ドルチェモア

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ドルチェモア
欧字表記 Dolce More[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2020年2月21日（4歳）[1]
父 ルーラーシップ[1]
母 アユサン[1]
母の父 ディープインパクト[1]
生国 日本の旗 日本（北海道日高町）[2]
生産者 下河辺牧場[1]
馬主 （株）スリーエイチレーシング[1]
調教師 須貝尚介（栗東）[1]
競走成績
生涯成績 2戦2勝[1]
獲得賞金 4032万2000円[1]
（2022年10月8日現在）
勝ち鞍
GIII サウジアラビアRC 2022年
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ドルチェモア（欧字名:Dolce More、2020年2月21日 - ）は、日本の競走馬[1]。2022年のサウジアラビアロイヤルカップの勝ち馬である。

馬名の意味は、甘い（イタリア語）＋もっと[3]。

戦績

2歳（2022年）

8月20日に札幌競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。鞍上に横山和生を迎えて1番人気に推された。レースではスタートを決めて先手を取り、そのまま危なげなく逃げ切り4番人気ランフリーバンクスに3馬身差をつけ優勝した[4]。

続いて10月8日に東京競馬場で行われたGIIIサウジアラビアロイヤルカップに出走[5]。これを控えた追い切りでは、府中牝馬ステークスの2週間前追い切りを行う同厩舎のGI競走3勝馬ソダシの調教パートナーを務めることとなり、ドルチェモアが1馬身半追走[注 1]したところから併入まで持ち込んだ[6]。新馬戦を完勝した父モーリスと母チェッキーノの良血馬ノッキングポイントが単勝1.4倍の支持を集める中、本馬が2番人気に推された[7]。競走では、確たる逃げ馬不在の少頭数戦から7番人気グラニットが大逃げを打つ展開となった[5][7]。本馬は、グラニットから離れた2番手で競走を進め、直線を迎えるとグラニットを強襲[7]。上がり3ハロン33秒4の末脚を繰り出して逃げ粘る同馬をゴール前でを交わし、これに1馬身1/4差をつけ優勝[5][7]。2連勝で重賞初制覇を果たした[7]。須貝尚介調教師は2020年のステラヴェローチェに続く同競走2勝目[5]。須貝は、3着以下を離して入線し、最後まで脚を伸ばしていたこと、また、東京の芝1600メートルの重賞を勝利したことを評価した[注 2][6]。

次走は坂井瑠星騎手との新コンビでの朝日杯フューチュリティステークスへの出走を予定している。[8]

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[9]およびJBISサーチ[10]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭
数		 枠
番		 馬
番		 オッズ
（人気）		 着順 タイム
（上り3F）		 着差 騎手 斤量
[kg]		 1着馬（2着馬） 馬体重
[kg]
2022.08.20 札幌 2歳新馬 芝1500m（稍） 12 5 6 003.90（1人） 01着 R1:32.2（35.6） -0.5 0横山和生 54 （ランフリーバンクス） 480
0000.10.08 東京 サウジアラビアRC GIII 芝1600m（良） 9 7 7 006.80（2人） 01着 R1:33.4（33.4） -0.2 0横山和生 55 （グラニット） 472
  • 競走成績は2022年10月8日現在

血統表

ドルチェモアの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 キングマンボ系
 [§ 2]
父

ルーラーシップ
鹿毛 2007 北海道安平町
父の父
キングカメハメハ
鹿毛 2001 		Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
父の母
エアグルーヴ
鹿毛 1993 		*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
ダイナカール *ノーザンテースト
シャダイフェザー
母

アユサン
鹿毛 2010 北海道日高町 		ディープインパクト
鹿毛 2002 		*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
母の母
*バイザキャット
栗毛 1995 		Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Buy the Firm Affirmed
By the Hand
母系(F-No.) バイザキャット(USA)系(FN:9-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]
  2. ^ [13]
  3. ^ JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]
  4. ^ JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]

脚注

参考文献

注釈

  1. ^ 併走追いでは、通常、格上馬が格下馬を追走する場合が多い[6]。
  2. ^ 日刊スポーツの岡本光男によれば、このコースは、2歳馬にとっては厳しい舞台であるとされる[6]。2020年の同競走を勝ったステラヴェローチェは、その翌年の皐月賞と東京優駿で3着に好走[6]。また、これと同じコースで施行される2020年のアルテミスステークスを勝ったソダシは、続いて阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞を勝利した[6]。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n “ドルチェモア”. JBISサーチ. 2022年10月8日閲覧。
  2. ^ “ドルチェモア”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年10月8日閲覧。
  3. ^ “競走馬情報 - ドルチェモア”. 日本中央競馬会. 2022年10月8日閲覧。
  4. ^ “【札幌5R新馬戦結果】アユサンの仔ドルチェモアが危なげなく逃げ切る”. 株式会社ネットドリーマーズ. https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=206574 2022年10月8日閲覧。 
  5. ^ a b c d 『優駿 Book in Book』2022年12月号、5頁。
  6. ^ a b c d e f 『優駿』2022年12月号、106頁。
  7. ^ a b c d e 『優駿 Book in Book』2022年12月号、6頁。
  8. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年11月9日). “【２歳次走報】ドルチェモアは坂井騎手との新コンビで朝日杯ＦＳへ”. サンスポZBAT!. 2022年11月15日閲覧。
  9. ^ “ドルチェモアの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年10月8日閲覧。
  10. ^ “ドルチェモア 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月8日閲覧。
  11. ^ a b c “血統情報：5代血統表｜ドルチェモア”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月9日閲覧。
  12. ^ a b c “ドルチェモアの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年10月9日閲覧。
  13. ^ “ドルチェモア - 競走馬詳細 - UMATOKU”. 馬トク. 報知新聞社. 2022年10月10日閲覧。

外部リンク

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