会話」等、実験的な音作りがなされた。

後半(B面)のうち「冬の散歩道」「動物園にて」「フェイキン・イット」は既発のシングル曲。「ミセス・ロビンソン」は、映画『卒業』(監督:マイク・ニコルズ)のサウンドトラック・アルバムに初収録され、本作にも1968年2月に録音された新ヴァージョンが収録された。同曲は、本アルバムと同時期にシングルとしてリリースされ、サイモン&ガーファンクルにとって2作目の全米1位獲得シングルとなった。なお、サイモン&ガーファンクルが『卒業』のサウンドトラックを依頼された際、最初に提供しようとしたのは「オーバース」と「パンキーのジレンマ」だったが、マイク・ニコルズの判断により、これら2曲は使用されなかった[4]

本作は、自身も参加したサウンドトラック・アルバム『卒業-オリジナル・サウンドトラック』を追い落とす形で全米1位を獲得、合計7週に渡って1位となった。イギリスでも、サイモン&ガーファンクルにとって初となる1位獲得を果たした[2]

『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、234位にランクイン[5]

収録曲[編集]

特記なき楽曲はポール・サイモン作詞・作曲。1.はインストゥルメンタル

  1. ブックエンドのテーマ - "Bookends Theme" - 0:32
  2. わが子の命を救いたまえ - "Save the Life of My Child" - 2:49
  3. アメリカ - "America" - 3:34
  4. オーバース - "Overs" - 2:14
  5. 老人の会話 - "Voices of Old People" (Paul Simon, Art Garfunkel) - 2:09
  6. 旧友 - "Old Friends" - 2:36
  7. ブックエンドのテーマ - "Bookends Theme" - 1:16
  8. フェイキン・イット - "Fakin' It" - 3:14
  9. パンキーのジレンマ - "Punky's Dilemma" - 2:10
  10. ミセス・ロビンソン - "Mrs. Robinson" - 4:02
  11. 冬の散歩道 - "A Hazy Shade of Winter" - 2:17
  12. 動物園にて - "At the Zoo" - 2:21
    下記2曲は2001年リマスターCDのボーナス・トラック。
  13. 君の可愛い嘘 - "You Don't Know Where Your Interest Lies" - 2:19
  14. 旧友 (未発表デモテイク) - "Old Friends" (Demo) - 2:11

脚注[編集]

  1. ^ Bookends - Simon & Garfunkel : Awards : AllMusic
  2. ^ a b ChartArchive - Simon And Garfunkel
  3. ^ 2001年リマスターCD(SRCS 9857)ライナーノーツ(小倉エージ)
  4. ^ 『文藝別冊 [総特集] サイモン&ガーファンクル』(河出書房新社、2003年、ISBN 4-309-97650-6)p.40-42
  5. ^ 500 Greatest Albums of All Time: Simon and Garfunkel, 'Bookends' | Rolling Stone